日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 |
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ダウ技術 +
呉羽化学
錦
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自社技術
ラテックス営業権 旭化成に譲渡
呉羽化学 中国で食品包装フィルム生産JV
フッ化ビニリデン
クレハ
いわき 年産 4,000トン
中国 年産 5,000トン会社名:呉羽(常熟)氟材料有限公司
場所 :江蘇省常熟市常熟新材料産業園
出資者:クレハ 100%
設立 :2011年12月
能力 :年産 5,000トン
予定 :2012年夏着工・2014年春稼動開始リチウムイオン電池用バインダーおよび一般産業用エンジニアリング・プラスチックとして使用
呉羽化学、中国で塩化ビニリデン樹脂設備新設へFS
〜数年内めど
一食品包装材向け需要に対応/価格競争激化に伴い競争力強化一
呉羽化学は日本の錦工場で年産数万トンのPVDC生産設備を保有するが、中国では投資リスクを回避するため年産数千トン規模で事業化する見通し。原料VCM(塩化ピニルモノマー)は近隣諸国から輸入し、現地で塩素化と脱塩化水素化して塩化ビニリデンモノマーとし、これを重合してPVDCを生産する計画だ。
化学工業日報 2002/12/13
呉羽化学、中国でPVDC生産
南通に現地企業と合弁、04年めど年1万トン フィルムまで一貫体制
呉羽化学工業は、中国で塩化ビニリデン樹脂(PVDC)を生産する。年産能力1万トンの設備を南通(江蘇省)に現地企業と合弁で建設
日本経済新聞 2003/2/18 発表
食品包装フィルム 呉羽化学、中国で生産 現地企業などと新会社
食肉加工大手と共同で新会社を設立し、需要が急速に拡大するソーセージ向けなどに出荷する。加工食品の衛生管理が厳しくなる中国で、高品質の包装材のニ−ズに応える。
2003/02/19 呉羽化学
中国包材事業(塩化ビニリデンレジン・コンパウンド現地生産販売)企業化決定の件
http://www.kureha.co.jp/topics/h150219.html
合弁会社の概要
1.名称 : | : | 「南通匯羽豊新材料(なんつうわいうほうしんざいりょう)有限公司」 (英文名:NANTONG SKT NEW MATERIAL CO.LTD.) |
2.住所 | : | 江蘇省南通市南通経済開発区吉興路(きっこうろ)8号 |
3.資本金 | : | 38,080千USドル(約47.6億円) |
4.出資比率 | : | 双匯発展公司が43%、呉羽化学が42%、豊田通商が15%(日本側の出資比率は57%となります。) |
5.生産能力 | : | 塩化ビニリデンレジン・コンパウンド10,000T/年 |
*1は へんは「さんずい」でつくりは「累」です。
*2は へんは「にんべん」でつくりは「分」です。
化学工業日報 2005年9月30日
呉羽化学、中国・南通のPVDC合弁が開業式
呉羽化学工業は29日、中国・南通市で南通匯羽豊新材料有限公司(SKT)の開業式を行った。塩化ビニリデン樹脂(PVDC)の年産1万トンの能力を持つ中国初の大型プラントで、おう盛な需要に支えられ早くもフル稼働に移行している。当日は呉羽化学工業の田中宏社長や出資企業の河南双匯投資発展股〓有限公司の張俊傑董事長、豊田通商の金子凱弘副会長ら100名が出席した。
ケーススタディ 呉羽化学 欧州PVDCフィルム工場
呉羽化学工業株式会社(本社=東京都中央区)がオランダに進出したのは、1973年のこと。食品包装材料を加工販売する蘭社を買収、「クレハロン・インダストリー
(Krehalon Industrie B.V.)」を設立し、食品包装用フィルムの加工生産を開始した。1985年には新規技術を駆使した設備増強のため新工場を建設、塩化ビニリデン樹脂(クレハロン)を素材としたフィルム押出し生産から加工にいたる一貫生産体制を確立した。
食品包装の多様化、需要の拡大に呼応して、1992年、新たに二つ目の蘭社を買収、「クレハロン・シンクレア・パッケージング(Krehalon
Synclair Packaging B.V.)」を設立、新しいタイプの食品包装用フィルムの生産に乗り出した。1989年には、欧州を統括する「クレハ・ヨーロッパ(Kureha
Europe B.V.)」を設立している。
同社が進出した1973
年当時、すでにオランダに自社の生産拠点を置く日系企業は数社のみであった。「世界に通用する独自技術による商品開発」を標榜してきた同社にとって、欧州における生産拠点の早期設立は、欧州の市場ニーズに対応するための課題であった。そこへ、食品包材加工メーカーとして実績のある蘭社の働きかけがあり、物流の発達したインフラが確立されていることなどがキメ手となって、オランダ進出が決定された。以来4半世紀、当初50人程度でスタートした従業員は、現在約4倍の規模になり、柔軟な労使関係のもとで順調に成長を遂げてきている。
「オランダの評価としてまず挙げられるのは、柔軟な労使関係です。原材料や資材の調達という面でもオランダは多くの物流上の利点を持っています。また、技術開発の面でオランダは恵まれた環境にあります。TNO(オランダ応用科学研究機構)などの支援機関がしっかりしており、オランダの高い環境基準や製品規格をクリアすることは、すなわち世界標準の上を行くことになるわけで、欧州域内外におけるビジネスを展開する上で大きな力になると思います。」
Krehalon Industrie B.V. | |||
所在地 | Londenstraat 10, 7418 EE, Deventer | ||
設立 | 1973年10月 | ||
従業員 | 約200名 | ||
業務内容 | 食品包装用プラスチックフィルムの製造・販売 | ||
URL | http://www.krehalon.nl | ||
Krehalon Synclair Packaging B.V. | |||
所在地 | De Steiger 46, 1351AC, Almere | ||
設立 | 1992年2月 | ||
従業員 | 約45名 | ||
業務内容 | 食品包装用プラスチックフィルムの製造・販売 | ||
URL | http://www.krehalon-synclair.nl |
http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/sittoku/saran/history/history01.htm
「サランラップ」
日本では、1952年に旭化成とダウケミカル社との提携により、折半出資企業「旭ダウ(株)」が設立され、1960年(昭和35年)にサランラップを発売開始いたしました。
旭化成 鈴鹿工場
http://www.asahi-kasei.co.jp/seikatu/suzuka_main.htm
1952年(昭和27年)3月、塩化ビニリデンポリマー(サラン®樹脂)の繊維への事業展開にあたって、旭化成と米国ダウ・ケミカル社との間で旭ダウ(株)が設立され、鈴鹿工場は、翌1953年(昭和28年)10月にその最初の工場として操業を開始しました。 |
旭化成 延岡工場
1952 旭ダウ株式会社(米ダウケミカルと旭化成(株)との合併会社)延岡工場として建設開始。
化学工業日報 2002/11/1
旭化成、PVDCラテックス、呉羽から営業権 世界シェア3位に
旭化成は、呉羽化学工業のPVDC(塩化ビニリデン)ラテックス事業の営業権を買収する。
呉羽は家庭用ラップ「クレラップ」や食品包装材料「クレハロンフィルム」などはPVDC事業の中核として引き続き積極展開。
日本工業新聞 2003/7/3
旭化成がポリ塩化ビニリデン供給で米ダウと提携
中国で食肉包装用フィルムの需要が急激に伸びているため、国内設備からの輸出で間に合わないと判断し、ダウから供給を受けてPVDCを中国で販売、固定ユーザーへの安定供給につなげる。延岡工場(宮崎県延岡市)に年産5000トンの包装フィルム用PVDCの生産設備を所有