日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
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ナフサ価格

原油ーナフサー天然ガス      OPEC歴史

国産ナフサ価格推移       経緯          石油化学用ナフサの石炭石油税

原油・輸入ナフサ価格推移

2011/6 IEAが石油備蓄6000万バレル放出

原油価格はどう決まる?    原油のイロハ    東京工業品取引所   日経相場

中東産原油価格 米向け・アジア向け 異例の逆転  計算式

原油、ナフサ価格 最高値 →その後更に上昇 グラフ参照

ナフサ乱高下 インドが台風の目

「季節外れ」の原油高騰 異変示す5つの不思議

天然ガス、7年ぶり安値 NY市場 需要不振で在庫増

Chávez sees oil at $200 if Iran invaded      2008/4 Energy Department revises oil price projections for 2008 to $101

2008/5 サウジ原油増産、 米、戦略石油備蓄の積み増し停止
       
30万バレル増やし、945万バレルに

       その後、更に7月から20万バレル増産

2008/5 CFTC Announces Multiple Energy Market Initiatives

2008/6 産油・消費国会合

原油高がGDPに及ぼす影響
 1バレル当たり10ドル上昇した場合
世界   ▲0.5%
      
米国   ▲0.3%
EU   ▲0.5%
日本   ▲0.4%
     
中国   ▲0.8%

(注)国際エネルギー機関試算

簡単な換算計算

1バレル = 159リットル
1キロリットル=6.29バレル 

1バレルの石油重量:比重0.9の場合 143kg、
             比重0.85の場合 135kg

日量万バレルx 58= 年間 万キロリットル

日量万バレル x 53= 年間 万トン (比重が0.9の場合の重量トン)

OPEC生産枠  

OPEC加盟国  2008/9 

       加   盟 離脱 現メンバー
60 61 62 67 69 71 73 75 07
イラク                    ◎
イラン                    ◎
クウェート                    ◎
サウジアラビア                    ◎
ベネズエラ                    ◎
カタール                    ◎
インドネシア                 08  
リビア                    ◎
アラブ首長国連邦                    ◎
アルジェリア                    ◎
ナイジェリア                    ◎
エクアドル                 93  ◎
                 
ガボン                 95  
アンゴラ                    ◎
加盟国  12
合計15(実質14) 実2

    2010/10  原油埋蔵量 イラク、3位浮上か

2002/6    OPEC 非公式会合 減産継続で合意

  変わる石油地図 米ロ接近、OPECに陰り

2002/8   原油の自主設定生産枠を無視 OPEC減産態勢、崩壊

2002/8   OPECの生産配分に課題 シェア伸ばす下位産油国

2002/9    OPEC増産見送り決定

2002/12   OPEC非公式協議 実質150万バレル減産合意

2003/1   OPEC増産150万バレルで合意

    2003/4   OPEC、200万バレル実質減産(枠は90万バレルアップ)

2003/9   OPEC 日量90万バレル減産 11月実施合意 イラク増産に備え

2004/2   OPEC,3月は据え置き 4月に100万バレル減産 

2004/3   OPEC、実質減産で合意

2004/6  
OPEC 200万バレル拡大合意  生産量、現状を追認

2004/9    サウジ、生産能力 日量1250万バレルにアップ

2004/9    OPEC 生産枠100万バレル拡大合意

2004/12   サウジ 原油生産能力増強 2009年にも150万バレル増

2004/12  OPEC100万バレル実質減産 総会合意 生産枠削減見送り

2005/3   50万バレル増産、市況が高値で推移すれば5月に追加して50万バレル引き上げ

2005/6   OPEC 生産枠最大100万バレル拡大 2段階、来月まず50万バレル

2005/9   OPEC 生産枠据え置き決定 製油所新増設も合意

2005/12  OPEC 生産枠据え置き合意 原油価格50ドル割れ警戒

    2006/10 OPEC減産合意 実質27,500千バレルから1,200千バレル減産し、26,300千バレルへ

    2006/10 OPEC減産 現状追認の様相

2006/12  OPEC、2月から日量50万バレル追加減産  アンゴラ加盟も承認

2007/9   OPEC10カ国 11月から実質50万バレル増産(140万バレル増枠)

2007/12   エクアドル、OPEC再加盟

2008/9   インドネシア、OPECから正式脱退

   生産枠(インドネシアを除く11カ国で日量2880万バレル)維持、実質52万バレル減産

2008/12  OPEC、1月から日量220万バレル減産 

2009/3/15 OPEC 追加減産見送り 世界景気低迷に配慮 生産枠順守を優先

 

OPEC生産枠推移は以下の通りIraq を除く、Indonesiaは離脱)。 単位:1,000b/d  

  2007/2 2007/11 2008/1 2008/9 2008/11 増減
Algeria 794 1,357 1,357 1,357    1,286    -71
Indonesia 1,370 865 865        ー    ー   ー
Iran 3,788 3,817 3,817 3,817    3,618   -199
Kuwait 2,065 2,531 2,531 2,531    2,399   -132
Libya 1,371 1,712 1,712 1,712    1,623    -89
Nigeria 2,123 2,163 2,163 2,163    2,050   -113
Qatar 663 828 828 828     785    -43
Saudi 8,399 8,943 8,943 8,943    8,477   -466
UAE 2,257 2,567 2,567 2,567    2,433   -134
Venezuela 2,970 2,470 2,470 2,470    2,341   -129
Angola     ー     ー 1,900 1,900    1,801    -99
Equador     ー     ー 520 520     493    -27
Total 25,800 27,253 29,673 28,808   27,300  -1,500
(増減) (-500) (1,450) (2,420) (-865)   (-1,500)  


BP statistical review of world energy 2005 

 

日本経済新聞 2010/10/5

原油埋蔵量 イラク、3位浮上か
 石油相、24%増と発表

 イラクのシャハリスタニ石油相は4日、原油の確認埋蔵量がこれまでと比べ24%多い
1431億バレルとなったと発表した。西クルナやズバイルなど南部の大型油田での確認埋蔵量の増加分が全体を押し上げたとしている。BP統計にあてはめると、イラクの新埋蔵量はイランを上回り、サウジアラビア、ベネズエラに次ぐ第3位に浮上する。
 確認埋蔵量とは技術的、経済的に確実に生産できる原油の総量を指す。イラクの確認埋蔵量はこれまで1150億バレルとされてきた。今回の埋蔵量増加について第三者による確認はない。
 イラクでは旧フセイン政権時代から政権崩壊後の混乱の間、油田の保守や開発投資が滞り、正確な埋蔵量が把握されていなかった。戦後復興を急ぐイラク政府は外資導入により生産量を現状の5倍近い日量1200万バレルに引き上げる計画。長年手つかずのイラクの油田は深海など採掘条件が厳しい他国の油田に比べ生産コストが低く外国石油会社も強い関心を寄せている。
 首位のサウジは全世界の2割の埋蔵量を保有している。BP統計で2位のベネズエラの埋蔵量は処理の難しい超重質油を含んでいるとみられる。シャハリスタニ石油相は「イラクに従来型原油で(サウジに次ぐ)世界2位になった」と強調、「新油田の発見によりさらに増えるだろう」と述べた。

2009年末の埋蔵量は以下の通り。

Saudi Arabia 264.6  
Venezuela 172.3  
Canadian oil sands 143.3  
Iran 137.6 →150.3
Iraq 115.0 →143.1
Kuwait 101.5  
United Arab Emirates 97.8  

http://www.bp.com/liveassets/bp_internet/globalbp/globalbp_uk_english/reports_and_publications/statistical_energy_review_2008/STAGING/local_assets/2010_downloads/Statistical_Review_of_World_Energy_2010.xls

2010/10/12

イランも原油埋蔵量引き上げ 「世界3位」巡りイラクと競争

イランのミルカゼミ石油相は11日、同国の原油埋蔵量が従来比で9%増となる1503億バレルとなったと発表した。年末までにさらに増え るとの見通しも示した。原油埋蔵量をめぐっては、イラクが先週、従来比で24%増となり、イランを抜いて世界3位に浮上したと発表したばかり。イランが今 回発表した埋蔵量はこれを再び上回る。

 BP統計によると、イランの埋蔵量はこれまで1376億バレルとされてきた。9%増となった要因は明らかでなく、第三者による確認もない。イラクは先週、埋蔵量が1431億バレルになったと発表した。

 両国が埋蔵量をめぐって競り合うのは、石油輸出国機構(OPEC)の生産上限枠を視野に入れているためとみられる。OPECは加盟国の埋蔵 量や生産能力に応じて生産枠を定める。戦後復興の過程にあるイラクは現在、生産枠適用を除外されている。将来の生産枠復帰をにらんで高い埋蔵量を主張して いるとみられ、自国の生産枠が影響を受けかねないイランも対抗に引き上げを急いでいるとみられる。

 


国産ナフサ価格推移         

                              

最近のナフサ価格(円/kl)   3ヶ月平均の輸入通関価格+2000円/kl

http://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm?M=29&P=0  

  関税番号 271011.181→2012年1月から変更 2710.12-181

1996 1Q   14,100   輸入価格(円/kl)  
  2Q   16,100   97/1  19,257                  
  3Q   16,400   97/2  20,570   97/4  20,284            
  4Q   19,000   97/3  20,464   97/5  19,420   97/7  16,764      
1997 1Q   22,100 平均  20,100   97/6  17,218   97/8  17,272   97/10  17,531
  2Q   21,100   98/1  18,180   平均  19,100   97/9  17,470   97/11  18,286
  3Q   19,200   98/2  15,968   98/4  14,517   平均  17,200   97/12  19,140
  4Q   20,400   98/3  14,879   98/5  15,087   98/7  14,480   平均  18,400
1998 1Q   18,400 平均  16,400   98/6  15,454   98/8  14,010   98/10  12,888
  2Q   17,100   99/1  10,755   平均  15,100   98/9  13,247   98/11  12,454
  3Q   15,900   99/2  10,155   99/4  11,257   平均  13,900   98/12  12,453
  4Q   14,600   99/3   9,998   99/5  13,227   99/7  14,698   平均  12,587
1999 1Q   12,300 平均  10,319   99/6  14,046   99/8  15,996   99/10  16,811
  2Q   14,800   00/1  17,275   平均  12,784   99/9  16,756   99/11  17,209
  3Q   17,700   00/2  17,947   00/4  20,040   平均  15,745   99/12  17,403
  4Q   19,100   00/3  19,508   00/5  19,800   00/7  19,897   平均  17,141
2000 1Q   20,200 平均  18,209   00/6  19,326   00/8  20,874   00/10  23,599
  2Q   21,700   01/1  21,616   平均  19,696   00/9  21,404   00/11  24,321
  3Q   22,700   01/2  21,654   01/4  23,592   平均  20,700   00/12  23,278
  4Q   25,700   01/3  22,523   01/5  23,102   01/7  23,218   平均  23,747
2001 1Q   24,000 平均  21,973   01/6  23,079   01/8  21,588   01/10  19,248
  2Q   25,300   02/1  16,404   平均  23,251   01/9  19,974   01/11  17,837
  3Q   23,600   02/2  17,230   02/4  21,312   平均  21,565   01/12  16,274
  4Q   20,000   02/3  18,308   02/5  21,818   02/7  19,694   平均  17,974
2002 1Q   19,300 平均  17,314   02/6  20,947   02/8  19,500   02/10  22,146
  2Q   23,400   03/1  22,567   平均  21,351   02/9  20,398   02/11  22,005
  3Q   21,800   03/2  24,701   03/4  27,580   平均  19,800   02/12  21,511
  4Q   23,900   03/3  27,018   03/5  24,097   03/7  21,531   平均  21,889
2003 1Q   26,700 平均  24,700   03/6  21,511   03/8  22,357   03/10  21,600
  2Q   26,500   04/1  24,017   平均  24,540   03/9  22,834   03/11  21,599
  3Q   24,200   04/2  26,128   04/4  26,080   平均  22,200   03/12  22,677
  4Q   24,000   04/3  26,839   04/5  27,101   04/7  28,196   平均  22,000
2004 1Q   27,600 平均  25,621   04/6  28,142   04/8  28,805   04/10  32,734
  2Q   29,100   05/1  31,643   平均  27,102   04/9  31,201   04/11  33,436
  3Q   31,300   05/2  30,236   05/4  34,886   平均  29,300   04/12  32,646
  4Q   35,000   05/3  31,752   05/5  35,700   05/7  33,975   平均  33,000
2005 1Q   33,200 平均  31,235   05/6  34,000   05/8  36,252   05/10  45,126
  2Q   36,900   06/1  42,905   平均  34,900   05/9  40,785   05/11  46,139
  3Q   39,100   06/2  44,459   06/4  45,774   平均  37,081   05/12  44,594
  4Q   47,300   06/3  45,194   06/5  46,197   06/7  51,082   平均  45,289
2006 1Q   46,100 平均  44,100   06/6  48,106   06/8  52,397   06/10  49,143
  2Q   48,800   07/1  46,622   平均  46,800   06/9  52,950   06/11  45,071
  3Q   54,100   07/2  46,080   07/4  52,132   平均  52,100   06/12  44,129
  4Q   48,100   07/3  47,724   07/5  55,793   07/7  60.205   平均  46,117
2007 1Q   48,800 平均  46,809   07/6  58,892   07/8  58,004   07/10  56,744
  2Q   57,800   08/1  65,961   平均  55,776   07/9  55,002   07/11  59,037
  3Q   59,700   08/2  64,562   08/4  63.392   平均  57,668   07/12  62,850
  4Q   61,600   08/3  63.597   08/5  68,205   08/7  81,933   平均  59,560
2008 1Q   66,700 平均  64.653   08/6  74,877   08/8  86,801   08/10  66,923
  2Q   70,900   09/1  21,500   平均  68,877   08/9  82,708   08/11  48,456
  3Q   85,800   09/2  23,836   09/4  29,628   平均  83,820   08/12  29,780
  4Q   52,000   09/3  28,632   09/5  30,783   09/7  37,900   平均  50,162
2009 1Q   27,000 平均  24,970   09/6  33,580   09/8  39,507   09/10  39,304
  2Q   33,300   10/1  45,468   平均  31,294   09/9  40,162   09/11  39,854
  3Q   41,200   10/2  46,360   10/4  47,517   平均  39,185   09/12  42,343
  4Q   42,500   10/3  45,249   10/5  49,142   10/7  42,352   平均  40,544
2010 1Q   47,700 平均  45,702   10/6  46,421   10/8  39,972   10/10  40,712
  2Q   49,700   11/1  49,202   平均  47,655   10/9  39,715   10/11  42,222
  3Q   42,700   11/2  50,257   11/4 55,522   平均  40,705   10/12  46,634
  4Q   45,100   11/3 51,923   11/5 58,400   11/7   54,425   平均  43,100
2011 1Q   52,400 平均  50,382   11/6 57,299   11/8  52,420   11/10 50,715
  2Q   59,000   12/1 48,700   平均 56,979   11/9 51,824   11/11  49,541
  3Q   54,900   12/2 50,866   12/4

61,950

  平均 52,885   11/12  48,776
  4Q   51,700   12/3 57,306   12/5

59,705

  12/7 48,329   平均  49,678
2012 1Q   54,100 平均 52,122   12/6 53,700   12/8 45,524   12/10

52,753

  2Q   60,600   13/1

  58,017

  平均 58,581   12/9 49,483   12/11

53,852

  3Q   49,800   13/2 61,392   13/4

65,869

  平均 47,755   12/12 54,667
  4Q  

55,800

  13/3 65,528   13/5

63,805

  13/7

  61,033

  平均 53,795
2013 1Q   63,800   平均 61,760   13/6 60,731   13/8  61,609   13/10

64,465

  2Q   65,500   14/1 71,110   平均 63,535   13/9 63,115   13/11  64,754
  3Q   63,900   14/2 70,456   14/4 67,516   平均 61,887   13/12 68,246
  4Q   67,800   14/3 68,313   14/5 68,051   14/7 68,658   平均 65,835
2014 1Q   72,000   平均 69,980   14/6 68,211   14/8 69,187   14/10 67,996
  2Q   69,900   15/1 50,077   平均 67,943   14/9 68,982   14/11 64,638
  3Q   70,900   15/2 43,320   15/4 45,161   平均 68,941   14/12 59,905
4Q 66,000 15/3 41,357 15/5 45,820 15/7 49,004 平均 63,983
2015 1Q   47,000   平均 44,961   15/6 49,838   15/8 46,174   15/10 39,118
  2Q   48,800   16/1 36,948   平均 46,795   15/9 40,873   15/11 38,357
  3Q   47,200   16/2 31,364   16/4 28,368   平均 45,200   15/12 39,268
  4Q   40,900   16/3 27,737   16/5 29,463   16/7 30,199   平均 38,916
2016 1Q   34,300   平均 32,288   16/6 30,992   16/8 29,378   16/10 28,829
  2Q   31,600   17/1 38,248   平均 29,580   16/9 28,192   16/11 31,399
  3Q   31,300   17/2 40,076   17/4 37,971   平均 29,288   16/12 35,117
  4Q   34,000   17/3 41,365   17/5 37,531   17/7 34,126   平均 32,043
2017 1Q   41,800   平均 39,857   17/6 35,801   17/8 33,273   17/10 39,340
  2Q   39,100         平均 37,147   17/9 35,129   17/11  
  3Q   36,100               平均 34,103   17/12  
  4Q                         平均  

輸入価格平均+2,000円/kl   10円代を四捨五入

 


国産ナフサ価格の決定

1982/4/7 MITI

石油化学原料用ナフサ対策について

国産ナフサの価格
 ナフサについては、既にその供給量の半分に達している輸入比率が今後さらに増大していくという状況にある。また、国際商品たる石油化学製品の価格はそのコストの大部分を占めるナフサの価格の国際的動向に大きく左右される性格のものである。このような他の油種にはないナフサの特有の状況や条件に鑑み、国産ナフサの価格は他の油種とは異なり、例外的に、以下により、輸入価格が反映されたものとなるべきである。
(1)個別企業間における国産ナフサの値決めは、標準的には、各四半期毎に全国平均の輸入ナフサCIF価格に諸掛(金融費用、備蓄費、税負担等)を加えたものを基準として速やかに行われるべきである。



 1982/7〜1983/3 3ヶ月平均の輸入ナフサCIF価格+2900円/kl
 1983/4以降     3ヶ月平均の輸入ナフサCIF価格+2000円/kl (石油税免税) 

 (1982/6までは交渉で決定:「ナフサ戦争」に)    
経緯 


  原油/ナフサ価格推移

 

     
 

 

                   
 
2005年までは年間平均、
nowは2006/7/14 72ドル/バレル、115円/ドル
                   1$/bbl=6.29$/kl
 

 

 

 
                                     
 
BP Statistical Review of World Energy (June 2011)

軽質原油の米WTI/中・重質原油のドバイ原油

日本経済新聞 2004/10/15

原油、油種間の価格差拡大 軽質急騰、中・重質伸び悩み

ドバイ、WTIの16ドル安
 
 製油所で二次精製装置に追加投資をすれば、重質原油からガソリンなどを精製する比率を高めることができる。だが「巨額の投資負担を考えると、まだ軽質油を買う方が割に合う。軽重格差は今後も広がる」(石油会社)との見方が多い。
 

 

日本経済新聞 2005/3/4

 今回の相場上昇では軽質原油の米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)に比べ、中・重質原油のドバイ原油の上げ幅が大きい。石油輸出国機構(OPEC)は1月から、生産枠(10カ国で日量2700万バレル)を超えて生産していた60万バレル分を実質減産しているが、価格が比較的安い中・重質を中心に減産しているとみられるからだ。  


OPEC生産枠   

 

  2007/2 2007/11 2008/1 2008/9 2008/11 2009/1 2012/1
Algeria 794 1,357 1,357 1,357    1,286






Iraq
 含まず

 

 

Iraq含む
Iran 3,788 3,817 3,817 3,817    3,618
Kuwait 2,065 2,531 2,531 2,531    2,399
Libya 1,371 1,712 1,712 1,712    1,623
Nigeria 2,123 2,163 2,163 2,163    2,050
Qatar 663 828 828 828     785
Saudi 8,399 8,943 8,943 8,943    8,477
UAE 2,257 2,567 2,567 2,567    2,433
Venezuela 2,970 2,470 2,470 2,470    2,341
Angola     ー     ー 1,900 1,900    1,801
Equador     ー     ー 520 520     493
Iraq (ー) (ー) (ー) (ー) (ー) (ー)
Indonesia 1,370 865 865

離  脱

Total 25,800 27,253 29,673 28,808   27,300 24,845 30,000
(増減) (-500) (1,450) 2,420 〔-865〕   (-1,500)    

2011年12月の総会で、2012年1月以降の生産枠を、イラクを含む加盟12カ国の生産枠を日量30,000千バレルとすることで合意した。
ほぼ現状の生産量に即した水準で、サウジアラビアの意向に沿った形となった。

 

単位:千バレル/日 イラクを除く

                       

 

OPEC生産枠推移は以下の通りIraq を除く、Indonesiaは離脱)。 単位:1,000b/d  

  2007/2 2007/11 2008/1 2008/9 2008/11 増減
Algeria 794 1,357 1,357 1,357    1,286    -71
Indonesia 1,370 865 865        ー    ー   ー
Iran 3,788 3,817 3,817 3,817    3,618   -199
Kuwait 2,065 2,531 2,531 2,531    2,399   -132
Libya 1,371 1,712 1,712 1,712    1,623    -89
Nigeria 2,123 2,163 2,163 2,163    2,050   -113
Qatar 663 828 828 828     785    -43
Saudi 8,399 8,943 8,943 8,943    8,477   -466
UAE 2,257 2,567 2,567 2,567    2,433   -134
Venezuela 2,970 2,470 2,470 2,470    2,341   -129
Angola     ー     ー 1,900 1,900    1,801    -99
Equador     ー     ー 520 520     493    -27
Total 25,800 27,253 29,673 28,808   27,300  -1,500
(増減) (-500) (1,450) (2,420) (-865)   (-1,500)  

 

                                                                                    その後  

  98年
99/
4/1
00/
3/29
00/6 00/9 00/
10/31
01/
2/1
01/
4/1
01/
9/1
02/
1/1
03/1 03/
2/1
03/
6/1
03/11 04/4 04/7 04/8 04/11 05/7 06/11 07/2 07/11 能力

アルジェリア

788

731

788

811

837

853

805

773

+

693

734

 782

811

+

+

+

830

+

894

+

+

+

1,100

インドネシア

1,280

1,187

1,280

1,317

1,359

1,385

1,307

1,255

+

1,125

1,192

1,270

1,317

+

+

+

1,347

+

1,451

+

+

+

1,350

クウエート

1,980

1,836

1,980

2,037

2,101

2,141

2,021

1,941

+

1,741

1,846

1,966

2,038

+

+

+

2,087

+

2,248

+

+

+

2,400

リビア

1,323

1,227

1,323

1,361

1,404

1,431

1,350

1,296

+

1,162

1,232

1,312

1,360

+

+

+

1,392

+

1,499

+

+

+

1,500

ナイジェリア

2,033

1,885

2,033

2,091

2,157

2,198

2,075

1,993

+

1,787

1,894

2,018

2,092

+

+

+

2,142

+

2,307

+

+

+

2,300

カタール

640

593

640

658

679

692

653

627

+

562

596

635

658

+

+

+

674

+

726

+

+

+

780

サウジアラビア

8.023

7,438

8,023

8,253

8,512

8,675

8,189

7,865

+

7,053

7,475

7,963

8,256

+

+

+

8,450

+

9,100

+

+

+

11,000

UAE

2,157

2,000

2,157

2,219

2,289

2,333

2,201

2,113

+

1,894

2,007

2,138

2,217

+

+

+

2,269

+

2,444

+

+

+

2,650

イラン

3,623

3,359

3,623

3,727

3,844

3,917

3,698

3,552

+

3,186

3,377

3,597

3,729

+

+

+

3,817

+

4,111

+

+

+

3,850

ベネズエラ

2,845

2,720

2,845

2,926

3,019

3,076

2,902

2,786

+

2,497

22,646

2,819

2,923

+

+

+

2,992

+

3,222

+

+

+

2,800

合計

24692

22976

24692

25400

26200

26700

25200

24200

23200

21701

23000

24500

25400

24500

23500

25500

26000

27000

28000

26300

25800

27250

29,230

(前回比増減)

+

+

+

+

+

+

-1500

-1000

-1000

-1500

+1300

+1500

+900

-900

-1000

+2000

+500

+1000

+

-1700

-500

+1400

++

実生産量
(実質変更)

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

24500
0

27400
-2000

25900

+

26000

↓ 
  ↓ 

28000
-1000

+

27500
-1200

+

26700
 +500

+

サウジ、生産能力 日量1250万バレルにアップ

その後の異動 
 2004/11   生産枠 +1,000→27,000(実生産量28,000)                                              
 2005/3/16 
生産枠 +500→27,500
 2005/7/1  生産枠 +500 (8月以降さらに500も)
 
2005/12/12 生産枠 28,000 据え置き
 
2006/10/20 実質27,500から1,200減産し、26,300へ
 2006/12/14 生産枠 -500 (2月から25,800)
 
2007/9/11 2007/11から 生産枠 27,250(+1,400) 実質 +500 (10カ国) 
 2007/12  
アンゴラ目標生産量 1,900、再度加盟のエクアドルは日量520。
 2008/3   据置 12カ国 29,670
 2008/9   据置 11カ国 28,800


             
                                          

 日本経済新聞 2004/4/1      

 

 

 

 

 

 

 

                                                                               


日本経済新聞 2002/6/27

OPEC 非公式会合 減産継続で合意
  9月末まで 需給ひっ迫の恐れ

1月から実施している日量150万バレルの減産を9月末まで継続することで合意
 


日本経済新聞 2002/7/5

変わる石油地図 米ロ接近、OPECに陰り

 1973年、サウジアアラビアの対米石油禁輸を受け、石油価格が4倍に高騰した。以来、石油輸出国機構(OPEC)は幾度かの危機を乗り越えながら今も価格への影響力を保っている。しかし、ここにきて弱体化の兆しが出てきた。背景にあるのはロシアと米国の接近だ。


朝日新聞 2002/8/11

原油の自主設定生産枠を無視 OPEC減産態勢、崩壊


日本経済新聞 2002/8/31                    現在の能力

OPECの生産配分に課題 シェア伸ばす下位産油国 カタールなど油田開発進む

 カタール、アルジェリアなど石油輸出国機構(OPEC)内で生産量が下位だった産油国が原油の生産能力を向上させている。油田開発で外資の導入を渋ってきた上位国と違い、積極的に受け入れて生産能力向上を図ったためだ。


日本経済新聞 2002/9/20

OPEC増産見送り決定 緊急時は「あらゆる対策」

イラクを除く加盟10カ国の生産上限枠(日量2170万バレル)を年内いっぱい据え置くことで正式合意


日本経済新聞 2002/12/13             生産枠推移

OPEC非公式協議 実質150万バレル減産合意 「ヤミ増産」是正を狙う

 石油輸出国機構(OPEC)は12日、ウィーンで総会前の非公式協議を開き、来年1月から日量150万バレルを実質減産することで合意した。現在の生産量は日量約2450万バレルで、生産枠(2170万バレル)を大幅に超えている。


日本経済新聞 2002/12/14

OPEC実質減産合意 生産枠順守に不透明さ残す

 石油輸出国機構(OPEC)のウィーン総会は生産枠を無視した「ヤミ増産」の自粛による実質減産で合意した。


日本経済新聞 2003/1/14     生産枠推移

OPEC増産150万バレルで合意

2月1日から生産枠(日量)を150万バレル引き上げ2450万バレルとすることで合意した。反政府ストによる
ベネズエラの生産減少分を埋め合わせ、高騰する原油価格を安定させるため大幅増産で一致した。


毎日新聞 2003/1/14

「増産」は政治ショー 生産実態追認が本音

 石油輸出国機構(OPEC)は、12日の緊急総会で、2月から生産枠を現行の日量2300万バレル(イラクを除く10カ国)から同2450万バレル(同)へ150万バレル増やすことで合意した。しかし、業界関係者によると「表面の増産合意と違って、生産実態に大きな変化はない」という。


日本経済新聞 2003/4/25    生産枠推移

OPEC、200万バレル減産 緊急総会合意 6月実施 なお供給過剰も

現在の日量2740万バレルから同2540万バレルに日量200万バレルの実質減産

今回の総会では減産を決める一方で、現状を追認して生産枠を2540万バレルに90万バレル引き上げた。


日本経済新聞 2003/9/25

OPEC 日量90万バレル減産 11月実施合意 イラク増産に備え



11月から日量90万バレル減産、原油生産枠は2450万バレルに

イラク OPEC揺らす 石油相が増産方針 「2005年に400万バレル」
イラクは90年の湾岸危機前はイランと同じ314万バレルの割当量
  復帰後は現在のイランの割当量てある373万バレル程度を求める方針

 


日本経済新聞 2004/2/11

4月に100万バレル減産 OPEC,3月は据え置き

石油輸出国機構(OPEC)は10日、アルジェで総会を開き、3月の減産を見送る代わりに、4月1日から生産枠を現行の日量2450万バレルから100万バレル減らすことで合意した。


日本経済新聞 2004/6/4

OPEC 200万バレル拡大合意
50万バレル8月上積みも 生産量、現状を追認

 石油輸出国機構(OPEC)は3日ベイルートで開いた総会で、原油の生産枠(現行日量2350万バレル)を7月に日量200万バレル引き上げ、必要に応じて8月から50万バレルをさらに上乗せすることで合意した。生産枠拡大により原油高を抑制する姿勢を示したものの、すでに現行の生産枠を上回って生産している「ヤミ増産分」を追認するにとどまり、市場では原油高是正につながるか疑問視する声もある。


日本経済新聞 2004/8/26

原油価格はどう決まる? 
 基本は需給、思惑で変動

Q 指標油種にはどんな役割があるのですか。
A 指標油種の価格は消費国が実際に輸入する原油の購入価格に影響します。日本は原油の8割を中東に依存しています。例えば
サウジアラビア産の原油は基本的にブローカーなどを通さず、石油会社が同国から直接調達します。この購入価格は、ドバイ原油とオマーン原油のスポット価格の月間平均値を足し、2で割ったものに調整金を付け加えて決まります。このため東京スポット市場のドバイ原油の取引価格は日本の原油輸入価格の先行指標として注目されています。

原油価格には、先物価格と現物の取引におけるスポット価格があり、「ニューヨーク原油先物」「ブレント原油先物」「ドバイ原油・オマーン原油のスポット価格」が三大指標となっている。

DD原油は、半年や1年単位で契約する「ターム」と呼ばれる長期契約が基本で、ディーラーから必要に応じて1回ごとの契約で買い取る場合は「スポット」と呼ばれる。

ターム契約の場合、毎月1回、価格を見直す方式が中心。
一方、スポット価格は、その時々の需給に応じて刻々と変動する。ただ、石油元売り各社がどちらの方式で、どれだけの原油を買っているかという情報は「秘中の秘」(石油関係者)だ。
安定して調達できるDD原油が大部分を占めるとみていい。

サウジ、クウェート、イランの3カ国から調達するDD原油の価格は、ドバイ原油とオマーン原油の月間平均スポット価格に、それぞれの原油の性状に応じた「調整額」を加味して決める。
  DD原油価格 =(ドバイ原油スポット価格の月間平均価格+オマーン原油スポット価格の月間平均価格)÷2
± 調整額

2008/8月積み調整金 (5ヶ月連続で重軽格差が10ドル/バレルを上回る)
 サウジ super-light +6.00 アジアで軽質需要が旺盛
      extra-light +5.15
      light     +1.35
      medium   -3.70
      heavy    -7.60

ただ、ドバイ、オマーン原油ともどこかの取引所に上場しているわけではない。このため、日本の石油元売り会社が頼りとするのが米エネルギー情報配信会社「プラッツ」が提供する価格情報だ。プラッツは中東の石油会社やトレーダーなどから聞き取りで両原油の取引価格を調査。最も高い値と最も低い値を切り捨てた価格を毎日顧客に配信している。両原油のスポット価格は米WTI先物価格との連動性が高いが、品質の違いから1バレル当たり7ドル程度低い価格でおおむね推移している。また、ドバイ原油とオマーン原油の価格差はほとんどなく、大きく開いても1ドル程度だ。



世界の代表的な原油取引

場所 取引油種 最低取引
単位(1枚)
 
ニューヨーク・マーカンタイル取引所 ウェスト・テキサス・インターミディェート 1000バレル 先物
ロンドン国際石油取引所 北海ブレント 1000バレル 先物
シンガポール取引所 中東産原油 1000バレル 先物
東京工業品取引所 中東産原油 100キロリットル 先物
東京スポット市場 ドバイ原油  ー 現物

(注)ニューヨーク・マーカンタイル取引所の先物は現物引き渡しも可

 


日本経済新聞 2004/9/16

OPEC 生産枠100万バレル拡大合意 日量2700万バレル、現状追認

 OPEC加盟国は15日、ウィーンで開いた総会で、11月から生産枠を日量100万バレル増やし2700万バレルにすることで合意した。生産枠は2000年秋の同2670万バレルを上回る過去最大となり、原油高を是正する姿勢を示した。ただ、実際は超過生産分の追認に過ぎず、生産量もほとんど増えないため、市場の供給不安心理を抑えられるかは不透明だ。

 現在、OPEC加盟10ヶ国(イラクを除く)の生産量は日量約2800万バレル。


日本経済新聞 2004/9/29

NY原油 通常取引も50ドル台

 28日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相揚は続伸。
WTI(ウェスト・テキサス・インターミディェートで期近の11月物は1983年の市場創設以来初めて取引時間中に1バレル50ドルの大台に乗せた。

スポツト価格ナフサ最高値

 ニューヨーク原油の先物価格が50ドルを超えたことを受け、石油化学製品の基礎原料、ナフサ(粗製ガソリン)のスポツト(当用買い)価格が急伸した。アジアの指標品種となる東京オープンスペックは28日に1トン451ドル(中心値)を記録。年初比で126ドル(39%)高く、現行のスポット取引が始まった1985年以降の最高値を付けた。


日本経済新聞 2004/11/30

サウジ、生産能力増強 原油、14%増の日量1250万バレル 石油相方針

 石油輸出国機構(OPEC)の最有力国サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は29日、原油生産能力を今後数年間で現状より14%増の日量1250万バレルに増やす方針を表明した。大幅な能力増強計画を示すことで原油高を是正するねらいとみられる。
 ロンドンの英王立国際問題研究所での講演後に記者団に「2油田の能力を最近大幅増強した結果、現在の生産能力は(日量50万バレル増の)1100万バレルに達した」と述べた。現在の生産量は950万バレルで、余剰能力は150万バレルとなる。


日本経済新聞 2004/12/2

原油価格 異例の逆転 中東産 米向け高騰、日本向け上回る
 NY先物 独歩高響く

 ニューヨーク原油先物、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が再び50ドル台を目指す高値となっているが、これがもとで、中東からの日米向けの原油価格で、米向けが日本向けを逆転する現象が起きている。


 世界最大の産油国サウジアラビアの原油輸出価格は
地域ごとに異なる計算式(フォーミュラ)で決まる。米向けはWTI原油先物、欧州向けは北海ブレント、アジア向けはドバイ原油とオマーン原油を基準価格とし、これに調整金を加えたり、引いたりしている。アラビアンライトに比べ軽質で価格が高めなWTIと北海ブレントに対しては割り引き、重質なドバイ原油は価格を積み増してバランスをとる。

 



 アラビアンライトの調整金は年初は米向けがWTIから1バレル3.9ドルの割り引き、アジア向けがドバイとオマーンの基準価格に0.95ドルの積み増しだったが、11月積みは米向けを7.3ドルの割り引き、アジア向けを0.2ドルの積み増しとし、その幅を広げた。だがWTI高騰に比べ調整金の下げ幅は小さく、結果的には米向けはアジア向けより割高になった。



輸出先別に異なる基準価格と計算式
 サウジアラビアの価格フォーミュラのうち、
米向けは積み日から50日後を中心とした前後10日間のWTI平均として算出する(FOBの場合)。この50日は中東から米国までのタンカー運航日数などを基に設定。欧州向けは同じく積み日から40日後の10日間の北海ブレントを基に算出。このため正確には1,2カ月後の原油相場に左右される。
 これに対して
アジア向けの価格フォーミュラはWTIや北海ブレントといった取引所での上場原油先物ではなく、スポット市場でのドバイ原油とオマーン原油の月間平均を2で割った価格が基準となる。積み日が11月中であれば、11月の月間平均を適用する「後決め」方式となる。
 また、
サウジの調整金は各地域のスポット市況やガソリンなど石油製品の製品マージンなどを勘案して、前月の月初に発表している。中東諸国はサウジの価格を基に、自国の輸出価格を決める例が多く、サウジの影響力は大きい。輸入する側の価格はFOBにタンカー運賃や保険料、税金などが加算される。


日本経済新聞 2004/12/11

OPEC100万バレル実質減産 総会合意 生産枠削減見送り

 石油輸出国機構(OPEC)は10日、カイロで総会を開き、日量2700万バレルの生産枠を超過して生産している日量100万バレルを来年1月から削減し、実質減産することで合意した。


日本経済新聞 2005/2/18

ナフサ乱高下 インドが台風の目 突然の放出、市況かく乱



 インドでは1999年に総合石化会社のリライアンスが年2700万トンの原油処理能力を持つ巨大製油所を建設し、ナフサも増産基調にある。

政府は昨年4月、初めて割安な液化天然ガス(LNG)をカタールから輸入、国内企業にナフサからの燃料転換を促した。その結果、余剰ナフサが大量に発生。製油所の増産分と合わせ、年間80万−100万トンが新たに輸出されるようになった。


 

 


日本経済新聞 2005/3/15-

原油のイロハ 

 ドバイがアジアの指標 スポット取引、油種少なく

 DDはスポット連動 需給映す調整金を加減
 

 
WTlと北海ブレント ガソリンなど精製比率高い

 先物、現物に影響カ 欧米ではスポットの指標に

 勢いづく投機筋 買い越し、8000万バレルに接近


日本経済新聞 2005/3/17

OPEC最大100万バレル増産 
 NY原油最高値 需給ひっ迫56j台

 石油輸出国機構(OPEC)は16日の定例総会で、原油生産枠を現行の日量2700万バレルから最大で日量100万バレル(約4%)拡大することで合意した。直ちに50万バレル増やし、市況が高値で推移すれば5月に追加して50万バレル引き上げる。追加分についてはOPEC議長のアフマド・クウェート・エネルギー相が加盟国首脳と協議し決定する。
 アフマド議長は今回の増産が「(高値が続く)市場に非常に良いメッセージになるだろう」と強調した。実際の生産量がどこまで増えるかは不透明だ。サウジを除けば大半の加盟国はフル生産しており、追加増産すればそれ以上の増産余力は乏しくなる。

 16日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅続伸し、代表的油種である米国産原油の先物価格が一時、1バレル56.35ドルと過去最高値を更新した。


2005/6/16 日本経済新聞                            OPEC枠推移

OPEC 生産枠最大100万バレル拡大 2段階、来月まず50万バレル
 原油高抑制は不透明

 石油輸出国機構(OPEC)加盟国は15日午後、生産枠を二段階で最大で日量100万バレル拡大することで合意した。現状生産量を追認する50万バレルの枠拡大で合意する方向だったが、欧米の原油相場が再び上昇したため、追加拡大に含みをもたせることにした。
 7月1日から現行生産枠(日量2750万バレル、イラクを除く加盟10カ国が対象)を50万バレル拡大。その後も1バレル50ドルを超える高値が7日間続けばアフマドOPEC議長が他国と協議した上で8月以降に50万バレル追加拡大する。


日本経済新聞 2005/9/21

OPEC 生産枠据え置き決定 製油所新増設も合意

 石油輸出国機構(OPEC)は20日の総会で、
原油生産枠(日量2,800万バレル)を据え置くことで合意した。また10月から3カ月間、余剰能力である日量200万バレルを活用し、石油会社の注文に応じて機動的に供給することを決めた。歴史的な原油高の最大の原因である精製施設の能力不足を補うため、加盟国が製油所の新増設に積極投資することも合意した。


日本経済新聞 2005/12/13

OPEC 生産枠据え置き合意 原油価格50ドル割れ警戒

 石油輸出国機構(OPEC)は12日、クウェートで総会を開き、現行生産枠(日量2800万バレル)を据え置くことで合意した。前回の総会で決めた「同200万バレルまでの機動的増産」は取りやめる。供給超過の市況から増産は必要ないと判断した。一部加盟国からは需要が減少する春先に向けての相場下落を警戒し、生産抑制を求める声も出ている。

 他方、アフマド議長は12日朝の総会記念講演で、今後の生産能力の拡大策に言及した。今月末までに日量50万バレル増の3250万バレルとなり、来年はさらに100万バレルの上積みが可能だという。加盟国が中期目標として2010年までに合計で1千億ドルを投資し、能力を3800万バレルに拡大することも明かした。


日本経済新聞 2006/10/13

OPEC減産 現状追認の様相 
 生産枠届かず 加盟国の対応割れる

 原油市場で石油輸出国機構(OPEC)が減産に踏み切るとの観測が広がってきた。価格下落と需給緩和を受けて加盟国が生産枠削減で合意するとの見方が浮上、値動きにも影響し始めた。ただ各国の姿勢に温度差があるうえ、多くの国が実質減産している現状追認の様相も強い。市況への影響は限られそうだ。

 


 加盟国のうちイラクを除く10カ国の総生産量は3月以降、生産枠の日量2800万バレルを数十万バレル下回る状況が続いている。OPECが100万バレルの生産枠削減に合意しても、削減分がそのまま減るわけではない。


2006/10/20           生産枠

OPEC、減産合意

 OPECは19日、カタールのドーハで緊急会合を開き、イラクを除く加盟10カ国の生産量を公式生産枠2800万バレルから170万バレル、実質生産量2750万バレルから120万バレル減らして2630万バレルにすることを決めた。11月1日から実施する。

 OPECは2005年7月1日に生産枠を50万バレルアップし2800万バレルとして以来、公式生産枠を維持してきた。しかし、8月後半以降の原油価格の急落を受け、減産による価格維持策が必要と判断した。

 当初は公式生産枠から100万バレルの減産との説が流れたが、実質生産量は生産枠を50万バレル程度下回っていることから、現状追認に過ぎないとの見方が出て、価格は下落傾向をたどっていた。

 このため、OPECは実質生産量を基準にし、かつ120万トンと減産幅を上積みした。

 OPECでは市場の動きを見守り、12月4日にナイジェリアで開く会合で見直しを行うとしている。

 OPECの減産合意を受けて、ニューヨーク商業取引所の原油市場は19日、WTI原油の先物価格が夕方の時間外取引で1バレル=61ドル台に急伸した。しかし、実際の減産は合意の70-75%にとどまるとの見方が広がり、一時57ドル台まで下げている。


各国の状況及び減産幅は以下の通り。(
単位 千b/d)

  生産枠 06/9生産実績 06/9
能力
減産幅

 Algeria 

894

890

    890

59

 Indonesia 

1,451

1,400

1,400

39

 Iran    

4,110

3,750

3,750

176

 Kuwait 

2,247

2,600

2,600

100

 Libya   

1,500

1,700

1,700

72

 Nigeria  

2,306

2,200

2,200

100

 Qatar    

726

850

850

35

 Saudi Arabia

9,099

9,200

10,500
- 11,000

380

 UAE    

2,444

2,600

2,600

101

 Venezuela  

3,223

2,450

2,450

138

 Total  

28,000

27,640

28,940
- 29,440

1,200


日本経済新聞 2006/12/15

OPEC、2月から日量50万バレル追加減産    
グラフ&推移
 原油価格安定狙う アンゴラ加盟も承認

 石油輸出国機構(OPEC)は14日、アブジャで臨時総会を開き、2007年2月から原油を日量50万バレル追加減産することを決めた。OPEC全体の生産量は日量2580万バレルとなる。米国など消費国の在庫が積み上がっており、需要期が終わる春以降に原油価格が急落する懸念があるためだ。



 OPECは
07年1月にアンゴラが加盟することも承認した。加盟国が増えるのは1975年にガボン1995年離脱)が加わって以来。これで加盟国は計12カ国となる。


2006/11/30 日本経済新聞

アンゴラ、スーダンなどOPEC加盟へ

 アフリカのアンゴラが石油輸出国機構(OPEC)への加盟を申請する見通しとなった。アフリカのスーダンと南米のエクアドルも申請準備を進めているとみられる。OPECが3カ国を承認すれば、加盟国は現在の11カ国から14カ国に拡大する。新興産油国を取り込み、原油の生産調整を通じた価格調整能力を一段と高めることになる。

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OPEC加盟国
イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、アルジェリア、ベネズエラ、カタール、インドネシア、リビア、
アラブ首長国連邦、ナイジェリアの11カ国

           埋蔵量(2004年末) 生産量(2004年)
アンゴラ       8,800百万バレル   991千バレル/日
スーダン       6,300          301
エクアドル      5,100          535


2007/12

エクアドル、OPEC再加盟

石油輸出国機構(OPEC)は5日、エクアドルが正式にOPEC加盟国として復帰したと発表した。1963年から1993年まで加盟していたが、各国同額で設定される拠出金の負担が重いなどの理由で脱退していた。目標生産量は日量52万バレル。
また、
先に正式加盟したアンゴラの目標生産量は同190万バレルだと明らかにした。


2007/9/11 AFP

Saudi pressures OPEC into output hike, analysts question impact

OPEC exporters agreed Tuesday to pump an extra 500,000 barrels of oil a day to cool near-record crude prices, in a victory for Saudi Arabia over its reluctant partners.

The 10 OPEC members that are bound by production limits have raised their output target by 1.4 million barrels per day to 27.2 million bpd, from its current level of 25.8 million bpd, ministers explained.
(Two members - Angola and Iraq - are not bound by the cartel's official output quotas
* Angola 2007/1 OPEC
加盟)

But this represents a real increase of 500,000 barrels per day from current levels because OPEC was already producing 900,000 bpd more than its output target, ministers said.

データ http://www.eia.doe.gov/emeu/steo/pub/3atab.html

 


2007/10/16 日本経済新聞

「季節外れ」の原油高騰 異変示す5つの不思議

 原油価格の騰勢が止まらない。米国のガソリンシーズン真っ盛りの夏に高値をつけ、冬に向けて下落という近年のバターンとは明らかに異なる。錯綜した原油市場の5つの不思議をまとめてみた。

▼需給は本当に逼迫しているのか?

 製油所のトラブルが相次ぎ、生産に支障が出たことが響いた。背景には、かねて指摘されてきた製油所の、老朽化と能力不足があり、製品供給にボトルネックがあることがうかがえる。

▼ガソリン価格は大幅に下がってきた。製品主導なら原油は下がるはずだが?
 
 実は原油価格は見かけほど上がっていないという説がある。ドル建てでは昨年の高値1バレル78ドル台を超え、9月に84ドル台をつけた。が、ユーロに換算すると、昨年の高値61ユーロに比べ9月の高値は59ユーロ。欧州の消費者からすれば驚くほどの上昇ではない。



▼需給よりもマネーが高値の主因としたら一体誰が買っているのか?
 

▼WTI(ウエスト・テキサス・インターミディェート)高は米国のローカルな需給の反映?
 

▼石油輸出国機構(OPEC)が増産を決めたのになぜ上がる?
 
 様々な不思議を解き明かす説にまだお目にかかっていない。だが首をかしげながらも当面「価格のベクトルは上を目指している」とみるほかないであろう。


2008/5/17

サウジ原油増産

サウジは16日、原油生産を日量30万バレル増やし、945万バレルにすることを明らかにした。
既に増産体制に入っており、6月までに軌道に乗せる。

ーーー

米、戦略石油備蓄 積み増し停止

米エネルギー省は16日、戦略石油備蓄の積み増しを停止すると発表した。ブッシュ大統領が方針を転換した。
日量約 76千バレルの規模で7月から半年間の購入を予定していた契約を結ばないことを決めた。

 


2008/9/10

OPEC、インドネシアの加盟停止を正式決定 申し出受け

石油輸出国機構(OPEC)は9日の定例総会で、インドネシアの申請を受け、同国の加盟停止を正式に決めた。声明で、インドネシアが早期復帰 することへの期待も表明した。加盟国はこれで12カ国となった。インドネシアは1961年から、アジア唯一の加盟国となっていた。

同国は今年5月、OPECからの脱退を正式に発表。同国では、新規油田の開発が遅れ、政官界での根強い汚職体質など背景に外資誘致が停滞しているこ ともあり原油生産量が下降の一途で、2004年に純輸入国に転じた。生産量は日量100万バレル前後で、最盛期と比べ数十万バレル落ちていた。

 同国の原油生産量はスハルト政権下の90年代半ばには日量150万バレルを超えた。


日本経済新聞 2008/9/10

OPEC、日量50万バレル実質減産 生産枠は据え置き

石油輸出国機構(OPEC)は10日未明、ウィーンで開催した通常総会で、原油生産量を日量で約50万バ レル(52万バレル)減産すると発表した。生産枠は据え置くが、枠を超えて生産している分を40日以内に削減する。サウジアラビアなどが今年に入って増産していた分をなく すことで、下落が続く原油市場を安定させる狙いだ。

 総会後の記者会見で、ヘリルOPEC議長(アルジェリア・エネルギー鉱業相)は「OPEC加盟国が増産した結果、市場には十分原油が供給されている。来 年はさらに過剰となるだろう。世界経済が減速していることを考えれば、原油相場は一段と下落する可能性がある」と述べた。

 OPECの生産枠は、来年から脱退が決まっているインドネシアを除く11カ国で日量2880万バレル。だが、今年の春から夏にかけて原油高騰に悩む消費 国の要請に応え、サウジアラビアが合計で日量50万バレルの増産を決めたことなどを受け、OPECの実質生産量は今年7月に同2930万バレル程度まで上 昇していた。

  OPEC lowered its output targets to 28.8 million barrels per day (bpd), a move the group's president said would reduce output by 520,000 bpd.