日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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1999/12/28 三井化学プラテック

日石プラストよりポリオレフィン一軸延伸フィルム事業を譲り受け
      
http://www.mpl.co.jp/19991228.htm


三井化学プラテックは、日石プラストからポリオレフィン(HDPE、PP)一軸延伸フィルムの事業移管を受け、1月末から自社製品の本格的な供給を開始する。これにともない日石プラストは関連会社に委託していた製品の製造を来春で停止し、同事業から撤収する。


日刊総合化学 1999/2/4

三井東圧プラテックと三石アグリが合併  4月1日付で「三井化学プラテック」設立   

三井化学は、農業用資材で事業領域が重複する100%子会社の三井東圧プラテック(資本金12億円、桂伸光社長)と三石アグリ(資本金5,00O万円、大島義一社長)両社を本年4月1日付で統合し、新たに「三井化学プラテック」をスタートすると発表した。  


三井化学プラテック株式会社
   MITSUI KAGAKU PLATECH CO.,LTD.

設立   平成3年4月1日
(創立 昭和47年10月2日)
事業内容        1. 各種合成樹脂製品の製造、加工、売買及び輸出入
2. 合成樹脂、アルミニウム、紙等を原材料とする日用品雑貨の製造、加工、売買及び輸入
3. 肥料及び植物活力剤の製造、加工、売買及び輸出入
4. 種子、土壌改良剤、育苗床土及びその関連資材の加工、売買、及び輸出入
5. 農林漁業用各種資材の加工、売買及び輸出入
6. 農業生産管理用各種機器類の売買及び輸出入
7. 施設園芸栽培に関する栽培システム及びノウハウの売買及び輸出入  
資本金   12億5千万円
従業員数   約300名
年商   約200億円
決算期   3月
株主   三井化学株式会社  100%
主要取引銀行   三井住友銀行  農林中央金庫

 


2004/12/21 三井化学

三井化学プラテック及びハイシート工業の統合
http://www.mitsui-chem.co.jp/whats/041222.pdf

 当社(社長:中西宏幸)は、産業資材事業の一体運営による事業強化のため、三井化学プラテック株式会社(社長:坂本甫、三井化学100%出資)及びハイシート工業株式会社(社長:高松良之、三井化学100%出資)を2005年4月1日付けで統合し、三井化学ファブロ株式会社として発足させることと致しました。

新会社の概要は、次の通りです。

1.会社の名称   三井化学ファブロ株式会社
 (英語名:Mitsui Chemicals Fabro, Inc.)
2.設立   2005年4月1日
3.資本金   2億円
4.本社所在地   東京都千代田区九段北四丁目2番6号市谷ビル
5.事業所   (1)支店:大阪、名古屋、福岡
(2)工場:名古屋、安城(愛知県)、勝田(茨城県ひたちなか市)
6.社長   坂本 甫(現三井化学プラテック社長)
7.事業内容   機能加工品の製造、販売及び研究
8.従業員数   270名(設立時)
9.売上高   2005年度:220億円(2007年度:240億円)

 新会社は、共通する事業分野(産業資材)、コア生産技術(フィルム・発泡シート成形技術)の統合を通じて研究開発・営業・生産技術のシナジーを追求することにより、産業資材事業の強化を図ります。また、販売チャネルの相互活用により拡販を図るとともに、経営の効率化を推進することにより、安定的に収益を確保していくことを目標としております。

 更に新会社は、三井化学機能化学品事業グループのフィルム、シートの加工センターとしての使命をも担い、情報電子材料、機能加工品分野における生産技術面からのサポートを実施していきます。

三井化学プラテック及びハイシート工業の会社概要

社名 三井化学プラテック(株) ハイシート工業(株)
事業内容
(主な事業分野)
機能加工品の製造・販売・研究
(表面保護材、発泡シート、食品包装用
ラップ、日用雑貨などの産業資材・日用品)
機能加工品の製造・販売・研究
(パッキング材、太陽電池封止用シート、
自動車塗装用表面保護材、トンネル用
止水シートなどの産業資材・土木資材)
設立 1991年4月 1972年9月
資本金 490百万円 100百万円
出資比率 当社100% 当社100%
本社 東京都新宿区大久保2−3−4
出光新宿ビル
東京都中央区日本橋室町4−2−16
楠和日本橋ビル
事業所 @支店:大阪、名古屋、福岡
A工場:名古屋、安城
@支店:大阪
A工場:勝田
社長 坂本甫 高松良之
従業員数 161名(2004年9月末) 106名(2004年9月末)
売上高 160億円(2004年度見込み) 40億円(2004年度見込み)

ーーー

2012年3月30日 三井化学

三井化学ファブロのリケンテクノス社への株式譲渡について

三井化学株式会社は、塩ビを主力とした食品ラップフィルムの製造販売などを手掛ける三井化学ファブロ株式会社の全株式を、2012年10月1日付けで、塩ビ樹脂コンパウンド事業及び塩ビ食品ラップフィルム事業を手掛けるリケンテクノス株式会社に譲渡することを決定致しました。

本件は、11年度中期経営計画に掲げるポートフォリオ変革の一環であり、今後も重点5事業のひとつである機能フィルム・シート事業の強化・拡大を強力に推進してまいります。

<三井化学ファブロ株式会社の概要>
設立 1972年9月25日
資本金 200百万円
事業内容 1.塩ビを主力とした食品ラップフィルムの製造、加工及び販売
       2.各種家庭用フィルム製品(ポリ袋、クッキングシートなど)
株主 三井化学株式会社100%
所在地 東京都千代田区九段北4−2−6


2004/12/22 三井化学

タイにおける通気性フィルムの事業化について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=89624&lindID=4

 当社(社長:中西宏幸)は、衛生材料事業の東・東南アジアでのリーダーの地位の強化を図るため、タイで紙おむつ向け不織布を製造・販売しているMitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd. (MHM、社長:吉冨文雄、三井化学100%出資)に、紙おむつ向け通気性フィルムの製造設備を新設し、日本の生産拠点に加え、タイで通気性フィルムを事業化することを決定しました。

<事業化計画の概要>
1. 対象製品:紙おむつ向け通気性フィルム
    (紙おむつのバックシート部(別紙ご参照)に使用)
2. 会社名:
Mitsui Hygiene Materials (Thailand) Co., Ltd.
3. 所在地:タイ国ラヨン県
4. 生産能力:6,000トン/年(新設)
5. スケジュール:着工2004年12月
            完工2006年1月
            商業生産開始2006年5月

 当社は中期経営計画において、機能性ポリマーズ、情報・電子材料、ヘルスケア材料からなる機能性材料分野の拡大・成長を目指しております。そのなかで、ヘルスケア材料のひとつである衛生材料の戦略は、紙おむつメーカーのアジア展開に対応して、日本および東・東南アジアに高品質の衛生材料を供給できる体制を整備し、事業の拡大を図ることであります。
 子供用紙おむつ市場は、日本国内は少子化の影響で漸減傾向にありますが、東・東南アジアでは07年までに20%を超える成長が見込まれています。また、快適性に対するニーズの高まりから、通気フィルムを用いた紙おむつの割合が未だ20%前後である東・東南アジアにおいても、07年度までに50%程度にまで拡大していくものと予想されています。当社は、このような状況において、東・東南アジア市場の紙おむつメーカーの増産に対応し、同地区においてコスト競争力ある拠点を確立してシェアを拡大し、事業収益を拡大するため、タイにおける事業化を決定したものです。
 当社は現在、名古屋工場において年産7,500tの通気性フィルムの生産能力を有しておりますが、今回のタイでの事業化により、日本およびタイの2拠点より、東・東南アジア市場に高品質の製品を供給する体制が確立することになります。

別紙:紙おむつの主要構造


 


2008/12/19 三井化学     詳細

株式交換による東セロ株式会社の完全子会社化に関する契約締結のお知らせ

 三井化学株式会社(以下「三井化学」といいます。)及び東セロ株式会社(以下「東セロ」といいます。)は、平成20年12月19日開催の取締役会において、平成21年4月1日を期して、下記のとおり株式交換により三井化学が東セロを完全子会社とすることとし、株式交換契約を締結することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
 本株式交換の結果、効力発生日である平成21年4月1日をもって、三井化学は東セロの完全親会社となり、完全子会社となる東セロの株式は平成21年3月26日に上場廃止(最終売買日は平成21年3月25日)となる予定です。

1. 株式交換による完全子会社化の目的

(1)本株式交換の目的
 三井化学は平成20 年度を初年度とする4か年の新しい中期経営計画(08 中計)をスタートいたしました。機能材料事業本部では、機能フィルム・シート事業を成長の核として、樹脂事業から一貫で同事業の強化拡大を図っております。
 一方、東セロ(
三井化学53.39%出資)は国内食品包装向けを主とする包装用フィルム事業とシリコーンコートフィルムや耐熱離型フィルムを中心とする産業用フィルム事業を車の両輪と位置づけております。包装用フィルム事業においては、継続投資可能な利益の確保を、産業用フィルム事業においては、新規分野を中心とした新製品の投入による収益拡大を目指しております。
 株式交換により、三井化学が東セロを完全子会社化することで、次のとおり両社の連携を強化し、更なる企業価値の増大を図ってまいります。
 @ 樹脂からフィルムまで一貫した体制による製品開発力・コスト競争力強化
 A 迅速な意思決定と経営戦略の共有による柔軟かつ効率的な経営の実施
 B 東セロを中心としたグループ内フィルム・シート事業のシナジー最大化による事業強化拡大

 

ーーー

2023 年 6 月 29 日 

三井化学東セロの分割  ICT事業は新設の100%子会社、パッケージソリューション事業はレンゴー/トクヤマのサン・トックスと一体化


三井化学は、この度、当社 100%子会社である三井化学東セロのプロテクトフィルム事業および産業用フィルム・シート事業(「ICT 事業」)を分割し、新たに設立する 100%子会社に承継させることと致しました。
パッケージソリューション事業(「PS 事業」)については、本承継の対象外となります。

一方、パッケージソリューション事業(「PS 事業」)については三井化学東セロが存続会社となり、レンゴーとトクヤマの合弁会社であるサン・トックスを吸収合併により経営統合し、PS 事業統合会社を設立致します。
また、当社から三井化学東セロの一部株式をレンゴーに譲渡して持分調整を行うことで、三井化学東セロはレンゴーの子会社(当社の持分法関連会社)となります。
当社は株主として引き続き PS 事業統合会社の経営に参画致します。

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2023/2023_0629_1/index.htm


現状

取引

                      三井化学の出資は34%以上→トクヤマは最大15%

サン・トックス プラスチックフィルム事業

 トクヤマ75%、大倉工業25%  → (2003年)トクヤマ 100%  → (2015/10) トクヤマ80% レンゴー 20%  → (2020/9 )レンゴー66%、トクヤマ34%

 


2012年4月2日 三井化学 

高機能包装用フィルム(T.U.X™)の合弁会社設立及び工場新設について

三井化学株式会社の100%子会社である 三井化学東セロ株式会社とSCGケミカルズ社(SCG-C、本社:タイ/バンコク、社長:Cholanat Yanaranop)は、この度以下のとおり、高機能包装用直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(T.U.X™)の合弁会社設立及び工場新設を決定致しましたのでお知らせ致します。

1. 合弁会社の概要

会社名 Siam Tohcello Co., Ltd.
事業内容 LLDPEフィルム(T.U.X™)の製造・販売
設立時期 2012年4月
資本金 592百万バーツ(約14.5億円)
(MCTI:55%、SCG-C:45%)
所在地 タイ王国 ラヨン県/イースタンシーボード工業団地内
新設工場稼働時期 2013年度下期
生産能力 年産/1.5万トン

2. 目的・意義

人口増加と経済成長著しいアジアでは、生活レベル向上により、包装用フィルムの需要が伸張しております。
『T.U.X™』は、三井化学グループの(株)プライムポリマーが製造・販売するポリエチレン『エボリュー™』を主原料とした高機能LLDPE接着フィルムであり、主に食品包装などの用途に使用されています。破れにくく漏れにくい「高い強度とシール性能」、顧客の生産性向上とフィルム透明性向上を実現する「優れた厚薄精度と低フィッシュアイ」が特徴で、「食の安心・安全」をキーワードに今後高成長が期待されるアジアの消費・流通市場へ浸透と拡大を図って参ります。

Siam Tohcello Co.,Ltd.の設立は、三井化学がグループを挙げて実行中の2011年度中期経営計画において基本戦略のひとつに掲げる「機能フィルム・機能シート」の拡大の一環として、SCG-Cと共に取り組むものです。

SCG-Cは、サイアムセメントグループの中核会社として、タイ国内のみならず、アジア全域に販売ルートを有し、また 三井化学グループとは長く合弁会社運営実績がある等、相互に確固たる信頼関係を構築しており、Siam Tohcello Co.,Ltd.はMCTI及びSCG-Cと緊密に連携して、迅速且つ円滑な事業立ち上げを図って参ります。

なお、今回の設備増強により、MCTIの高機能包装用LLDPEフィルムの合計年産能力は約6.5万トンとなり、更なる増強も視野に高機能包装用フィルムのグローバルリーダーとして、伸張する需要を確実に取り込み、市場でのMCTIの存在感を更に高めていく所存です。

<SCGケミカルズ社の概要>

名称 SCG Chemicals Co.,Ltd.
所在地 タイ王国 バンコク
事業内容 サイアムセメントグループの石油化学事業会社
資本金 71億バーツ(約173億円)
売上高 1,929億バーツ(約4,706億円、2011年度)
設立 1913年