日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ その他化学及び周辺業界 医薬(トップ) バイオ(トップ) |
日本経済新聞 2003/5/2
三共の主力薬品、特許切れ 中堅医薬、一斉に後発品
高脂血症薬メバロチン 同成分で2割安く
中堅医薬品メーカー各社が三共の高脂血症治療剤「メバロチン」と同じ成分を使った後発医薬品を相次ぎ発売する。
メバロチン後発品の製造承認を得た主な企業
社名 製品名 東和薬品 マイバスタン錠 沢井製薬 プラバチン錠 日本医薬品工業 メバン錠 大洋薬品工業 アルセチン錠 共和薬品工業 プラバスタチンNa錠 全星薬品工業 メバプラチン錠 辰巳化学 タツプラミン錠 長生堂製薬 メバラチオン錠 東菱薬品工業 メバレクト錠 東洋ファルマー メバロカット錠 サンノーバ リダックM錠 三和化学研究所 メバラス錠
協和発酵、高脂血症薬のバルク供給へ
協和発酵は、高脂血症治療薬プラバスタチンのバルク(原薬)を供給する。
三共のパテントには抵触しないと同社では説明している。
分子標的治療薬
病気に関係がある細胞だけに働きかける機能を持った新しいタイプの治療薬のことです。
日本で販売されている分子標的治療薬
製品名(一般名) | 標的分子 | 対象疾患 | 販売会社 | |||
グリベック(イマチニブ) | BCR−ABLタンパク | 慢性骨髄性白血病 | ノバルティスファーマ | |||
ハーセプチン(トラスツズマブ) | Her−2たんぱく | 乳がん | 中外製薬 | |||
リツキサン(リツキシマブ) | B細胞CD20陽性 | リンパ腫 | 中外製薬 | |||
イレッサ(ゲフィチニブ) | EGF−Rたんぱく | 非小細胞肺がん | アストラゼネカ |
2003/5/19 化学工業日報
独BI、バイオ医薬品でPBIと提携へ
独ベーリンガーインゲルハイムと国内抗体医薬製造・開発受託会社のパシフィックバイオロジックスは、バイオ医薬品生産受託ビジネスで提携する。
http://www.pacbiologics.com/about_us/about_j.html
PBIは日本で初めての抗体医薬の製造・開発受託会社です。東洋紡とニチレイが合弁で設立したFDAのcGMP対応の4000L培養槽(2003年10月稼働予定)をもつバイオ医薬品製造受託機関としては国内最大規模の会社です。
■会社概要
会社名 : 株式会社パシフィックバイオロジックス(略称:PBI) 本社所在地 : 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2-8(東洋紡本社内) 堅田事業所 : 滋賀県大津市堅田二丁目1-1 資本金 : 4億9500万円(出資比率:東洋紡51%、ニチレイ49%) 代表者 : 取締役社長 川村良久 役員 : 取締役6名(東洋紡3名、ニチレイ3名) 従業員 : 30名(東洋紡より28名、ニチレイより2名出向) 事業内容 : 動物細胞培養技術を利用した、医薬品原体の製造・開発の受託 会社設立日 : 2001年11月15日
ニチレイ バイオサイエンス事業
http://www.nichirei.co.jp/bio/biosciences/index.html
バイオサイエンス事業部はニチレイのバイオテクノロジーを技術背景に持つ製品群を製造販売する事業部として1991年に発足しました。現在、当部では、インフルエンザウイルス検出用試薬、各種抗体、In Situ ハイブリダイゼーション試薬、EIAキット、細胞培養、培地、血清、機能性素材等を扱っております。
朝日新聞 2003/6/7
病因たんぱく質を高速に発見 三菱化学子会社が新技術
三菱化学は6日、病気の原因となるたんぱく質を極めて短い期間で発見する技術を開発したことを明らかにした。開発したのは、三菱化学の完全子会社ゾイジーン。
ゾイジーンが開発したのは、愛媛大が開発した早期にたんぱく質を合成する技術と、慶応大と共同で開発した相互作用発見技術を組み合わせたもの。
PET検査(ポジトロン断層撮影)用診断薬事業への進出について
http://www.nmp.co.jp/corpo/index3.htm
日本メジフィジックスは、悪性腫瘍等の早期診断に有用とされるPET検査(ポジトロン断層撮影)用診断薬事業へ、本格的に進出することを決定いたしました。
日本メジフィジックスは、住友化学とアマシャムグループ(英国)の合弁企業で、放射性医薬品のトップメーカーです。
(前略)
放射性医薬品大手の同社は2000年春にPET検査用薬剤の医薬品としての承認を申請。承認を受ける時期は未定だが、医療界でも医薬品としての流通を求める声が高まっており、先行して拠点を整え市場拡大に備える。
2003/08/18
日本メジフィジックス
PET(Positron Emission Tomography)検査用診断薬事業戦略強化について
http://www.nmp.co.jp/corpo/newsrelease/030818.htm
悪性腫瘍の早期診断に有用とされるPET検査(ポジトロン断層撮影)注)用診断薬事業への本格的な進出を決定し、研究開発の促進ならびに製造、供給態勢の整備に取り組んでおります。
この度、本事業の将来的な展開を視野に入れ、エモリー大学(米国ジョージア州)と、新規PET検査用診断薬の開発について、技術導入契約を締結いたしました。また、PET検査用診断薬の供給態勢を一層拡充するために、先に発表した6地点に加え、新たに兵庫県神戸市、神奈川県小田原市の2地点で研究開発、製造拠点を開設することとし、約33億円の追加投資を決定いたしました。
日本イーライリリー社、35億円を投資し西神工場拡張・40人増員
http://www.lilly.co.jp/news/pressrelease/2003/06/23.html
西神(せいしん)工場の製造能力拡張プロジェクトを開始したことを発表
日本経済新聞 2003/6/30
医薬品、患部まで運搬 阪大などの研究チーム ナノカプセル開発
大阪大学、神戸大学などの研究チームは、抗がん剤や治療用の遺伝子を患部に届けるナノカプセルを開発した。
研究チームのメンバーが共同で設立したビークル(岡山市)が大手製薬企業へのライセンス供与などを通じて実用化を目指す。
有限会社ビークル
〒701-1221 岡山市芳賀5303 ORIC 314号室
TEL : 086-251-8216
E-Mail: BEACLE@PO1.ONINET.NE.JP
URL : http://www.beacle.oric.org.jp/dds.html (準備中)
◇ 事業内容 | ||
バイオナノ粒子を用いるドラッグ・デリバリー・システムの開発 | ||
◇ センターでの研究開発内容 | ||
・ | 当社の特色は、B型肝炎ウィルスの外皮タンパク質を遺伝子組み換えにより酵母や動物細胞で生産し、中空のナノ粒子を生産する技術です。 | |
・ | このバイオナノ粒子は、肝臓細胞へ特異的に送達される性質をもっており、粒子内部に遺伝子や薬剤を封入したものを生体内へ注射すると、肝臓細胞へピンポイントで送達させることができます。 | |
・ | 肝臓に由来する疾病を治療する方法の開発を短期目標に掲げ、センターでは試作粒子の製造及び品質管理工程の設定を中心に物質封入技術の改良など、前臨床試験に向けた準備段階の開発を行う予定です。 |
日本経済新聞 2003/7/2
三共 研究開発
日米欧で戦略一本化 委員会設け判断速く
三共は日米欧に分かれていた研究開発の戦略策定機能を一本化する。各国の研究、臨床試験、権利供与などの責任者が参加する委員会を設置。7月以降、毎月委員会を開き、現場の開発計画などに対して継続、打ち切り、重点投資などの判断をする。意思決定を迅速にし新薬の開発速度を上げて国際競争力を向上する。
日本経済新聞 2003/7/5 発表
経皮吸収型テープ製剤 日東電工が米社買収
日東電工は4日、米国の経皮吸収型テーブ製剤メーカーを買収すると発表した。
2003/07/04 日東電工
米国子会社による企業買収に関するお知らせ
http://www.nitto.co.jp/company/release/latest/03_07_04/index.html
米国統括会社:日東アメリカス社を通じて、米国フロリダ州で経皮吸収型テープ製剤を研究開発・製造しているエラン・トランスダーマル・テクノロジーズ社の買収契約書に調印致しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
買収会社の概要
(1) 社名 : エラン・トランスダーマル・テクノロジーズ社
Elan Transdermal Technologies, Inc.(2) 本社所在地 : 米国フロリダ州ミラマ−市
住所: 3250 Commerce Parkway Miramar,FL(3) 代表者 : Thomas Byrnes (4) 事業の内容 : 経皮吸収型テープ製剤の研究開発・製造 (5) 設立 : 1998年 (6) 決算期 : 12月 (7) 資本金 : 106,013.85USドル(2003年3月末時点) (8) 資本関係 : アイルランドの製薬会社:エラン社(Elan Corporation plc)の100%子会社 (9) 年商 : 15,800,000USドル(2002年12月期) (10)従業員数 : 110名 エラン社(親会社)から株式譲渡
Elan Corporation, plc http://www.elan.com/
Elan Corporation, plc (Elan), began in 1969 with a vision: to approach the challenge of drug delivery from an entirely new angleーthat of controlled absorption of a drug by the patient’s body. Over the years, Elan became a world leader in drug delivery and specialty pharmaceuticals.
Today, Elan is a fully integrated biopharmaceutical company, pioneering exciting new research and development in Alzheimer’s disease, Parkinson’s disease, multiple sclerosis, pain management and autoimmune diseases.
日本経済新聞 2003/7/12
新薬販売権
米社に供与 協和発酵、開発・試験段階で
素早く世界市場に投入
協和発酵は自社で発見し臨床試験中の主要な新薬について、米製薬会社などに開発や販売の権利を供与する。臨床試験は段階が進むにつれて費用が膨らむうえに、米欧市場に有力な販売網を持たないためすべて自前で手掛けるのは難しいと判断した。
2001年9月25日 塩野義製薬
アベンティス
クロップサイエンス シオノギ(株)設立のお知らせ
http://www.shionogi.co.jp/contents/tousika/news/detail/010925.htm
アベンティス クロップサイエンス社と塩野義製薬は、現在両社が日本国内で行っているすべての農薬関連事業を統合し、合弁会社「アベンティス クロップサイエンス シオノギ」を2001年10月1日に設立し、営業を開始します。
新会社の概要は次のとおりです。
新会社名 アベンティス クロップサイエンス シオノギ株式会社
(Aventis CropScience Shionogi K.K.)本社所在地 東京都千代田区内幸町1丁目1番1号 インペリアルタワー18階 設立日 2001年10月1日 (営業開始日 10月1日) 資本金 19億7千万円 出資比率 アベンティス クロップサイエンス社 66%、塩野義製薬 34% 代表者 社長 ジャック・デュピュイ(Jacques du Puy)
(現 アベンティス クロップサイエンス ジャパン株式会社代表取締役)事業内容 農薬の研究開発・輸出入・製造販売、防疫薬剤の輸入・製造販売 年 商 280億円(予定) 従業員 202名(アベンティス クロップサイエンス ジャパン131名、シオノギ71名)
海外ジョイントベンチャー設立への基本合意のお知らせ
http://www.shionogi.co.jp/contents/tousika/news/detail/010724.htm
塩野義製薬とグラクソ・スミスクライン社(GSK社)は本日、新規抗エイズ薬及び中枢神経障害治療薬を含む現在臨床試験段階にある数品目の開発・販売を行うジョイントベンチャーを海外に設立することで、基本合意しましたのでお知らせします。
日本経済新聞 2004/9/22
帝国臓器にMBO 米ファンド・ダルトン提案
帝国臓器製薬は21日、米系投資会社のダルトン・インベストメンツから経営陣による企業買収(MBO)の提案を受けていることを明らかにした。ダルトン主導のファンドが発行済み株式全株にあたる2395万8千株を1株1200円、約288億円で買収提案をしている。帝国臓器は「現時点では対応を検討中」としている。
ダルトンは米国で1998年に設立された投資ファンドで、ユシロ化学工業など複数の日本企業に買収を提案、拒絶されている。
2004/9/22 帝国臓器製薬
9月21日の一部報道について
http://www.teikoku-hormone.co.jp/news/news20040922.html9月21日の一部報道で、ダルトン・インベストメンツが、当社発行済み普通株式の100%を、一株あたり1,200円で買い取るとしたマネジメント・バイアウトの提案を行ったとの情報がありました。ここに当社は同日、ジェー・エム・ビー・オー・ファンド(以下、「JMBO」とする)によるマネジメント・バイアウトの提案書を受け取りましたことをお知らせいたします。
当社は、昨年5月よりダルトン・インベストメンツとの2回の面談を行い、当社の業務および財務内容についてのリサーチ並びに当社経営陣によるマネジメント・バイアウトの提案を受けておりました。
しかしながら当社取締役としては、JMBOからの提案につき正式にその意思がない旨ご返答いたして参りました。
この度の本提案に関する当社の考えにつきましては、あらゆる角度から、今後当社に紹介されるであろう提案の詳細内容をあらためて長期的な株主利益の実現の観点から慎重に検討するとともに、その他の戦略的選択肢についても十分に分析・検討した上で、早急に株主の皆様にご案内させて頂きたいと考えております。
2004年9月27日 キリンビール
「医薬フロンティア研究所」の新設について
http://www.kirin.co.jp/company/news/05/040927.html
キリンビール株式会社(社長 荒蒔康一郎)の医薬カンパニー(カンパニー社長 浅野克彦)では、医薬品開発を目的とし、次世代を見据えた長期的な技術開発を行なうための組織「医薬フロンティア研究所」(所長 石田功)を、群馬県高崎市宮原町に2004年10月1日に設立します。
今回の「医薬フロンティア研究所」は、次世代においても、特色ある世界最先端の技術開発を続け、医療の発展に貢献することを目的として設立するものです。今後は、新薬の探索に加え、それに関連する技術開発については医薬探索研究所※で取り組み、当社の既存の研究領域に限定しない長期的な技術開発を「医薬フロンティア研究所」で行なうことで、医療にイノベーションを起こす医薬品創出を目的とした新しい技術を開発することを目指します。
※
当社のパイプライン戦略に基づき、細胞再生医療、細胞免疫療法、抗体医薬、腎臓、創薬化学、染色体工学のグループに分かれ、独自研究及び社外との共同研究等により新規開発候補品の創製を行なっている。
「医薬フロンティア研究所」概要
1.名称 医薬フロンティア研究所
(Pharmaceutical Frontier Laboratory)
2.所在地 群馬県高崎市宮原町3
3.所長 石田功
4.開発分野
次世代創薬を目指した長期的な技術開発
5.研究者数
約15名(2006年中 予定)