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(化学工業日報 2000/7/14) Back
塩ビ生産60年の歴史に幕 チッソ
五井に続き水俣も設備停止
チッソは13日、水俣工場(熊本県)における塩化ビニル樹脂の製造を終了
5月の五井製造所(千葉県)に続いて水俣での生産も幕を閉じた。
同社の塩ビ設備は鐘淵化学が生産委託している同6万8千トンの水島のみとなった。
(Chemnet Tokyo 2000/6/16)
旭硝子、PVC生産委託を呉羽化学に一本化
チッソ五井休止で、国内PVC生産能力はゼロに
塩化ビニール樹脂の商権譲渡の件
具体的には、平成12年4月1日を目途に、当社は塩化ビニール樹脂の販売を鐘淵化学工業(株)に移管し、以後両社の販売は鐘淵化学工業(株)に一本化される。
当社は老朽化が進んでいる水俣工場、五井工場の設備については、適宜休止するが、新鋭設備の水島工場は運転を継続し、鐘淵化学工業(株)からの生産委託を受ける。
チッソ(株)から塩化ビニール樹脂の販売商権を譲り受ける
- 平成12年4月1日よりチッソの販売商権を鐘淵化学に一本化 -
http://www.kaneka.co.jp/news/n000124.html
(化学経済 2000/5)
塩ビ一体会社の現況と展望 ヴイテック
概要
設立 2000/4/1
資本金 60億円(三菱化学60%,東亜合成40%)
従業員 約160人(但し水島工場は三菱に製造委託のための含まず)
+
2000/2/3 三菱化学/東亞合成発表
塩化ビニル事業合弁会社の発足について
http://www.m-kagaku.co.jp/rel/2000/2000020301.htm
1. 社 名 | ヴイテック株式会社 | ||
(英文社名:V-Tech Corporation) | |||
2. 社 長 | 小室 哲夫(現三菱化学社顧問、元同社常務取締役) | ||
3. 本社所在地 | 東京都千代田区九段南3−9−14 九段南C&Mビル | ||
4. 事業拠点 | 川崎工場、四日市工場、水島工場、東京営業部、関西営業部 | ||
5. 営業開始 | 平成12年4月1日 | ||
6. 資 本 金 | 60億円 | ||
7. 出資比率 | 三菱化学社 60% 東亞合成社 40% |
||
8. 事業内容 | 電解製品(水島)、塩化ビニルモノマー(水島)及び塩化ビニル樹脂の製造、販売及び研究開発 | ||
9. 売 上 高 | 約350億円(見込み) | ||
10.従業員数 | 約160名 | ||
11.設備能力 | 電解 | 水島135(苛性ソーダ97%換算) | |
塩化ビニルモノマー | 水島300 | ||
塩化ビニル樹脂 | 合計390(川崎180、四日市110、水島100) | ||
(全て実能力:千トン/年) |
2001/9/17 東亞合成発表
川崎有機合併に関するお知らせ
http://www.toagosei.co.jp/whatsnew/news/n010917.htm
塩ビ一体化会社の現況と展望 大洋塩ビ
概要
資本金 60億円 東ソー
68%、三井化学 16%、電気化学 16%
(再編前 100億円 東ソー 37%、三井化学 37%、電気化学
26%)
従業員 合計 185人、うち工場 130人
東ソー、VCM105万トン体制確立
(1998/2/12 東ソー発表)
塩ビモノマー(VCM) 年産105万トン体制に
http://www.tosoh.co.jp/news/newsachv/980212.htm
南陽事業所で年産25万トンの第二VCMプラント第二期工事を行うことに決定、
完成後は四日市事業所(年産24万トン)とあわせ年産105万トンの生産体制が確立する。
大洋塩ビの再構築について
http://www.tosoh.co.jp/news/newsachv/2000/20000203.htm
1996年1月に設立した塩ビ樹脂の製造・販売会社である「大洋塩ビ株式会社」を発展的に解散
新社名は引き続き大洋塩ビを継承、新たな運営体制のもと、本年4月1日より営業を開始
親会社3社の製造設備(四日市、大阪、千葉)に関しては、本年3月31日をもって同社に譲渡
【大洋塩ビ株式会社 新体制の概要】
1.本社 :東京都港区赤坂1−9−20
2.工場 :四日市、大阪、千葉
3.資本金 :60億円
4.出資比率 :東ソー68%、三井化学16%、電気化学工業16%
5.役員 :取締役社長 日野清司(東ソー専務取締役)
6.従業員 :約190名(2000年4月1日の予定人数、製造部門を含む)
塩ビ一体化会社の現況と展望 新第一塩ビ
汎用樹脂事業統合会社の現況と展望 新第一塩ビ
トクヤマ主導、30億円の合理化で黒字転換
日本ゼオンと住化が14.5%出資へ
VCM供給をトクヤマに一元化
自家発など徳山のインフラを生かす
新第一塩ビ株式会社の新体制構築について
http://www.tokuyama.co.jp/info/index4.html
資本金と出資比率 | ||
資本金 トクヤマ 日本ゼオン
住友化学 現 行 70億円 30.0% 40.0% 30.0% 1999年6月 40億円 42.0% 29.0% 29.0% 2000年3月 80億円 71.0% 14.5% 14.5% (注:トクヤマのサン・アロー化学合併まではトクヤマ10% 、サン・アロー化学20%) |
||
トクヤマが新第一塩ビの運営に責任 | ||
水島工場を2000年3月末を目途に閉鎖する。 |
1998/1 東亞合成
川崎有機 塩ビ新プラント完成
http://www.toagosei.co.jp/whatsnew/news/n980122.htm
三菱化学水島事業所で稼動しているプラントの最新の重合技術
三菱化学/東亜合成 塩ビ生産で提携
川崎の新設 共同化 S&B10万トン 東燃化学も参画へ
塩化ビニル樹脂上位グループの能力 | |||||
大洋塩ビ | 58万トン | 東ソー、三井東圧化学、電気化学工業 | |||
信越化学工業 | 50万トン | 年内に55万トンに増強 | |||
新第一塩ビ | 43万トン | 住友化学工業、日本ゼオン、トクヤマ | |||
鐘淵化学工業 | 38万トン | 2−3年で50万トンに増強 | |||
三菱化学/東亞合成 | 36万トン |
1997/8/11 東亞合成発表
徳島工場での塩化ビニル樹脂製造の終息について
http://www.toagosei.co.jp/whatsnew/news/n970811.htm
[概要]
1.徳島工場 徳島市川内町中島575番地の1
2.終息時期 97年8月末
3.現有能力 2万トン/年
1994/12/5 日本ゼオン/住友化学/トクヤマ/サン・アロ−化学 発表
塩ビ事業の統合による「新第一塩ビ」設立の件
http://www.sumitomo-chem.co.jp/cgi-bin/search/release_2.cgi
1.新会社の概要 | |
新会社設立は第一塩ビ販売の再編成(呉羽化学持株の買取り、サン・アロ−持株の一部のトクヤマへの譲渡、増資、社名変更)により行う。 |
@社名 | 新第一塩ビ株式会社 | |||
(Shin Dai-Ichi Vinyl Corporation) | ||||
商標 | ZEST | |||
A本社 | 東京都 | |||
B資本金 | 70億円(第一塩ビ販売の資本金 90 百万円を増資する) | |||
出資比率 | 日本ゼオン | 40% | ||
住友化学 | 30% | |||
サン・アロ− | 20% | |||
トクヤマ | 10% | |||
C社長 | 佐伯康治(現日本ゼオン 専務取締役) | |||
D営業開始 | 1995年7月1日(目標) | |||
E事業目的 | 将来は原料VCMから加工品までの総合塩ビメ−カ−を目指す。 スタ−ト時は塩ビ樹脂(ペ−スト、特殊品を含む)の製造販売と、 日本ゼオンの製造する塩ビ強化剤MBS樹脂の販売を行う。 |
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F工場と能力 | 3社の5工場(千葉、高岡、水島、新居浜、徳山)の塩ビ樹脂製造設備を譲受ける。 合計製造能力は 430千トン/年となる。 |
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G従業員 | 約80名 (営業、研究、管理) なお製造は各親会社に委託するため、製造要員は含まない。 |
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H初年度売上高 | 年間400億円 |
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1994/12/5 呉羽発表
新・第一塩ビ構想への不参加について
総合的に判断した結果、新・第一塩ビ構想への参加を見送り、当社の持てる資源を活用し独自路線により塩ビ事業のより一層の発展を期するとの結論に達した。
住化・日本ゼオン・トクヤマ 塩ビ、新会社に統合
製造・販売を一体化 生産能力、最大に
解説 住化など塩ビ統合 業界再編 一気に加速 呉羽離脱、共販の限界露呈
化学工業日報 1997/3/10
塩ビ製造合弁を解消 三井東圧/電化 「大洋塩ビ」実質化へ前進
三井東圧化学と電気化学工業は、塩化ビニル樹脂の製造会社「日本ピーヴィシー」の合弁解消で合意
日本ビーヴィシーは、82年に三井東圧化学60%、電気化学40%
当初、日産化学 千葉工場でVCM、PVC生産
1977 塩ビ部門分離 「日産塩化ビニール」
1983 「日産塩化ビニール」を東洋曹達とのJV「千葉ポリマー」とする。
1989 千葉ポリマー解散 PVC設備を東洋曹達(四日市)に移管
化成品日報 2002/3/20
△大洋塩ビ、大阪旧設備年1万屯を年度末に廃棄
廃棄後の同社の設備能力は年57万屯程度
2002/6/4 Platts
Mexico extends duties on PVC from US
first imposed in 1995, range from 12.5% on imports from some
companies to a high of 34.6%
US exporters would continue to practice price discrimination in exports of PVC to Mexico.
1995/8/31 日刊工業新聞
信越化学「塩ビ生産能力 20%アップ
鹿島工場、年55万トンへ 来年内に実施」
注 | 従来の公表能力は 390千トン 業界情報によると、正確には1系列増設により現状能力は450 千トンとなっており、今後グレ−ド切り替え減などで490 千トンまでもっていく。更に1系列を増設し550 千トンにするというもの。 |
1995/9/6 日刊ケミカルニュ−ス
「三菱化学、塩ビ樹脂設備を新製法に転換
水島 64 千tスクラップ、10万t建設へ」
注 | 同社は水島に 124千t,四日市
120千t(うち30千tはペ−ストレジン)、合計244
千tの設備をもっているが、水島工場の3系列のうち、1系列
60 千tを残し、2系列計 64 千tをスクラップし、新たに100
千tを新設する。 同社は既に超高率の新プロセスを開発済みで、これを採用し96年末に完成する。この結果、同社の水島の能力は 160千t,合計能力は 280千tとなる。 |
1995/10/5 鐘淵化学
塩ビ・ソーダ事業の強化について
(要旨)
・ | 本事業の強化策 | |
PVC | 現状の高砂・大阪・鹿島3工場合計300千トンを年末に370千トンに増強する。 将来は高砂・鹿島2工場で450千トン以上の体制とする。 |
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VCM | 高砂のVCM(現状470千トン)をデボトルキングで年末に520千トンとする。 鹿島塩ビモノマーの同社枠を加えると600千トンとなる。 |
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苛性ソーダ | 高砂の電解の増強に着手、段階的に合計120千トンの能力増とする。 | |
Global PVC shortage seen by 2010: Nexant
Reluctance on behalf of petrochemical producers to build new chlor-alkali capacity will likely lead to a global shortage of polyvinyl chloride by 2010.
塩素所要量 5.5-mil mt/yr
現状増設 1.1-mil mt/yr