日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
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Butanediol                                            Back

      ポリウレタン繊維 ←PTMG ← THF ← 1,4-ブタンジオール

                         
(BASF中国はブタンから直接THFを生産)

 

   14 ブタンジオール(14BD)生産能力
                (単位:トン/年)

会社名 工場 生産能力 備考  
出光BASF
→BASF出光
千葉   25,000 出光石油化学50% BASF50%
→BASF67% 出光33%
改組閉鎖、解散
東燃化学 川崎  (30,000) 撤退  
三菱化学 四日市   90,000 2013/3 うち30,000トンを停止、廃棄  

出光BASF改組(2003/7/1)
 社名:出光BASF→BASF出光
 出資比率:BASF 50%、出光 50% →BASF 67%、出光 33%
 その他:BASFグループの事業をBASF出光に一本化

 

 

三菱化学    四日市  韓国BASF提携  アジア
BASF   出光BASF   Korea   USA 
保土ヶ谷化学   台湾

 

BASF、四日市事業所でのTHF/PolyTHF(R)生産活動を終了

ーーー

2012/3/28 三菱化学 

1,4ブタンジオール製造設備を一部停止

弊社は、伸縮性繊維やウレタン等の原料として使われる1,4ブタンジオールを四日市事業所にて製造しております
が、同製品の原料であるブタジエンが、合成ゴムの需要増により、近年高騰しております。そのため、弊社の1,4ブタンジオールの製造コストが上昇し、事業運営上厳しい状況が続いておりました。
そのため、採算の改善を図るべく、弊社は、2013年3月をもって1,4ブタンジオール製造設備2系列(2系列合計生産能力 90千トン/年)のうち、規模の小さい1系列(生産能力 30千トン/年)を停止することといたします。

2008/12/16 三菱化学、ブタジエンの新規製造技術を開発


2003/6/3  BASF ジャパン(株) 

BASF と出光、日本における1,4 ブタンジオール事業を再編
     
http://www.basf-japan.co.jp/news/html/030603.html

 

 BASF (本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)
  2003 年7 月1 日付けで出光BASFの持株比率を50%から67%に引き上げ、
 
  社名をBASF 出光株式会社(BIC )へと変更

  年間生産能力25,000 トンの1,4 ブタンジオール(BDO )プラント

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2020/08/19    

BASFと出光の合弁会社、1, 4-ブタンジオールの千葉工場を閉鎖

  • 2020年12月に閉鎖予定
  • 日本国内のお客様へのBDO供給を継続
  • 引き続きBDOをBASFグループのグローバル拠点よりお客様へ提供

BASF SEと出光興産の合弁会社であるBASF出光は、千葉県にある1,4-ブタンジオール(BDO)の生産工場を2020年12月に閉鎖します。その後、BASFと出光の合弁契約も解消します。

BICの工場閉鎖は、BASFが出光と合意の上で決定したものであり、また、BASFが現在BDOおよびその誘導体に関わる資産に関してグローバルで実施している、長期的 オプションの見直しの一環です。BASF出光工場の従業員数は21人で、全従業員に対して、日本の出光またはBASFグループでの雇用機会を提供します。

BASFは、BDOおよびその誘導体の生産拠点をアジア、北米、欧州に有しており、現在BASF出光からBDOを提供している日本のお客様に対しては、BASFグループのグローバル拠点から引き続き提供していきます。

「BASFは、BDOおよびその誘導体のリーディングカンパニーとして、今後も質の高い製品をもってグローバルにお客様をサポートしていきます。今回の措置は、お客様とBASF双方にとって長期的に付加価値をもたらす為に、競争力を強化するという、戦略の一環です」とBASFの中間体アジア太平洋地域 シニアバイスプレジデントのヴァシリオス・ガラノスは述べています。

「国内BDO市場規模の縮小、および市場での近年の石炭ベースのBDO生産拠点への投資による、アジアでの生産能力の大幅な過剰により、千葉工場を閉鎖せざるをえなくなりました。」と、BIC代表取締役社長の齋藤大と述べています。移行を円滑に進めるために、BASF出光はすべてのお客様と連絡を取りあっていきます。

BDO、およびその誘導体はエンジニアリングプラスチック、ポリウレタン、溶媒および弾性スパンデックス繊維の生産に不可欠な化学品です。

 ■BASF出光について

BASF出光は、BASFと出光興産との67:33の合弁会社として、1, 4-ブタンジオール (BDO) の生産と販売を目的とし2003年7月1日に再編されました。工場は千葉県市原市にあり、年間生産能力は25,000トン、千葉県にある出光の石油化学コンビナートに統合されています。BASF出光は、日本におけるBASFおよび出光のBDO事業を統括しています。

 


化学工業日報 2001/4/13

東燃化学、無水マレイン酸、1・4BDから撤退

事業構造の再構築を推進、2月にはポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂事業売却を発表。


化学工業日報  2001/2/16 

三菱化学、アジアでも1・4BD−PBT統合プラント

1・4−ブタンジオール(1・4BD)−PBT(ポリブチレンテレフタレート)統合プラント構想を推進
2004−5年をめどにPTMG(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)を含めた大型連続重合設備を建設

四日市事業所で2002年の1・4BD、PBT増設で国内市場への対応は完成


1999/3/25 BASF

BASF Announces Plans for North American Butanediol Plant