日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 |
ポリトリメチレンテレフタレート(PTT、3GT、PPT)繊維 Back
旭化成/帝人 | 2002/4 | PTT繊維の合弁会社設立について | ||
2002/5 | PTT繊維の合弁会社設立および営業開始 | |||
2002/8 | ソロテックス PTT短繊維を量産 | |||
2009/7 | 旭化成と帝人、PTT繊維JVのソロテックスを解散 | |||
東レ/東レ・デュポン/デュポン | ||||
2006/10 | DuPont Partners with Zhangjiagang Glory Chemical Industry Co. to Produce First Bio-Based DuPont Sorona® Polymer in Asia | |||
2004/7 | 三島工場で3GT繊維の設備を年産1,000トン増設 | |||
2001/5 | 3GTポリマー繊維に関する包括的契約締結 | |||
2002/12 | 東レと東レ・デュポン 3GT繊維を生産開始 | |||
2003/5 | 東レ、3GT繊維の生産設備を年産1,000トン増設 | |||
韓 ヒュビス(Huvis) | 2002/3 | 高機能繊維PTT生産・販売を強化 | ||
概況 http://www.conduxconsulting.com/pttIntro.htm
There
is considerable industry effort directed toward the development
of PPT and the identification of its future market. Beyond
performance, its price will play a critical role in defining its
volume in the marketplace.
Shell, the leader,
DuPont, catching up
Union
Carbide has a number
of patents relating to an ethylene oxide route to PDO
2002/4/10 旭化成/帝人
PTT繊維の合弁会社設立について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2002/fi020410.html
旭化成と帝人は、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維の事業を行う合弁新会社を設立することに合意
<合弁会社の概要>
(1)会社名 ソロテックス株式会社(仮称) (2)資本 資本金 2億5千万円、資本準備金 2億5千万円 (3)出資比率 旭化成株式会社 50%、 帝人株式会社 50% (4)本社 大阪市北区堂島浜1丁目2番6号 (5)設立 2002年5月中旬(予定) (6)営業開始 2002年6月1日(予定) (7)事業内容 PTT繊維(フィラメントおよびその加工糸、短繊維、モノフィラメント)
および繊維製造向けPTTポリマーの製造・販売(8)テリトリー 全世界 (9)売上目標 2002年度 10億円、2006年度(設立5年目) 100億円 (10)決 算 期 3月31日
PTT繊維の合弁会社設立および営業開始について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2002/fi020527.html
新会社名は「ソロテックス株式会社」とし、本年6月1日より営業を開始
PTT短繊維を量産 衣料向け開拓 帝人・旭化成
優れた伸縮性 期待の合繊
帝人と旭化成の共同出資会社であるソロテックスは、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)短繊維の生産を始める。
「ソロテックス株式会社」の解散について
旭化成せんい株式会社(本社:大阪市北区、社長:高井
秀文)と帝人ファイバー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:亀井
範雄)は、両社の合弁によりPTT(注)繊維事業を展開する「ソロテックス株式会社」について、2010
年3 月末をもって合弁契約を解消し、同社を解散することを決定しました。
(注)PTT :
ポリトリメチレンテレフタレートの略称。1990
年代後半より、まずポリマーが事業化され、次いで繊維が事業化された。PTT繊維は、柔らかい風合いとストレッチバック性、形態安定性に特徴がある。
1.背景と経緯
(1)旭化成せんいは、1996
年よりPTT繊維の開発に着手し、1999
年より同繊維の製造販売を開始しました。一方、帝人ファイバーは米国デュポン社より製糸技術を導入し、2000
年より開発をスタートしました。
(2)2002 年5
月、両社はPTT繊維事業を統合・発展させる目的で両社折半出資による合弁会社「ソロテックス株式会社」を設立し、両親会社への生産委託によりPTT繊維の製造・販売を開始しました。
(3)しかし、原料価格をはじめとする製造コストが期待どおりに下がらず、高価格分野を中心に市場開拓を進めましたが、当初想定した規模の市場を獲得するには至りませんでした。
(4)こうした中、あらゆる事業構造改善の努力を続けてきましたが、昨年来の景気低迷の影響は大きく、今後とも安定的な収益確保の見通しが立たないため、このたびソロテックス社の合弁を解消し、同社を解散することとしました。
2.今後の予定
(1)営業終了 : 2009 年12 月末予定
(2)解 散 : 2010 年 3 月末予定
(3)顧客への商品供給 :
お客様の意向を踏まえ、可能な限り備蓄生産を行う予定です。
(4)解散後の対応 :
@旭化成せんいはPTT繊維の製造・販売を行いません。
A帝人ファイバーは、独自にPTT繊維事業の継続について検討を進めています。
3.業績への影響について
本件に伴う旭化成せんいおよび帝人ファイバーの業績への影響は軽微です。
3GTポリマー繊維に関する包括的契約締結について
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr010531b.html
東レは、デュポンから3GTポリマー使用繊維の技術ライセンスを受け、3GTポリマー100%の単独糸(Homofiber)については日本およびアジア地域(中国、タイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、香港)での製造・販売
複合糸(Bicomponent Fiber)については東レが日本国内において独占的に製造を行い、東レ・デュポンが国内で独占的に販売
東レは単独糸を使用したテキスタイルを日本およびアジア地域で製造を行い全世界に販売するとともに、複合糸を使ったテキスタイルも国内で製造し全世界に販売。
日刊工業新聞 2002/12/17
東レと東レ・デュポン、3GT繊維を生産開始
10月に東レ三島工場で年産500トンの複合糸生産設備を稼働、05年度までに同2000トン規模に引き上げ
3GT繊維の生産設備増設について
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr030514b.html
三島工場(静岡県三島市)に年産1,000トン増設することを決定、既存設備と併せた生産能力は年間1,500トンになります。
2004年に年産2,000トン、2005年に3,000トンまで拡大していく計画
テレフタル酸とプロパンジオールとのエステル単位を質量比で85%以上含む長鎖状合成高分子からなる繊維。 polytrimethylen-terephtalate fiber
PTT Fiber Characteristics
PTT is an advanced polymer that can be spun into fibers. The fibers and yarns have a unique combination of properties including stretch and recovery, softness, bulk, and easy dye. Fabrics produced from PTT fibers and yarns clean easily and have superior durability.
PTT unifies the main and best characteristics of nylon and polyester for the most disparate applications, even if today the most characteristic ones concern carpets and car- and house-fittings.
As regards to other synthetic fibers, PTT ones are softer, are easier to be dyed, keep vivid colours longer, lose their shape easier and as easier go back to their original shape. They also are better dirty-resistant, are easier to be cleaned and dry quickly.
If we analyze the macromolecular structure of PTT, we can notice the structural and substantial differences with the fibers of PET.
PET PTT Lurgi Zimmer PTT was first patented in 1941, but it was not produced until the 1990s, when Shell Chemicals developed the low-cost method of producing high-quality 1,3 propanediol (PDO), the starting raw material for PTT Corterra Polymers. PTT Poly Canada
In mid-1999, Shell Chemicals and Lurgi Zimmer broke ground in Altamira, Mexico for construction of the world's first commercial-scale facility dedicate solely to production of Corterra Polymers.
DuPont announced (April 2000) the birth of the 3GT fiber, which is commercialized as Sonora. From October this year the production capacity will be of about 27 millions lb (PDO will come from Degussa in Germany), to be widen to 112 millions. The now existing processes to produce PDO, key-component to produce PTT, are those of Shell, DuPont, Degussa.
http://www.technica.net/NF/NF1/efibreptt.htm
原料 1,3-プロパンジオール
現状と将来展望
(テクノトレンド バイオテクノロジーの環境技術への応用 平成12年8月 特許庁)
http://www.jpo.go.jp/techno/tt1208031_bio.htm
韓ヒュビス、高機能繊維PTT生産・販売を強化
韓国最大のポリエステル繊維メーカーであるヒュビスは、生産能力を同年末までに1500トンに拡大する。
Huvis :
Samyang Corporation 三養社 and SK Chemicals Inc. reached an agreement on November 1, 2000 to separate their synthetic fiber departments and combine them to a corporation sole.
Birth of the biggest synthetic fiber corporation in Korea ..Integration of the polyester business between SK Chemicals/Samyang in October.
http://www.skchemicals.com/english/news/new/?search=&pg=8&id=292SK Chemicals and Samyang had a signing ceremony on the integration of the polyester business and agreed to establish a new integrated corporation in early October. Capital for the new corporation is $208 million dollars with a 50/50 share. The CEO will be selected from the officers of either company.
3GT繊維の生産設備増設について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=75648
東レ(株)とオペロンテックス(株)(本社:東京都中央区、社長:袖山 文孝)は、この度、東レの三島工場(静岡県三島市)において、ソフト性・ストレッチ性・耐久性に優れた3GT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維(複合糸)の生産設備を、年産1,000トン増設することを決定しました。
この設備は、2005年春からの稼働開始を目指し、既存設備1,500トンと併せた生産能力は年産2,500トンとなります。これによりテキスタイルと糸売りを合わせ、当初の目標であった売上高100億円規模を早期に達成できる見通しとなりました。
3GT繊維の2004年の生産量は、世界全体で約17,000トンの規模に達していると推定され、その中でも、単独糸、BCFなどに比べて複合糸は最も成長著しく、前年対比約2,000トン増加し、約5,000トン(約30%)の規模となっております。
また、原料供給元であるデュポン社が、近々、原料の1,3−プロパンジオールを石化由来からバイオ法によるトウモロコシ由来に切り替える予定であり、3GT繊維を環境対応素材としても大いに訴求してまいります。