日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 |
日本のPE業界
需要推移 毎月更新
日本経済新聞 2007/7/4 樹脂高値、バブル期並み |
LDPE
HDPE
2003/6/2 日本ポリケム、三菱化学100%子会社に
2003/9/1 日本ポリエチレン スタート(日本ポリケム+日本ポリオレフィン)
2008/3/4 日本ポリエチレン出資比率
日本ポリケム:50%→58%
日本ポリオレフィン:42%→42%
三菱商事プラスチック: 8%→ 0%
2003/10/1 三井住友ポリオレフィン 解散
2022/12/末 単位:トン/年
会社名 | 工場 | LDPE | LLDPE | LL/HD併産 | HDPE | 合計 | 販売 | ||
LL | HD | ||||||||
旭化成ケミカルズ |
水島 |
121,000 |
116,000 |
237,000 |
旭化成 |
||||
宇部丸善ポリエチレン |
千葉 |
123,000 |
50,000 |
|
|
|
173,000 |
宇部興産 |
|
丸善石油化学 |
千葉 |
111,000 |
111,000 |
京葉ポリエチレン | |||||
JNC(チッソ) |
千葉 |
66,000 |
66,000 |
||||||
東ソー |
四日市 |
82,000 |
31,000 |
125,000 |
238,000 |
東ソー |
|||
南陽 |
70,000 |
70,000 |
|||||||
小計 |
(152,000) |
(31,000) |
(125,000) |
(308,000) |
|||||
住友化学 |
千葉 |
172,000 |
133,000 |
305,000 |
住友化学 |
||||
日本エボリュー |
千葉 |
300,000 |
|
|
|
300,000 |
プライムポリマー
|
||
三井化学 | 岩国・大竹 |
6,000 |
6,000 |
||||||
プライムポリマー |
出光興産千葉 | ||||||||
三井化学千葉 |
85,000 |
11,000 |
87,000 |
116,000 |
299,000 |
||||
小計 |
(85,000) |
(11,000) |
(87,000) |
(116,000) |
(299,000) |
||||
三井・デュポン ポリケミカル→ 三井ダウポリケミカル |
千葉 |
125,000 |
|
125,000 |
|||||
岩国・大竹 |
60,000 |
|
60,000 |
||||||
小計 |
(185,000) |
|
(185,000) |
||||||
日本 |
川崎(JX) |
94,000 |
50,000 |
121,000 |
265,000 |
(旧) |
日本 |
||
大分 |
123,000 |
200,000 |
323,000 |
||||||
鹿島 |
0 |
168,000 |
10,000 |
240,000 |
(旧) |
||||
四日市 |
0 |
|
0 | ||||||
水島 |
66,000 |
53,000 |
94,000 |
213,000 |
|||||
川崎(東燃) |
|||||||||
(調整) | +8,000 | -2,000 | +1,000 | ||||||
小計 |
|
(271,000) |
(423,000) |
(985,000) |
|
||||
ENEOS NUC |
川崎 |
159,000 |
63,000 |
47,000 |
269,000 |
日本ユニカー |
|||
合計 |
1,202,000 |
871,000 |
74,000 |
134,000 |
963,000 |
3,244,000 |
; |
||
945,000 | 1,097,000 | ||||||||
2,073,000 |
208,000 |
963,000 |
2024/10 住友化学、千葉工場における低密度ポリエチレン(LDPE)製造設備の生産効率化
2025/5 日本ポリエチレン 水島 LDPE 第二系列(スラリー法) 3.1万トン/年 停止(2024/7発表)
2021/5 日本ポリエチレン 鹿島工場LDPE 62千トン停止、川崎のEVA生産販売停止
2013/12/末 単位:トン/年 青字は前年比増
会社名 | 工場 | LDPE | LLDPE | LL/HD併産 | HDPE | 合計 | 販売 | ||
LL | HD | ||||||||
旭化成ケミカルズ |
水島 |
120,000 |
; |
; |
47,000 |
116,000 |
283,000 |
旭化成 |
|
宇部丸善ポリエチレン |
千葉 |
123,000 |
50,000 |
|
|
|
173,000 |
宇部興産 |
|
丸善石油化学 |
千葉 |
; |
; |
; |
; |
111,000 |
111,000 |
京葉ポリエチレン | |
JNC(チッソ) |
千葉 |
; |
; |
; |
; |
63,000 |
63,000 |
||
東ソー |
四日市 |
82,000 |
31,000 |
; |
; |
125,000 |
238,000 |
東ソー |
|
南陽 |
70,000 |
; |
; |
; |
; |
70,000 |
|||
小計 |
(152,000) |
(31,000) |
; |
; |
(125,000) |
(308,000) |
|||
住友化学 |
千葉 |
172,000 |
133,000 |
; |
; |
; |
305,000 |
住友化学 |
|
日本エボリュー |
千葉 |
; |
300,000 |
|
|
|
300,000 |
; |
|
; |
|||||||||
三井化学 | 岩国・大竹 |
; |
; |
; |
; |
5,000 |
5,000 |
; |
; |
プライムポリマー |
出光興産千葉 |
; |
60,000 |
; |
; |
60,000 |
プライムポリマー |
||
三井化学千葉 |
; |
85,000 |
11,000 |
87,000 |
116,000 |
299,000 |
|||
小計 |
; |
(145,000) |
(11,000) |
(87,000) |
(116,000) |
(359,000) |
|||
三井・デュポン ポリケミカル |
千葉 |
110,000 |
; |
; |
; |
|
110,000 |
||
岩国・大竹 |
60,000 |
; |
; |
; |
|
60,000 |
|||
小計 |
(170,000) |
; |
; |
; |
|
(170,000) |
|||
日本 |
川崎(JX) |
94,000 |
50,000 |
+ |
++ |
121,000 |
265,000 |
(旧) |
日本 |
大分 |
123,000 |
+ |
+ |
+ |
200,000 |
323,000 |
|||
鹿島 |
62,000 |
260,000 |
+ |
+ |
10,000 |
332,000 |
(旧) |
||
四日市 * |
0 |
+ |
+ |
+ |
|
0 |
|||
水島 |
66,000 |
53,000 |
+ |
+ |
94,000 |
213,000 |
|||
川崎(東燃) |
+ |
+ |
+ |
+ |
52,000 |
52,000 |
|||
小計 |
+2,000 |
+1,000 |
+ |
+ |
-2,000 |
+1,000 |
+ |
||
日本ユニカー |
川崎 |
180,000 |
; |
60,000 |
60,000 |
300,000 |
日本ユニカー |
||
合計 |
1,264,000 |
993,000 |
71,000 |
194,000 |
1,011,000 |
3,563,000 |
; |
||
1,094,000 |
1,205000 |
||||||||
2,287,000 |
265,000 |
1,011,000 |
*日本ポリエチレンの 四日市工場LDPE (75,000t) 2004/9/末で停止
日本ポリエチレン 川崎(千鳥地区、旧東燃化学)のHD 5.2万トンを2014年4月に停止
鹿島のLLDPE 9.2万トン 2015/3 停止
プライムポリマー 姉崎工場 HDPE 13万トン、2013年3月に停止
姉崎工場 LLDPE 6万トン、2014年12月に停止
ポリエチレン各社別生産能力(各暦年末時点 単位:千トン) ( )内 LL METI
LD専用*1 |
HD専用 |
併産設備*2 |
PE合計 |
再編 |
|||||||||||||
2002 | 2003 | 2004 | 2002 | 2003 | 2004 | 2002 | 2003 | 2004 | 2002 | 2003 | 2004 | ||||||
丸善ポリマー |
・ | ・ | ・ | ・ | 111 |
111 |
111 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 111 |
111 |
111 |
京葉ポリエチレン |
|
チッソ |
・ | ・ | ・ | ・ | 63 |
63 |
63 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 63 |
63 |
63 |
||
119 |
119 |
119 |
・ | 116 |
116 |
116 |
・ | 47 |
47 |
47 |
・ | 282 |
282 |
282 |
・ | ||
出光興産 |
60 |
60 |
60 |
・ | 130 |
130 |
130 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 190 |
190 |
190 |
・ | |
宇部丸善PE |
197 |
197 |
197 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 197 |
197 |
197 |
・ | |
183 |
183 |
183 |
・ | 125 |
125 |
125 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 308 |
308 |
308 |
・ | ||
: | 千葉ポリエチレン |
100 |
100 |
100 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 100 |
100 |
100 |
三井住友 (03/10/1 |
: | 住友化学 |
205 |
205 |
205 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 205 |
205 |
205 |
|
: |
日本エボリュー (住化/三井JV) |
200 |
200 |
200 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 200 |
200 |
200 |
|
: |
|||||||||||||||||
: |
三井化学 | 85 |
85 |
85 |
・ | 121 |
121 |
122 |
・ | 98 |
98 |
98 |
・ | 304 |
304 |
305 |
|
: |
三井・デュポンポリケミカル | 170 |
170 |
170 |
・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | 170 |
170 |
170 |
||
264 |
・ |
・ |
・ |
241 |
・ |
・ |
・ | 83 |
・ |
・ |
・ | 588 |
・ |
・ |
日本 |
||
日本ポリケム |
424 |
・ |
・・ |
・ | 144 |
・ |
・ |
・ | 110 |
・ |
・ |
・ | 678 |
・ |
・・ |
||
日本ポリエチレン | ・ | 784 |
709 |
|
・ |
475 |
475 |
|
・ |
・ |
・ |
|
・ |
1,259 |
1,184 |
||
180 |
180 |
180 |
・ | ・ | ・ | 120 |
120 |
120 |
300 |
300 |
300 |
||||||
合計 |
2,187 |
2,283(924) |
2,208 |
1,051 |
1,141 |
1,142 |
458 |
265 |
265 |
3,696 |
3,689 |
3,615 |
・ | ||||
LD専用*1 |
HD専用 |
併産設備*2 |
PE合計 |
・ |
*1
LD(HP,LL)専用設備
*2 HD,LL併産設備
2002/8 日本ポリケム 川崎工場のHDPE 95千トンのうち1系列 45千トンを停止
2002/10/末 日本ポリオレフィン川崎地区のHDPE 4万トンプラントを休止
2004/9 日本ポリエチレン、月末に四日市の小型設備(75千トンLDPE)を停止2004/11 千葉ポリエチレン解散
工場別能力一覧表 2004/12/末 単位:トン/年
会社名 | 工場 | LDPE | LLDPE | LL/HD併産 | HDPE | 合計 | 販売 | ||
LL | HD | ||||||||
旭化成工業 |
水島 |
119,000 |
; |
; |
47,000 |
116,000 |
282,000 |
旭化成 |
|
宇部丸善PE |
千葉 |
146,000 |
51,000 |
; |
; |
; |
197,000 |
宇部丸善PE |
|
千葉 |
; |
; |
; |
; |
111,000 |
111,000 |
京葉ポリエチレン | ||
チッソ |
千葉 |
; |
; |
; |
; |
63,000 |
63,000 |
||
東ソー |
四日市 |
82,000 |
31,000 |
; |
; |
125,000 |
238,000 |
東ソー |
|
南陽 |
70,000 |
; |
; |
; |
; |
70,000 |
|||
小計 |
(152,000) |
(31,000) |
; |
; |
(125,000) |
(308,000) |
|||
千葉 |
; |
100,000 |
; |
; |
; |
100,000 |
2005/1〜 住化 |
||
住友化学 |
千葉 |
172,000 |
33,000 |
; |
; |
; |
205,000 |
住友化学 |
|
日本エボリュー |
千葉 |
; |
200,000 |
; |
; |
; |
200,000 |
; |
|
; |
|||||||||
三井化学 |
千葉 |
; |
85,000 |
11,000 |
87,000 |
118,000 |
301,000 |
三井化学 |
|
岩国・大竹 |
; |
; |
; |
; |
4,000 |
4,000 |
|||
小計 |
; |
(85,000) |
(11,000) |
(87,000) |
(121,000) |
(305,000) |
|||
三井・デュポン ポリケミカル |
千葉 |
110,000 |
; |
; |
; |
; |
110,000 |
||
岩国・大竹 |
60,000 |
; |
; |
; |
; |
60,000 |
|||
小計 |
(170,000) |
; |
; |
; |
; |
(170,000) |
|||
出光興産 |
千葉 |
; |
60,000 |
; |
; |
130,000 |
190,000 |
05/4〜 プライムポリマー |
|
日本 |
川崎 |
94,000 |
50,000 |
+ |
++ |
121,000 |
265,000 |
(旧) |
日本 |
大分 |
123,000 |
+ |
+ |
+ |
200,000 |
323,000 |
|||
鹿島 |
62,000 |
268,000 |
+ |
+ |
10,000 |
340,000 |
(旧) |
||
四日市 |
+ |
+ |
+ |
+ |
0 |
||||
水島 |
66,000 |
53,000 |
+ |
+ |
94,000 |
213,000 |
|||
川崎 |
+ |
+ |
+ |
+ |
50,000 |
50,000 |
|||
小計 |
(420,000) |
(364,000) |
+ |
+ |
(475,000) |
(1,184,000) |
+ |
||
日本ユニカー |
川崎 |
180,000 |
; |
110,000 |
10,000 |
; |
300,000 |
日本ユニカー |
|
合計 |
1,285,000 |
923,000 |
121,000 |
144,000 |
1,142,000 |
3,615,000 |
; |
||
1,044,000 |
1,286,000 |
||||||||
2,208,000 |
265,000 |
1,142,000 |
*日本ポリエチレンのLLDPEは3工場のどれかで -7,000t (合計は正しい)
* 三井化学 岩国大竹のHDPE 4千tは超高分子ポリエチレン
丸善石油化学、100%子会社の丸善ポリマーを吸収合併 2005/4/1
2006/3 日本エボリューの能力増強が最終決定
200→240 プライムポリマー引取り 150→190、住化引取り 50(不変)
(2002/4/1 Chemnet Tokyo)
「三井住友ポリオレフィン」が1日から業務開始
園田会長と榊社長が力強く挨拶
川崎工場ポリエチレン樹脂製造設備の一部停止について
川崎工場における高密度ポリエチレン樹脂の製造設備2系列(95千トン/年)のうち1系列45千トン/年を停止
三井住友ポリオレフィン(株)の営業開始日について
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/1newsrelease/pdf/20020215.pdf
本年4月1日に新会社の営業を開始することといたしました。
《ポリオレフィン事業統合新会社の概要》
1.社名 三井住友ポリオレフィン株式会社
(Sumitomo Mitsui Polyolefin Company,
Limited)
2.所在地 東京都中央区新川二丁目27番1号 東京住友ツインビル
3.資本金 70億円(出資比率 三井化学:住友化学=50:50)
4.役員 代表取締役会長:園田隆一(住友化学)
代表取締役社長:榊 由之(三井化学)
三井化・住化 樹脂統合会社 4月営業開始
三井化学と住友化学工業は15日、両社の汎用合成樹脂事業を統合する新会社「三井住友ポリオレフィン」(東京・中央、榊由之社長)を今月中に設立、4月1日から営業を始めると発表した。当初予定より半年遅れとなるが、合理化を進めて競争力を強化する。
02/3/18 三井住友ポリオレフィン シンボルマーク発表
2002/08/19 日本ポリオレフィン
HDPEプラントの一系列休止について
川崎地区の高密度ポリエチレン(HDPE) 年産4万トンプラントを、2002年10月末日をもって休止
年産12.5万トンプラントに生産を集中
(日本経済新聞 2002/2/4)
過剰設備の廃棄拡大 競争カを強化 輸入品に対抗
市況低迷が続く石油や化学など素材産業で過剰設備を休止・廃棄する動きが広がってきた。
昭和電工と日石化学が出資する日本ポリオレフィンは年内にも川崎工場の老朽化したポリエチレン設備(年産能力約4万トン)の稼働を止める。(関連記事 別紙)
公取委、三井・住友、日本ポリケム・チッソのポリプロ事業統合を承認
公正取引委員会は13日、ポリプロピレンの事業統合で2グループの計画承認を発表したが、ポリエチレンに触れず、判断結果も示していないことについて、同委員会の松尾企業結合課長は「三井化学と住友化学の場合は、はじめから問題ないと判断されたため、早い段階でそのことを伝えてある」と、すでに同意済みであることを明らかにした。
また、日本ポリケムと日本ポリオレフィンの事業統合計画については、「事前相談はあったが、その後、当事会社から一時中断してほしいとの申し入れがあったため、今は審査はしていない」と語った。
三菱化学など4社 事業統合、大幅ずれ込みへ 「早くて秋」の見方強く ユニカー合流案浮上
三菱化学、昭和電工、東燃化学など化学4社のポリエチレン事業統合が当初予定の今春から大幅にずれ込むことが31日、明らかになった。東燃化学が5割出資する日本ユニカーも合流した方がよいとの意見が浮上しているためだ。
日本経済新聞 2002/6/22
樹脂事業統合大幅ずれ込む ポリケムなど3社
東燃化学の実質的な経営権を持つ米エクソンモービルの承認が遅れているため。
* 下記 日本ユニカー問題も
(化学工業日報 2001/12/6)
日本ポリケムー日本ポリオレフィン、PE統合ずれ込み必至
日本ポリケムの親会社である東燃化学が出資するPEメーカー、日本ユニカー(NUC)との資本関係について審査当局が改めて問題点を指摘しているためだ。日本ポリケムはこれまでNUCとのアライアンス交渉が不調に終わっていたことから、JPOとの合弁交渉を優先させてきた経緯があるが、ここにきてNUCとの調整が大きな壁となっている模様だ。
(日刊工業新聞 2002/1/30)
JPO、日本ポリケムとのPE事業統合の準備作業を前倒し
JPOが停止の準備をしているのは、川崎工場内で稼働させているPEプラント全7系列のうちの1系列。同系列で製造している製品については、停止後の受け皿となる他設備を使って、グレード別に必要な試作と評価を始めている。
(1998/3/16 旭化成・ダウ 発表)
シングルサイト触媒によるスラリー法ポリエチレンの独占ライセンス契約締結
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/1997/ch980316.html
「インサイト」技術によるスラリー法ポリエチレン製造技術のライセンス契約を締結
旭化成は日本において同技術によるスラリー法
ポリエチレンの独占的製造・販売権
京葉ポリエチレン株式会社
・設立
1997年8月7日
・営業開始 1997年10月
・本社 東京都中央区日本橋三丁目13番5号
(第26興和ビル7階)
・資本金 4億8,000万円
・株主 丸善ポリマー(株)、チッソ石油化学(株)(折半出資)
・事業目的 高密度ポリエチレンの販売(国内および輸出)
1981/3 「日産丸善ポリエチレン」設立(日産化学 51%、丸善石化 49%)
日産化学、日産ポリエチレンのHDPE事業継承
1989 丸善石化 70%に。
1990 丸善石化 100%
1991 社名変更 「丸善ポリマー」
1997/10 「京葉ポリエチレン」に販売部門を移管、製造会社に。
ポリオレフィン一体化会社の現況と展望 日本ポリオレフィン 設立発表
日本ポリオレフィンの概要
本社所在地 東京都港区虎ノ門一丁目26番5号
設立 1995年6月1日
営業開始 1995年10月1日
資本金 150億円
営業目的 (1)合成樹脂の製造および販売
(2)各種の合成樹脂加工品の製造および販売
決算期 12月31日
従葉員数 620人
事業所 本社、大阪支店、名古屋営業所
研究開発センター(川崎・大分)
大分工場、川崎工場
株主 昭和電工(65%)日本石油化学(35%)
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ポリエチレン専業で再スタート 2002年度には経営基盤を確立
95年6月、昭和電工65%、日本石油化学35%の出資割合で設立
同年10月に両親会社からポリオレフィン事業を譲渡され、営業を開始
大分のLLDPE事業を99年1月に大分エルエルに分離・譲渡した(その後、設備は休止)
3月には旭化成工業との合弁会社の日本ポリプロのPP設備を休止
1999年6月にはPP事業をモンテル・エスディーケイ・サンライズ(MSS)に譲渡
ポリエチレン(PE)専業メーカーとして再スタート
Basell Awarded U.S.
Patent for Pioneering Olefin Polymerisation Process
http://www.basell.com/newsDetails/0,2202,1%255F1038,00.html
注:
米国特許法は先発明主義のため、昔の申請が生き返ることが時々起こる。
Natta教授と同僚のZiegler教授のPP製法特許(1950年申請)が1978年になって認められ、日本のPPメーカー各社が米国向け輸出自動車に使用されたPPに対して特許料を払ったことがあった。
本件はTiーハロゲン系触媒で生成するエチレンとαオレフィンとの共重合体の製法特許。この製法で生産した製品を米国に輸出する場合には抵触することになる。
European Chemical News. 15-22 April 2002
Basell awarded US copolymers patent
It has taken over 40 years, but Basell has just been awarded a US patent for a process for making olefin copolymers.
US patent 6365 687 was originally filed in June 1955 by Professor Guilio Natta and co-workers
1990/2 設立 住化 75%、東ソー 25%
(同じユニオンポリマーの宇部興産は単独でBP法LLを建設)1992/2 住化気相法LLDPE 完成 出資比率引取
最近のプラスチック関連技術情報紹介 http://www.nishipla.or.jp/J-PRO/Pla_Info94.htm
工業材料 7月号 1999 / Vol.47 No.7
■LLDPE用新触媒を住友化学が開発
住友化学工業は、直鎖状低密度ポリエチレン用の新触媒を開発した。今回開発された触媒はチーグラー系で、活性点が単一に近くなるため、フィルムに加工した際の透明度が高く、べたつかないなど、従来品に比べて高機能である。すでにサンプル出荷を通してマーケティング活動を行っているが、ユーザーから高い評価が得られており、本格採用に踏み切る方針を固めた。住友化学と東ソーが合弁で設立した千葉ポリエチレンが千葉工場内にもつプラントで行っているLLDPEの生産を、秋から新触媒に全面的に切り替える、新触媒の採用により、複数グレードの優れた点だけをもつグレードの開発が可能となるため、LLDPEのグレード数も現在の15から半減しコスト競争力も強化できる。
(1996/11/20 三井石油化学、住友化学発表)
メタロセン触媒による気相法LLDPE
生産合弁会社設立の件
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/1newsrelease/pdf/19961120.pdf
1 .会社名 日本エボリュー株式会社 2 .社長 榊 由之 (三井石化専務取締役) 3 .本社所在地 東京都千代田区霞が関三丁目2 番5 号 4 .設立時期 1996 年11 月20 日 5 .資本金 4 億円 6 .出資比率 三井石化:75 %、住友化学:25 % 7 .事業目的 メタロセン触媒によるLLDPE の製造 8 .製造設備 (1 )立地 三井石化千葉工場(千葉県市原市所在)内 (2 )生産能力 20 万トン/年 (3 )採用技術 三井石化が開発した製造技術 (4 )営業運転開始 1998 年春 9 .製品の引取 出資比率により製品を引き取る。
最近のプラスチック関連技術情報紹介
低密度ポリエチレン「エボリュー」、プラストマー「エボリューP」
http://www.nishipla.or.jp/J-PRO/Pla_Info12.htm
工業材料 12月号 1999 / Vol.47 No.12
P26〜P28
・ | コモノマーとしてヘキセンを採用しHAO−LLとした。ブテンをコモノマーとしたC4-LLに比べて機械的強度の強い製品が得られる。 |
・ | メタロセン触媒を使用した。メタロセン触媒は活性点が均一であることから組成分布、分子量分布の狭いポリエチレンが得られる。これにより低温シール性、機械的強度、耐ブロッキング性に優れた製品が得られる。 |
・ | 「エボリュー」製造プラントを多段重合プロセスとした。メタロセン触媒から得られるポリエチレンは分子量分布が狭く、場合によっては流動性が悪く成形性を悪化させることがある。多段重合プロセスによって分子量と分子量分布が自由にコントロールでき、成形性に優れた品質設計を可能とした。 |
1960/12 「三井ポリケミカル」設立 三井石化 50%、デュポン 50%
1963 大竹工場完成
1967 千葉工場完成
1984 社名変更「三井・デュポン ポリケミカル」
LDPE事業を三井石化に譲渡(製造は受託)
Specialty Copolymer(EVA、アイオノマー等)事業に専念
1961/1 「日東ユニカー」設立 日東化学/UCC合弁
1963 川崎でLDPE生産開始
1965 三菱レイヨンが日東化学に代わり参加
1966 「日本ユニカー」に改称
1980 東燃化学が三菱レイヨンの持株を譲受
*東燃化学 : 東燃(現東燃ゼネラル石油)の100%子会社
*東燃株主 :
エッソ石油 27.91%
モービル石油 22.11% (エッソ石油 100% 子会社)
2000 東燃(石油精製)とゼネラル石油(精製・元売り)が合併、東燃ゼネラル石油に。
2001 Dow/UCC合併
2002 東燃ゼネラル石油株主が合併、エクソンモービル 50.02%
化学工業日報 1999/1/12
昭電がLーL新会社
「大分エルエル」1日付で発足 JPO支援の一環
直鎖状低密度ポリエチレン(LーLDPE)の新会社「大分エルエル」
LーLDPE設備を移管
日本ポリオレフィン(JPO)にこの設備をリースする
新会社は昭和電工100%出資
Chemnet Tokyo 2001/12/10
旭化成のPEの高付加価値戦略が軌道に
メタロセンPEもスムースな立ち上がり
「サンファインUH」は、耐磨耗性、自己潤滑性、耐衝撃性、耐薬品性などが大きな特徴。工業部品や産業資材が主な用途。
「サンファインAQ」は、吸水力に優れていながら吸水による形状変化や強度の低下がない点が強み。打ち抜きや切断などの加工性も高いという。このため家電や事務機の分野に新しい領域が切り開けつつある。
「サンファインSH」は、軽量ながら剛性に富み、優れた焼結強度を発揮する点が最大のセールスポイント。濾過材、医療機器、消音材などに人気が出てきている。
「サンテック−PAK」は、柔軟性、耐薬品性、低温でに耐脆弱性、加工性などの特徴を持ち、冷蔵庫の網棚や自転車かご、フェンスなどの分野に独自の市場基盤を構築しつつある。
「クレオレックス」は、世界でもめずらしいメタロセン触媒による高密度ポリエチレン。
Chemnet Tokyo 2002/7/24
旭化成、メタロセンHDPE事業本格立ち上げへ
パイプやブロー分野等に独自の新市場確保のメドつく
Chemnet Tokyo 2001/12/12
東ソーのPEの差別化品種、順調な伸び
2〜3年後に構成比40%を目指す
Chemnet Tokyo 2002/2/13
JPO、シングルサイトPE設備を日石から買収へ
技術改良に成功、本格的な事業展開にメドつける
日本ポリオレフィン(JPO)は、親会社の一つの日本石油化学からシングルサイト系触媒による高機能ポリエチレン(商品名・ハーモレックス)の製造設備を買収
生産能力は年間5万トン
Chemnet Tokyo 2002/8/6 発表文
三井住友ポリオレフィン、差別品の構成比を大幅アップへ
思い切った事業構造改善を推進、04年度のROS
7%目指す
2002/8/6 三井住友ポリオレフィン
三井住友ポリオレフィン株式会社(SMPO)の活動状況
三井住友ポリオレフィン(株)会社概況 (2002年7月31日現在)
1. 設立 | 2002年2月20日 | |||
2. 営業開始 | 2002年4月1日 | |||
3. 資本金 | 70億円 | |||
4. 従業員数 | 393名(事業部173名、技術開発185名、他35名) | |||
5. 役員 | 略 | |||
6. 主要拠点 | 本社・名古屋支店・大阪支店・福岡駐在
SMPO研究所(北袖・長浦) 工場(製造は親会社に製造委託) ・三井化学市原工場、大阪工場 ・住友化学千葉工場 ・三井・デュポン ポリケミカル |
|||
7.
国内生産能力 (単位;万トン/年) |
・ポリエチレン | HDPE | 21 | |
LLDPE | 40 | |||
LDPE | 34 | |||
(計) | 95 | |||
・ポリプロピレン | (計) | 100 | ||
・合計 | 195 |
1. マーケティング戦略 | |
収益重視のマーケティング戦略を基本 | |
差別品分野の比率向上(PE 現40%→60%以上、PP 現45%→50%以上)。 | |
差別品分野に経営資源を重点的に投入。
汎用品分野はS&Bによるコスト競争力 強化と、徹底的なスリム化、アジアスタンダード化を進める。 |
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メリハリの効いたマーケティング活動を展開。 | |
2.
製品戦略 上記のマーケティング戦略を受け、各製品の戦略を以下の通りとする。 |
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PE: 差別化強化による収益確保と不採算事業の抜本再構築 | |
・HDPE
汎用品の内、不採算分野を縮小し新触媒差別化製品へ転換 ・LLDPE 同上 ・LDPE 生産プラントの集約。コスト競争力強化 |
|
: | PP: 低コスト化と差別化の強化による収益拡大 |
・S&Bと銘柄統合でコスト競争力の強化。新規製品・用途開発加速。 | |
3.
設備戦略 上記の製品戦略を受け、設備戦略を以下の通りとする。 |
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PEは差別化製品への転換を行い、95万トンを04年に85万トン体制とする。 | |
PPはS&Bで大型化・専用系列化を進め、現行12系列100万トンを04年度に7系列96万 トンとする。 | |
4.
研究戦略 以上の事業構造改善を支えるための研究戦略は以下の3点とする。 |
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重点テーマへの資源投入集中 | |
開発の効率化 | |
将来テーマへの資源配分強化 |
日刊工業新聞 2002/8/26
住友化学の千葉工場、合成樹脂生産を再編
PE一部を高性能品に、PP新鋭設備を増強
高圧法低密度ポリエチレン製造設備の停止及びエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)の生産・販売終了について
日本ポリエチレンはこの度、高圧法低密度ポリエチレン製造設備1系列の停止及びエチレン酢酸ビニルコポリマーの生産・販売終了を決定致しましたので、お知らせ致します。
低密度ポリエチレンを取り巻く諸情勢は、世界的な新増設等による需給環境の悪化や、プラントの経年劣化に伴う修繕費の上昇等により、大変厳しい状況となっております。
当社は、このような状況に対応するため、鹿島工場(茨城県神栖市)の低密度ポリエチレン(高圧・チューブラー法)製造設備1系列を停止し、同製品の生産を川崎工場に集約するとともに、事業再構築の一環として川崎工場(神奈川県川崎市)で生産しているエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)の生産・販売終了を決定致しました。当社は今後とも、製品の高性能化を進め、優れた材料を安定してお客様へ御提供できるよう努めてまいります。
設備停止の概要
設備名:低密度ポリエチレン製造設備(高圧・チューブラー法)
工場所在地:茨城県神栖市東和田
生 産 能力:6.2万トン/年
停止時期(予定):2021年5月