日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 |
MBS 単位:t Back
鐘淵化学工業 | |||
高砂 |
35,000 |
||
50,000 |
鐘化100% |
||
51,000 |
鐘化90%、三井物産10% Evonik Röhmのアクリル系モディファイヤーおよびアクリルゾル事業譲受け
|
||
15,000 |
鐘化100%
→その後20千トン |
||
中国 | FS中 | ||
呉羽化学工業 | |||
錦 |
13,000 |
アクリル系加工助剤併産 |
|
クレハケミカルズシンガポール |
(30,000) |
呉羽 75%
→R&Hに売却 |
|
ROHM AND HAAS (SCOTLAND) LTD |
(55,000) |
呉羽25% →R&Hに売却 |
|
ROHM AND HAAS |
(24,000) |
||
三菱レイヨン | |||
・・・・・・ | 大竹 | 25,000 |
|
(26,000) |
Mitsubishi Rayon 50%/ Atofina
Chemicals 50% |
||
(13,500) |
Mitsubishi Rayon 50%/ Atofina 50% |
||
アトフィナ(米) |
(30,000) |
||
日本ゼオン(川崎) |
(5,000) |
生産中止(撤退) |
|
BASF(独) |
8,000 |
||
台湾プラスチックス |
15,600 |
||
LG化学 (韓) |
15,000 |
ABS併産 |
|
Shandong Wanda Chemical Industries | 50,000 | 20,000 + 30,000 |
2002/7/30 日刊ケミカルニュース
☆鐘淵化学、MBSなど樹脂改質剤で世界展開加速
欧米中心に設備増強、内外四拠点で18万t体制
高砂(35千t)、ベルギー(51千t)、米国(50千t)、マレーシア(15千t)の4拠点合計で年産15万t強の生産能力米国、マレーシアなどでも増強を検討、4拠点合計で年産18万t体制を確立する方針
本社・工場:パサディナ
1982年、南北アメリカ大陸での「カネエースB」(塩ビ強化用樹脂MBS)の需要に対応するため設立。1990年には、「エペラン」(ビーズ法発泡ポリエチレン )「エペランPP」(ビーズ法発泡ポリプロピレン )の生産を開始。「カネエースB」に続いて、日米欧の三極生産体制を確立。「カネエースFM」(塩ビ強化用耐候性樹脂)や「カネエースPA」(塩ビ加工性改良用樹脂)の展開も。
本社・工場:ベルギー ウエステロー
1970年、塩ビ強化用樹脂「カネエースB」の生産を目的に設立。1985年より「エペラン」の生産を開始し、現在では「エペランPP」も生産。1997年には弾性シーリング材用樹脂「MSポリマー」(シリル末端ポリエーテル樹脂)と弾性接着剤用樹脂「サイリル」(MSポリマーと同様の構造)の生産を開始。
カネカマレーシア梶@Kaneka(Malaysia) Sdn. Bhd.
工場:マレーシア パハン
1995年、「カネエースB」等を生産するためマレーシアに設立。
製品 MBS樹脂(97年10月稼働)
設備能力 15,000トン/年
(1998/4/18 鐘化発表)
カネカマレーシア(株)オープニングセレモニー開催
http://www.kaneka.co.jp/news/n980414a.html
---(資料)カネカマレーシア概要---
本社 マレーシア・クアラルンプール 工場 マレーシア・パハン州クアンタン地区 ゲベン工業団地 敷地面積 約40万u
カネカマレーシア有限責任株式会社 資本金 94百万RM 設立 95年8月 社長 佐野久雄(鐘淵化学常務) 社員数 約100名 製品 MBS樹脂(97年10月稼働) 設備能力 15,000トン/年 カネカエレクテック有限責任株式会社 資本金 20百万RM (97年10月、30百万RMに増資) 設立 95年9月 社長 佐野久雄(鐘淵化学常務) 社員数 約70名 製品 マグネットワイヤー(96年10月稼働) 設備能力 2,400トン/年 カネカエペラン有限責任株式会社 資本金 12百万RM 設立 96年7月 社長 佐野久雄(鐘淵化学常務) 社員数 約30名 製品 発泡ポリオレフィン樹脂(97年9月稼働) 設備能力 3,600トン/年 クアンタン地区への進出は、日本の化学企業として単独では初めて。
いずれも当社が誇る自社技術を生かした先端技術の製品であり、世界の市場においてトップシェアを占めている製品群ばかりである。
Rohm & Haas
For more than 40 years, Rohm and Haas has been a pioneer in the development of plastics additives, introducing in 1956 the first MBS impact modifier, followed two years later by the first processing aid and in 1968 by the first all-acrylic impact modifier. More recently Rohm and Haas acquired Morton International, and today offers a complete range of products marketed under the following trade names:
PARALOID, PARALOID EXL: Impact Modifiers and Processing Aids, Acrylic Multi-functional
and Specialty Additives
ACRYLIGARD: Acrylic Capstock Resin
ADVASTAB, ADVAPAK, ADVAFLEX: Heat Stabilizers
ADVALUBE, ADVAWAX: Lubricants
VINYZENE, BIO-PRUF, BIO-PRUF TREATED: Antimicrobials
ローム・アンド・ハース社への全世界にわたるプラスチック添加剤事業の営業権譲渡について
http://www.kureha.co.jp/topics/h141105-3.html
1) | 呉羽化学はプラスチック添加剤事業の全世界営業権をR&Hへ譲渡 | |
対象となるプラスチック添加剤 @MBS系プラスチック改質剤(商品名:クレハBTA) Aアクリル系耐候性強化剤、加工助剤(商品名:パラロイド) |
||
2) | Kureha Chemicals (Singapore) Pte.Ltd.(シンガポール・製造販売会社:呉羽資本75%)、Rohm and Haas (Scotland) Ltd.(英国・製造会社:呉羽資本25%)はR&Hの100%子会社となって運営される。 | |
3) | 日本国内市場については、呉羽化学が錦工場において同製品の製造を継続し、R&Hに供給 |
<ご参考>
1.呉羽化学とR&Hのこれまでの提携
1)1981年 R&Hと「クレハBTA」(PVC耐衝撃強化剤)製造技術輸出契約締結
2)1989年 Rohm and Haas (Scotland) Ltd.を両社合弁で設立
3)1990年 Kureha Chemicals (Singapore) Pte. Ltd. にR&Hが資本参加
2.R&Hの概要
1)本社 :米国ペンシルバニア州フィラデルフィア 2)代表者 :会長兼CEO Mr.Raj L.Gupta (ラジ・グプタ氏) 3)会社設立 :1907年 従業員数:18千人 工場および研究所:27カ国で140ヶ所 4)全社売上高 :2001年 57億ドル(約7,100億円) 5)セグメント別売上構成比 :機能性ポリマー部門(56%)、電子材料部門(17%)、
化学品部門(14%)、製塩部門(13%)3.合弁会社の概要
1)Kureha Chemicals (Singapore) Pte. Ltd.
設立 :1989年 本社 :シンガポール 資本構成 :呉羽化学75%、R&H25% 2)Rohm and Haas (Scotland) Ltd.
設立 :1989年 本社 :英国 資本構成 :R&H75%、呉羽化学25%
4.その他
1)MBS:メチル・メタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合物
2)MMA:メチル・メタクリレート(メタクリル酸メチル)
3)BA:ブチル・アクリレート
(別紙)
呉羽化学、R&H共同発表内容和訳(原文は英文)
2002年11月5日
ローム・アンド・ハース、全世界にわたるプラスチック添加剤事業を呉羽化学より買収
http://www.kureha.co.jp/topics/h141105-3.html 添付
Metco North America, Inc. Philadelphia, U.S.A.
Metco North America c/o Atofina Chemicals sells Metablen in North America
Metablen Company B.V. The Netherlands
Metablen Company c/o Atofina sells Metablen in Europe, as joint ventures between Mitsubishi Rayon and Atofina Chemicals / Atofina.
化学工業日報 2002/11/20
三菱レ、MBS樹脂、非塩ビ向け40%に拡大 中国で一貫生産も検討
2002/5/2 三菱レイヨン発表
海外関係会社の株式譲渡による合弁解消について
http://www.mrc.co.jp/press/p02/020502.html
メトコノースアメリカ社(本社:米国)とメタブレンカンパニー社(本社:オランダ)の株式について、所有していた全株式を、合弁パートナーであったアトフィナ社へ譲渡し、合弁関係を解消
【参考資料】
1.メトコノースアメリカ社の概要
社 名:メトコ ノースアメリカ インコーポレーテッド
(Metco North America,Inc.)
代表者:Arthur van Nostrand
本社所在地:2000 Market Street,Philadelphia PA 19103−3222 U.S.A.
設立年月:1988年4月
資本金:36,820千USドル
出資比率:Atofina Chemicals,Inc. 50%
三菱レイヨン 50%
事業内容:樹脂改質剤の製造・販売
生産能力:26,000トン/年
従業員数:63人
2.メタブレンカンパニー社の概要
社 名:メタブレン カンパニー ビー ブイ (Metablen Company B. V.)
代表者:Dieter Burkle
本社所在地:Haven 9850 Vlissingen−Oost The Netherlands
設立年月:1989年6月
資本金:36,756千ユーロ
出資比率:Atofina Holding B. V. 50%
三菱レイヨン 50%
事業内容:樹脂改質剤の製造・販売
生産能力:13,500トン/年
従業員数:66人
3.アトフィナ社の概要
社 名:アトフィナ (Atofina S.A.)
代表者:F.Cornels
本社所在地:4−8, cours Michelet, La Defense 10
92091 PARIS LA DEFENSE cedex FRANCE
設立年月:2000年4月
事業内容:石油化学品、汎用樹脂、機能樹脂、及び特殊化学品の製造・販売
売上高:175億USドル (2001年)
従業員数:約72,000人
2003/7/18 鐘淵化学
カネカベルギー、MSポリマーの能力を倍増
― 旺盛な需要に応えるため、能力を年産10000トンに増強 ―
http://www.kaneka.co.jp/news/n030718.html
◎ | 欧州子会社であるカネカベルギーにおける、変成シリコーン系シーリング材用原料樹脂(商品名:「カネカMSポリマー」)と接着剤用原料樹脂(商品名:「カネカサイリル」)を含めた能力を、年産6600トンから10000トンに増強する。 高砂工業所の年産12000トンの能力を合わせると、年産22000トン。 |
【参考】
<カネカベルギー(株)の概要>
設 立 | : | 1970(昭和45)年12月 |
資本金 | : | 23百万ユーロ(鐘淵化学90%出資) |
本社・工場所在地 | : | ベルギー・ウエステルロー市 |
社 長 | : | 吉田 洋一 |
従業員数 | : | 約200名 |
生産品目 | : | MBS樹脂(塩ビ耐衝撃性改良剤)、発泡ポリオレフィン樹脂、 シーリング材・接着剤原料樹脂 |
MS Polymer, an innovative modified silicon sealant material, has also received an award from the Society of Polymer Science of Japan. Modified silicon sealant accounts for about 40% of all elastic sealants used by the Japanese construction industry, and MS Polymer accounts for most of the raw materials used to produce this sealant, making us a clear market leader.
BASFアクリル系モディファイヤー事業譲受に合意
*アクリル系モディファイヤーは、塩化ビニル樹脂やエンジニアリングプラスチックスの耐衝撃強化剤や加工助剤として使用されている。
アクリル系モディファイヤー事業を非コア事業と位置付けるBASFと、モディファイヤー事業を中核事業と位置付け、世界展開を積極的に進めるとともに、アクリル系モディファイヤー事業の更なる強化を目指す当社の意向が一致し、今回の契約締結に至った。
Kaneka Belgiumは、2011年のEvonik社
からの事業譲受に引き続き、今回のBASFからの譲受により、欧州におけるアクリル系モディファイヤー事業の強化を図る。
The acrylate-based Vinuran PVC modifier business is not a core business for BASF. The transaction allows BASF to focus on growth of its acrylate-based dispersions portfolio.
ーーーーーーーーーーーーーーー
平成23 年6 月24 日 カネカ
Evonik Röhm GmbH のアクリル系モディファイヤーおよびアクリルゾル事業譲受けに関する譲渡契約締結のお知らせ
カネカとKaneka Belgium N.V.は、Evonik Industries AG(ドイツ)のグループ会社であるEvonik Röhm GmbHより、同社が営むアクリル系モディファイヤーおよびアクリルゾル事業を譲受けることについて合意し、6 月23 日(現地時間)、当該事業譲受けに関する契約を締結いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
1. 趣旨
当社のモディファイヤー事業は、日、米、欧、アジアに製造・販売拠点を有し、展開しておりますが、欧州における同事業の業容拡大と競争力強化、有望な技術・販路獲得による開発の加速を目的として、Evonik 社のアクリル系モディファイヤーおよびアクリルゾル事業を譲受けることとし、6 月23 日(現地時間)、事業譲受けに関する契約を締結致しました。
2. 事業譲受けの概要
(1) 譲受け事業
Evonik 社のアクリル系モディファイヤーおよびアクリルゾル事業(ドイツ ケルン近郊 同社Wesseling 事業所内の当該事業に係る有形固定資産、その他資産、製造部門の従業員及び第三者との各種契約を含む)。
(2) 譲受け方法
Kaneka Belgium は、Evonik 社Wesseling 事業所内に下記の新会社を設立し、Evonik 社の有形固定資産および製造部門の従業員を引き継ぐ。譲受事業に関する製造・販売はKanekaBelgium が実施する。
<新会社の概要>
・商号 Kaneka Modifiers Deutschland GmbH(仮称)
・所在地 Brühler Strasse 2, 50389 Wesseling, Germany
・代表者 未定
・事業内容 化学製品の製造(受託製造含む)、販売、R&D、購買
・資本金 3 百万ユーロ
・設立時期 2011(平成23)年7 月中旬(予定)
・大株主 Kaneka Belgium(100%)
3. 日程
2011(平成23)年6 月23 日 事業譲渡契約締結
2011(平成23)年7 月中旬 Kaneka Modifiers Deutschland GmbH(仮称)設立(予定)
2011(平成23)年7 月末 事業譲渡日(予定)
2011(平成23)年8 月初旬 Kaneka Modifiers Deutschland GmbH(仮称)事業開始(予定)