日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 |
建設・電販向け電線事業に関する事業統合について
http://www.sei.co.jp/news/press/02/prs219_s.html
住友電気工業、タツタ電線と日立電線
主として工場・ビル等の建設に使用されるケーブル・電線を対象とし、電気工事業者殿、電線販売 業者殿、電設資材販売業者殿向けに販売。
品種としては、低圧(600V)CVケーブル、制御用ケーブル(CVV)、屋内用ビニル絶縁電線(IV)等が主体。
2.統合形態 概要
【従来】
【共同事業会社営業開始後】
日刊工業新聞 2003/3/20
古河・矢崎が事業統合、建設用電線で新会社
ブランド統一、業界2位誕生、収益回復急ぐ フジクラ合流は未定
古河電気工業と矢崎総業
建設用電線事業を統合する方向で最終調整に
統合後のシェアは、02年7月に先行して同事業を統合した住友電気工業、日立電線、タツタ電線の3社陣営に次ぐ第2位
日本経済新聞 2004/1/23
電カ電線事業 古河・フジクラ統合へ 3グループ体制固まる
古河電気工業とフジクラは電力用電線事業を統合する方向で交渉に入った。3月末にも基本合意する見通し。生産・販売を中心に両社の関連部門を別会社に集約する。電力会社の設備投資抑制で電線市場は急激に縮小している。先行して住友電工と日立電線が生産部門の統合会社を設立したほか、三菱電線工業と昭和電線電纜も一昨年、事業統合しており、これにより3グループ体制が固まる。
社名 | 株主 | 事業内容 | 前期売上高 |
ビスキャス (01年9月設立) |
古河電工 フジクラ |
地中送電線の設計・研究と 海外営業 |
約500億円(※) |
エクシム (02年4月設立) |
三菱電線 昭和電線 |
電力用電線の製造と 国内外の営業、設計・研究 |
142億円 |
ジエイ・パワーシステムズ (01年7月設立) |
住友電工 日立電線 |
電力用電線の製造と 海外営業、設計・研究 |
525億円 |
(注)ビスキャスの売上高は古河電工とフジクラの電力電線部門の合計額
高圧電力用電線の国内電力会社向け販売事業の株式会社ジェイ・パワーシステムズへの移管・統合について
http://www2.hitachi-cable.co.jp/apps/hnews.nsf/HnewsJ/NT00002EC2/$File/040723JPS.pdf
日立電線株式会社(社長佐藤教郎、以下「日立電線」)、住友電気工業株式会社(社長松本正義、以下「住友電工」)及び株式会社ジェイ・パワーシステムズ(社長三條楠夫、以下「JPS」)の3社は、日立電線、住友電工の両社がそれぞれ手がけている高圧CV
ケーブル、ACSR、高圧配電線等(以下「高圧電力用電線」)の国内電力会社向け販売事業に関し、需要の減少傾向を受け、より一段のコスト合理化を目的として、JPS
に移管・統合することの検討を進めてまいりました。
これと並行して公正取引委員会に対し、本件統合の独占禁止法上の問題の有無について、詳細審査を受けてまいりましたところ、このたび、公正取引委員会より、本統合は競争を実質的に制限することにならない(独占禁止法上の問題とならない)とのご判断を頂きました。
*
公正取引委員会のご判断については、本日15時、同委員会より発表されています。
この公正取引委員会のご判断を受けて、日立電線と住友電工の両社は、高圧電力用電線の国内電力会社向け販売を、本年10月を目途に、JPSに移管・統合することと致します。今後、3社の担当役員をトップとする委員会により、移管・統合に向け調整を行う予定です。
尚、電力会社を除くその他の国内ユーザー向け販売事業は、引き続き日立電線、住友電工がそれぞれ手がけてまいります。
<語句説明>
〔1〕 | CV ケーブル(Crosslinked
Polyethylene Polyvinyl Chloride、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル) ケーブルの絶縁体として、ポリエチレンを架橋し分子を網目状構造としてポリエチレンの欠点であった熱軟化性能を大幅に改善した架橋ポリエチレンが使用されています。このケーブルは600V 〜500kV の広い電圧範囲で使用されており、ビル・工場の配線や配電線路、都市部の地中送電線路他に広く使用されています。 |
〔2〕 | ACSR(Aluminum Conductor
Steel Reinforced、鋼心アルミより線) 中心に亜鉛めっき鋼線をより合わせ、その外側に硬アルミ線をより合わせた、絶縁被覆をしない裸電線です。高い鉄塔に架設される架空送電線に使用されています。 |
<株式会社ジェイ・パワーシステムズの概要>
(1) 事業内容:
送配電用電力ケーブル・架空送電線及びそれらの付属品、関連システムの
研究、開発、設計、製造、工事、及び輸出
(2) 設立: 2001 年7 月
(3) 資本金: 40 億円
(4) 売上高: 521 億円(2003 年度)
(5) 出資比率: 日立電線50%、住友電工50%
(6) 従業員数: 約900 名
(7) 代表者: 代表取締役社長三條楠夫
(8) 本社: 東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル
(9) 事業所:
豊浦事業所(茨城県日立市)、日高事業所(茨城県日立市)、
大阪事業所(大阪市此花区)
東京工事センター(東京都大田区)、大阪工事センター(大阪市此花区)
建設・電販市場向け販売事業の統合について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=89838&lindID=4
株式会社フジクラ(取締役社長 辻川 昭、以下フジクラ)と三菱電線工業株式会社(取締役社長 岡本 洋、以下三菱電線工業)は、それぞれの販売会社である藤倉商事株式会社(取締役社長 津下本 健一郎)と三菱電線工業販売株式会社(取締役社長 高良 欣士)、株式会社ダイヤケーブル(取締役社長 三橋 健二)の建設・電販部門を統合した新たな合弁会社を設立し、2005年4月1日より営業を開始することで合意に達しました。
共同事業会社の概要
・商号:未定
・設立:2005年1月(予定)
・営業開始:2005年4月1日(予定)
・資本金:未定
・出資比率:フジクラ60%、三菱電線工業30%、西日本電線10%
・社長:未定
・従業員:約200名
・売上高:約440億円/年(2005年度目標)