日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

 他のページへ  トップページ  エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM 

 ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 

 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 

 日本のコンビナート図(トップ) 石油化学年表(トップ) 各社中長期経営計画 ほか(トップ)

 アジアの石油化学 欧米の大企業                         連絡先 knak@js2.so-net.ne.jp

 

メタアクリル樹脂                                Back

   能力  千トン

   

 モノマー

成形材料
 (重合)

 同左
(ペレット)

キャスト板

 押出板

三菱レイヨン

大竹

  ACH 107
C4  110

  24.4

20.2

14.4

7.8

富山

 

19.8

27.5

21.2

旭化成

川崎

100

31.0

16.0

2.4

24.0

千葉

20.0

20.0

富士

 

 

 

 

9.2

クラレ

中条

ACH  65

38.6

20.0
→40.0
→44.0

10.0

23.6
(
→28.6)

大阪

(1/2)   20
(共同モノマー)

住友化学

愛媛

40
(JMMA)

32.0
→45.0

22.9

9.4

15.5
→17.0
→27.0

姫路

32
(JMMA)

三井化学
 

大阪

(1/2)   20
(共同モノマー)

三菱ガス化学

新潟

新ACH  51

 

 

 

 

*住友化学  モノマーは日本メタアクリルモノマー 
             能力は
日本触媒との事業交換後

     三菱レイヨン関係会社  アリステック・アクリリックス社    MRC・デュポン


1997/9/12 三菱レイヨン

アメリカにおけるアクリル樹脂シート製造販売会社設立について
   
http://www.mrc.co.jp/press/p97/970912.html

 

米国有数の総合化学メーカーであるアリステック・ケミカル社との合弁で、アクリル樹脂シート製造販売会社アリステック・アクリリックス社を設立
 (* アリステック・ケミカルの事業を分離)
出資比率は、アリステック・ケミカル社90%、三菱レイヨン社側10%

アリステック・ケミカル社のアクリル樹脂事業部門を分離独立、同社フローレンス工場をそのまま承継。現在の生産能力は年間約3万4000トン。

*当時のアリステック・ケミカルは三菱グループが所有(のち三菱商事 100%)
  2001/1三菱商事がアリステック・ケミカルをSunocoに売却するが、
  アリステック・アクリリックスは売却対象に含まれず。
  この結果、三菱商事が88%株主に。2%不明

2008年4月、SK CapitalがAristech Acrylicsを買収


Aristech Acrylics LLC    http://www.aristechacrylics.com/

Aristech Acrylics LLC is one of the world's largest producers of seamless continuous cast acrylic sheet. Our products are used in a wide variety of industries and applications...from bathtubs, hot tubs, shower units and whirlpools...to signage, exterior cladding, skylights, boat products and, yes...the kitchen sink!

 


2002/3/25 MRC・デュポン/三菱レイヨン

  高品質メタクリル人造大理石 デュポン コーリアン®成型品事業の強化について
      
http://www.mrc.co.jp/press/p02/020325.html


MRC・デュポンは、高品質メタクリル人造大理石デュポン コーリアン®成型品事業の強化拡大を図るため、三菱レイヨンと共同で開発した成形材料であるデュポン コーリアン®メタクリルBMCの本格生産を4月から開始

  <MRC・デュポンの概要>
 
社名  :  MRC・デュポン株式会社
代表者 :  代表取締役社長 鈴木達夫
本社  :  東京都港区南青山1-15-9 
設立  :  1986年5月
資本金 :  10億円
出資比率:  三菱レイヨン株式会社 50%、
デュポン株式会社 50%
事業内容:  デュポン コーリアン®の製造販売
工場  :     富山工場(富山県富山市)
従業員 :  約100名

 


Chemnet Tokyo 2002/5/13

旭化成、川崎にMMAシートでも新設備を設置へ
   大型液晶導光板の需要の増大に対応


川崎・浮島工場は年産1万8,000トン能力のシート設備が稼動中だが、同社では今年11月に同6,000トン能力の新設備を追加設置する計画。
総設備能力は同2万4,000トンとなる

千葉工場の溶液重合法成形材料の生産設備を5月末に従来の同1万5,000トン能力から同2万トン能力に増強


Chemnet Tokyo 2002/5/20

旭化成、6月に増設完了。液晶導光板用のMMAポリマー


MMAポリマーは千葉工場で在来の年産1万5,000トン設備を
5,000トン増の2万トンに拡充。また同時にMMAシート(押出板)「デラグラス」の設備年産5,000トンについても年内完成をめざしている。
 


化学工業日報 2002/1/18

住友化学、押出板増強などMMA戦略を加速

愛媛の生産能力を年産5000トン増強することを決めたほか、液晶表示装置の製造拠点が集中する中国など、海外での新拠点確保も検討していく方針。


化学工業日報 2002/6/3

住友化学、アクリル樹脂特殊製品を本格事業化

 


2001/11/29 鐘淵化学・住友化学発表

発泡アクリル樹脂の試験発売を開始
  −本格販売は、来年度上期中の予定−
      
http://www.kaneka.co.jp/news/n011129.html

新製品は、住友化学が長年にわたって研究・製造・販売を手掛けてきたアクリル樹脂と、鐘淵化学の重合技術・発泡技術をベースに、共同開発された。両社の異なる現有事業の販売網を生かし、鐘淵化学は発泡ポリスチレン樹脂(EPS)の特殊品として販売強化を狙い、住友化学はアクリル樹脂の市場拡大を進める。

 


1999/3/2 クラレ・住友化学

アクリル樹脂製品の相互生産委託等について
  
 http://www.kuraray.co.jp/press/1999/acrylic/acrylic.html


1. アクリル成形材料(ペレット)の相互生産委託
   対象数量は年間約1万トン

2. アクリルシートの相互生産委託
   対象数量は年間約2000トン

3. アクリルシートの共同物流
   関東・関西地区で共同配送、共同保管を実施
   共同物流量は年間約1万トン


日刊工業新聞 2002/5/22

住友化学、メタクリル樹脂板の中国メーカーと提携交渉


キャストシート」と呼ばれるメタクリル樹脂板の現地メーカー。資本参加のほか生産委託や技術供与も選択肢に、年産能力で5000―1万トン級のメーカーと交渉している。


化学工業日報 2002/11/11

住友化学、愛媛でPMMAを増強


連続バルク重合設備をボトルネック解消により年1万3000トン増強、4万5000トン能力に引き上げる。


2003. 6. 10 クラレ

メタクリル樹脂押出板生産設備の増設について
   
 http://www.kuraray.co.jp/press/2003/0610/press0610.html



設備投資の概要

生産能力:年産5,000トン(増設後の押出板生産能力 年産28,600トン)
設置場所:中条事業所(新潟県北蒲原郡中条町)
投資額  :約15億円
稼動時期:2004年4月(予定)

 


Chemnet Tokyo 2004/1/9

住友化学、MMA押出板の増設装置の本稼動を開始
導光板の需要の拡大に対応、全体の生産性も向上

 住友化学工業は、年明けから同社愛媛工場内でMMA押出板の新設備の本稼動を開始した。
 今回営業運転に入ったのは、需要が内外で急速に伸びている
導光板用の専用ライン。生産能力は年1万t。この結果、同社のMMA押出板の総生産能力は5系列合計で同2万7,000tとなった。MMA押出板メーカー4社の中の最大規模となった。同社では、このうちの同2万tを導光板向けに活用していきたい考え。
 
 MMA導光板の需要は、国内のみならず韓国、台湾、タイ、マレーシアなど他のアジア諸国でも液晶モニター向けに02年春以降急拡大している。しかし、押出板や成形材料の設備能力が不足しているためアジア地域全体の需給バランスは極端な逼迫状態が続いている。住友化学は、こうした事態を打開すべく
昨年6月に愛媛工場の成形材料設備を同1万t規模増強して同5万5,000tに拡大、さらに押出板についても今回1万tの増産体制を整えたもの。(住化発表では45,000t


日本経済新聞 2004/4/30

クラレ 曲がるアクリル樹脂 柔軟性、原料で調整自在


 開発したのは「アクリル系熱可塑性エラストマー」と呼ぶアクリル樹脂の一種。分子レベルで化学反応を制御する触媒技術を開発、量産化にメドを付けた。製造時間も1時間弱で、従来方法に比べ約10分の1。有機溶剤などの可塑剤も使わずに済む。

 クラレは7月に鹿島事業所(茨城県神栖町)に年産300トンの試験プラントを設置し、サンプル出荷を始める。2006年をメドに量産する考え。


2006年1月18日 旭化成ケミカルズ

韓国デラグラス(株)における液晶テレビ用拡散板生産ライン新設について
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2005/ch060118.html

 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原健嗣)、RAYGEN.Co.,Ltd.(本社:大韓民国慶北道漆谷郡、社長:太聖吉)及びサムスン物産株式会社(本社:大韓民国京畿道城南市、社長:池成河)は、このほど3社の合弁会社である韓国デラグラス株式会社において、液晶テレビ用拡散板生産ラインを新設することを決定いたしましたのでお知らせします。

   
新設計画の概要
 
(1) 生産能力 : 押出板(拡散板) 4千トン/年
(2) 稼動時期 : 2006年9月
     
《ご参考》
韓国デラグラス株式会社 概要
(1) 会社名 : 韓国デラグラス株式会社(DELAGLAS KOREA CORPORATION)  
(2) 資本金 : 50億ウォン
(3) 出資比率 : 旭化成ケミカルズ60%、RAYGEN30%、サムスン物産10% 。 
(4) 代表者 : 共同代表 社長 太聖吉、副社長 能勢雅紀
(5) 所在地 : 大韓民国 京畿道 平澤市
(6) 生産能力 : 押出板(導光板) 6千トン/年 


2006/5/18 ダイセル・デグサ

PMMA樹脂PLEXIGLAS(R), PLEXALLOY(R) をデグサ ジャパンから取得
http://www.daicel-degussa.com/jp/index.php?mode=main&data_no=0

 2006年1月より、ダイセル・デグサ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山部 泰治)はデグサ ジャパン株式会社から、代表的な透明材料であるPMMA樹脂、PLEXIGLASR, PLEXALLOYRのモールディングコンパウンドビジネスを引継ぎ、日本市場のマーケティングを開始いたしました。

 日本のマーケットに於いては、これまでレームの製品はデグサ AGの100%日本法人デグサ ジャパン株式会社が扱っていましたが、そのうちの
モールディングコンパウンドビジネスについて、2006年1月よりダイセル・デグサが取り扱うことになりました。 シートビジネスはデグサ ジャパンが引き続き取り扱いを致します。 


 ダイセル・デグサはドイツのヒュルス社(現デグサ社)とダイセル化学工業株式会社の合弁企業として1970年に発足し、設立以来ポリアミド12樹脂ベースの高品質で優れた機能性樹脂を開発、販売してまいりました。
 1998年にISO9000S、そして2000年にはISO14000Sを取得するなど、お客様へ最良の製品、最高の技術を提供できる体制を充実させると同時に、環境問題への取り組みも積極的に行っています。 2003年にはビジネスフィールドを拡大するため新たにC8, C12脂環式化合物(モノマー)を製品ラインに加え、エンジニアリングポリマー分野での "No.1" を目指し日々躍進しています。

 長年にわたりデグサ社と共に培ってきた技術開発力、豊富な知識、経験。 これらを糧に、世界中のお客様に確かな満足をお届けするため、ダイセル・デグサは常に新しい視点とアイデアで品質の向上とサービス体制の強化に努めています。 優れた製品とお客様に尽くす心、そして社会や環境に対する配慮を通して明日のニーズに応えること。 それがグローバル企業である私たちの使命なのです。


2007年2月5日 クラレ

メタクリル樹脂成形材料増設設備の稼動開始について

 当社は、ボトルネック解消によるメタクリル樹脂成形材料現行生産設備の能力増強工事(年産4,000トン)を実施していましたが、このほど稼動を開始しましたのでお知らせします。(能力増強後:年産44,000トン)
 メタクリル樹脂はその優れた透明性や耐候性を生かし、内照式の看板・照明器具・建材などに使われています。特に近年は優れた光学特性を応用し、パソコンやテレビなどの液晶ディスプレー(LCD)の導光板などの部材をはじめとする光学関連分野の需要が拡大を続けています。
 当社は、メタクリル樹脂の原料となるMMA(メタクリル酸メチル)モノマーから、メタクリル樹脂成形材料・同シート、人工大理石など、関連製品を幅広く展開しています。
 今回の増強により、旺盛な需要が続く光学関連分野や軟質アクリルなどの当社の独自性が生かせる高機能製品群の拡販を図ってまいります。
 当社は今後も光学関連を始めとしたメタクリル樹脂の特長を最大限に生かす製品や、より高付加価値な関連製品の開発を進め、当事業の更なる拡大を図っていきます。

設備投資の概要は次の通りです。
生産能力:年産4,000トン(増設分)
       (増強後の成形材料生産能力合計 年産44,000トン)
設置場所:新潟事業所(新潟県胎内市)
投資額 :約1億円