日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
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1997/8/20 三菱化学発表                                         Back

インドにおけるPTA(高純度テレフタル酸)事業計画および当社ポリエステル事業戦略について
      
http://www.m-kagaku.co.jp/rel/1997/97082002.htm


<添付資料>
別紙1:
インド・テレフタル酸事業化計画・基礎資料
別紙2:
テレフタル酸事業・製造設備能力(表)
別紙3:
ポリエステル関連事業展開(表)
別紙4:
用語解説
別紙5:
三菱化学ポリエステル原料事業・海外展開(図)
                   *
カナダでのシェル EG事業からは撤退

別紙6:
三菱化学グループ・ポリエステル重合設備拠点(図)
別紙7:
三菱化学−ヘキストのポリエステルフィルム事業・世界3極体制(図)

→ ヘキスト社持分を三菱化学グループが買取

 


(別紙1)インド・高純度テレフタル酸(PTA)事業化計画:基礎資料  

●製 品 名 高純度テレフタル酸(PTA=Purified Terephthalic Acid)
●能   力 35万トン/年
●技   術 三菱化学自社技術
●現地事業会社の社名 MCC PTA INDIA Corp. Private Limited (仮称)
●資 本 金 1.5億 US$ (約170億円)
●現地法人への出資比率
三菱化学   58%
WBIDC    5% (*)
三菱商事    9%
日商岩井    8%
トーメン    5%
住金物産    2%
現地資本ほか   13%
    (*)West Bengal Industrial Development Corporation Limited
   (ウエストベンガル州産業開発公社)
●本 社 ウエスト・ベンガル州カルカッタ
●工 場 ウエスト・ベンガル州 ハルディア工業団地
   (立地場所は別紙略地図の通り)
●着 工 1997年(平成9年)9月 予定
●完 成 1999年(平成11年)末 予定
●エンジニアリング 三菱重工業株式会社
●総投資金額 約3.8億ドル(約420億円)
●従業員数 約600名 (ピーク時の日本人要員48名)

 


(別紙2)●テレフタル酸事業・製造設備能力


97年末段階での世界でのPTA生産能力総計は約1300万トン/年うち三菱化学グループの能力は約220万トン/年で17%の能力シェアこれはAMOCOグループに次いで世界第2位。
アジアで見ると当社グループは25%の能力シェアとなりアジアでは第1位となる。
(当社調査による)

 


(別紙3)●ポリエステル関連事業展開


(別紙4)用語解説

【PET】

 PolyEthylene Terephthalate(ポリエチレンテレフタレート)の略。PETは高純度テレフタル酸(PTA)・エチレングリコール(EG)を主原料として製造されます。
 従来から言葉としてお馴染みの「ポリエステル」も、実はこのPETのことであり、<PET=ポリエステル>と理解いただいて結構です。

【PTA/QTA/DMT】

 当社のテレフタル酸は自社技術で製造されていますが、その製法は2つあります。
 ●工程1 :パラキシレンに酢酸と触媒を混合して、高温高圧条件で空気を吹き込み酸化させて
 ●工程2 :工程1で出来たテレフタル酸を精製し、純度を高める
 上記の二段階の工程を経て製造されるものを当社ではPTA、工程1をより精密なものにして、工程2の精製工程を省略する(一段酸化法)ものをQTAと呼んでいます。
 またPETの原料としてテレフタル酸を使用するかわりにジメチルテレフタレート(DMT)を使用する製法もあり、当社ではDMTの製造も行っております。

【PET=ポリエステルの重合】

 テレフタル酸等+エチレングリコールの重合でPETは製造されますが、用途によって重合の要領が幾分変わってきます。

【フィルム用】 包装材料、オーディオ・ビデオテープのベースフィルムなどに使用されます。

【ボトル用】

 PETボトルでおなじみ。各種飲料水容器、醤油や化粧品などの容器にも使用されています。最近は小型容器の解禁もあいまってPETの用途の中でも需要伸張の著しい分野であります。

【繊維用】 ポリエステル繊維。形状記憶シャツも、ポリエステル繊維でつくられています。

【A−PETシート】

 Amorphous PET Sheet(非晶性PETシート)のこと。
 主に食品容器分野で使用されています。例えばたまごの包装パック、コンビニ・スーパーなどで売られているお総菜を入れた容器など。光沢のある透明性や衝撃強度の部分が評価され、需要を伸ばしております。

【EVOH】 エチレンビニルアルコール共重合樹脂の略称。

 包装材、フィルム、ボトルなどのPET製品にラミネートする形で使用され、ガスバリア性(密閉性)、食品保存性を発揮します


(別紙5)



*
カナダでのシェル EG事業からは撤退


(別紙6)



(別紙7)


(2000/10/2 発表 

三菱化学ポリエステルフィルムグループの発足について
  
 http://www.m-kagaku.co.jp/rel/1998/98100202.htm



合弁会社3社株式の
ヘキスト社持分を三菱化学グループが買い取ることで基本的に合意

日本法人 : 三菱化学ポリエステルフィルム株式会社
         (旧ダイアホイルヘキスト株式会社)
ドイツ法人 : Mitsubishi Polyester Film GmbH
         (旧 Hoechst Diafoil GmbH)
米国法人 : Mitsubishi Polyester Film,LLC
         (旧 Hoechst Diafoil Company)

インドネシアのバクリーダイアホイル社(PT Bakrie Diafoil)は、引き続き三菱化学ポリエステルフィルム社の子会社として運営
 


Canada

FORT SASKATCHEWAN ETHYLENE GLYCOL PLANT, CANADA
     http://www.chemicals-technology.com/projects/saskatchewan/

 

Shell Chemicals Canada Ltd of Calgary spent $300 to $400 million to build an ethylene glycol plant near Fort Saskatchewan, Alberta, Canada in partnership with Mitsubishi Chemicals of Japan.

The chemicals plant will make stylene, PEB co-products, toluene, mono-ethylene glycol (MEG), di-ethylene glycol (DEG), and try-ethylene glycol (TEG).

ETHYLENE GLYCOL FACILITY NEAR SCOTFORD
The plant produces
400,000 tonnes of ethylene glycol annually.

SHELL
S FORT SASKATCHEWAN PRODUCTION PLANT
The Canadian production plant is
100% owned by Shell Chemicals.
The facility
s principal activities consist in Styrene Monomer manufacture and the mono-ethylene glycol (MEG) manufacture.
Mitsubishi, which planned to take a 25% stake in the facility, withdrew from the project.


2009 2 23 日 三菱化学

テレフタル酸事業の事業構造改革について

三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:小林 喜光)は、テレフタル酸事業の事業構造改革を図るため、このたび松山工場におけるテレフタル酸製造プラント及び水島事業所におけるテレフタル酸原料であるパラキシレンの製造プラントの停止並びにテレフタル酸事業に関する本社機能の一部を日本からシンガポールとインドに移転することを以下の通り決定いたしました。

1.松山工場テレフタル酸製造プラント及び水島事業所パラキシレン製造プラントの停止
松山工場テレフタル酸製造プラントは、
1987 7 月に操業を開始し、同工場のテレフタル酸は、ポリエステル繊維やフィルム等の原料として主に国内向けに出荷しております。
一方、水島事業所のパラキシレン製造プラントは、
1968 12 月に操業を開始し、同事業所のパラキシレン全量を松山工場におけるテレフタル酸原料として使用しております。
しかしながら、近年、国内におけるテレフタル酸需要は減少傾向に歯止めがかからず、これまであらゆる観点からの合理化と収益改善努力を続けてまいりましたが、今後の収益向上は困難であると判断したことから今回のプラント停止を決定致しました。停止時期は松山工場テレフタル酸製造プラントについては
2010 12 月、水島事業所パラキシレン製造プラントについては2010 5 月を予定しております。
なお、松山工場は、エイ・ジイ・インタナショナル・ケミカル(株)との運転受委託契約に基づき、イソフタル酸製造プラントの運転を行っておりますが、引き続き本業務は継続してまいります。

2.テレフタル酸事業の本社機能移転
当社のテレフタル酸事業は、需要地立地を基本方針として、海外ではインドネシア、インド、中国及び韓国で展開しており、日本において総括的に事業マネジメントを行ってまいりました。今回、国内プラント停止を決定し、また
2006 年1月に建設に着手したインド(西ベンガル州ハルディア)における最新技術によるテレフタル酸製造プラントが今月末に完工し6 月には商業運転を開始する予定であり、今後とも同事業はアジアを中心とする海外で強化していくこととなります。
これらを機に新たな事業モデルの構築のためビジネスに関する本社機能を本年
6 月目途にシンガポールに、技術に関する本社機能を本年末目途にインド(西ベンガル州ハルディア)にそれぞれ移転し(テレフタル酸事業の最終的な事業責任は日本に残します)、原料購買、販売、技術面等で機動力あるマネジメントを行い、人材のローカリゼーションも行いながら、事業構造改革を一層推進させてまいります。

1. 当社テレフタル酸事業の拠点
 日本(松山)
250 千トン/年 → 2010/12停止
 インドネシア(メラク)
640 千トン/年
 韓国(麗水)
1,700 千トン/年
 インド(西ベンガル州ハルディア)
470 千トン/年 (*)(*:本年2 月末 800 千トン/年の設備の建設工事完成予定)
 中国(浙江省寧波)
600 千トン/年

2. 松山工場 テレフタル酸製造プラントについて
(1)所在地 :愛媛県松山市
(2)工場長 :美濃 一吉
(3)生産能力 :高純度テレフタル酸
250 千トン/年
(4)停止時期 :
2010 12 月予定
(5)その他 :なお、松山工場は、エイ・ジイ・インタナショナル・ケミカル(株)との運転受委託契約に基づき、イソフタル酸製造プラントの運転をしておりますが、引き続き本業務は継続してまいります。

エイ・ジイ・インタナショナル・ケミカルは昭和43年、現三菱ガス化学と現BP社(当時 Amoco Chemical)社の50/50の合弁会社として設立され、長年のイソフタル酸の製造および販売を通してアジアにAGICブランドを確立してまいりまし た。
近年、ボトル用のポリエステル樹脂(PET Resin)や特殊繊維の需要増大にともない、樹脂特性の改質剤として高純度イソフタル酸(PIA)のニーズは世界的に高まっております。当社ではこのよ うな背景に対応するため
120千t/年(1999年)の供給体制を日本の水島に整えております。
2003年12月をもってAGICは三菱ガス化学の子会社となりました。三菱ガス化学から供給される豊富な原料メタキシレンを生かし、今後ともイソフタル酸の安定供給・安定品質に努めるとともに、新規需要を開拓しつつ、製品の拡販に努めてまいります。

. 水島事業所 パラキシレン製造プラントについて
(1)所在地 :岡山県倉敷市
(2)事業所長 :石川 甚秀
(3)生産能力 :パラキシレン
100 千トン/年
(4)停止時期 :
2010 5 月予定

2008-10年度の中期経営計画の見直し (2008/12)

テレフタル酸は徹底したコスト削減とアライアンスを検討する。

・インド、インドネシア、中国では海外企業との提携による販売・生産体制再構築      
・コスト競争力(合理化によるコスト削減、不採算工場の撤退検討)
・海外Global Head Quarters による購買/販売/技術面での機動力あるマネジメント