日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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2003/12/09 出光石油化学

イソパラフィン溶剤の生産受託開始について
  
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=60972

弊社は、本年11月より新日本石油化学向けに、イソパラフィン溶剤の受託生産(商品名: 新日石化学 アイソゾール、出光石化 IPソルベント)を開始いたしました。


なお、イソパラフィン溶剤の販売は、従来通り両社がそれぞれ独自に行います。

 


ゴムタイムス 2003/12/10

カワタ 世界初の高発泡率ポリ乳酸製造技術を開発
 
http://www.gomutimes.co.jp/dailynews.htm

潟Jワタ(本社=大阪市西区阿波座、太田敏正社長)は12月6日、北京で自社開発したマイクロセルラー発泡(MCF)押出成形システムにより、ポリ乳酸樹脂の世界で初めて40倍発泡成形品の製造技術を開発したと発表した。


日本経済新聞 2004/1/24

高吸水性樹脂生産カ2割増 日本触媒

日本触媒は春に、紙おむつや生理用品などの原料となる高吸水性樹脂の国内生産を強化する。主力工場である姫路製造所(兵庫県姫路市)に新しい設備を導入し、年産能力を2002年度に比べ2割増の17万トン程度まで増強する。

現在、同社は中国にも新工場を建設中。06年には欧州工場も年産能力を2倍の6万トンに増強する計画で、米国も含めた世界四極体制を構築する。これにより、同年までに海外も含めた高吸水性樹脂の年産能力を、02年度比で約4割増の32万トンに引き上げる。


化学工業日報 2005年5月11日

日本触媒、姫路で高吸水性樹脂3万トン増設

 日本触媒は、高吸水性樹脂(SAP)の生産体制を強化する。同社・姫路製造所(兵庫県姫路市)に約30億円を投資して、年産3万トンの製造プラントを増設する。すでに着工しており、来年央ごろまでに稼働する予定。同社は今年春、中国でSAPの新工場を立ち上げたほか、欧州でも今年末に年3万トンの増設を計画しており、これら一連の投資によって、同社グループの総生産能力は同35万トンに拡大する。



2004/01/26 日本電気

植物原料プラスチックで最高レベルの難燃性を達成
〜環境に有害なハロゲンやリンを使用せずに石油代替樹脂を実現〜
 
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=63603

NECはこのたび、環境に有害なハロゲンやリンを成分としている難燃剤を使用せずに、無機物の吸熱剤と独自な特性改良剤を添加することにより、高度な難燃性を有す植物原料バイオプラスチック(ポリ乳酸が主成分)を初めて開発しました。電子機器に広く適用可能な高い難燃性(UL規格で最高レベル達成)と同時に、OA機器の筐体用樹脂として重要な材料特性(耐熱性、成形性、強度等)も現在利用されている繊維強化難燃性ポリカ系樹脂に匹敵する性能を実現しました。

 


2004/2/16 三井化学アクアポリマー/三井化学

高分子凝集剤事業の譲受について
http://www.mitsui-chem.co.jp/whats/040216.pdf

三井化学アクアポリマー株式会社(社長:小澤宏、本社:東京都中央区)は、この度、住友化学工業株式会社(社長:米倉弘昌、本社;東京都中央区)が所有する高分子凝集剤(アニオン・ノニオン系)事業を譲り受けることで同社と合意しましたのでお知らせ致します。

昨年10月に、米国サイテック社との合弁会社である三井サイテック株式会社への出資関係を解消し、三井化学100%出資の三井化学アクアポりマーを設立して三井サイテックの高分子凝集剤事業を引き継ぎました。

三井化学アクアポリマー株式会社概要

1.会社名 三井化学アクアポリマー株式会社(Mitsui Chemicals AquaPolymer, Inc.)
2. 所在地 [本社]東京都中央区日本橋室町4−4−10
[工場]千葉県茂原市東郷1900
3.資本金 4億6千万円
4.代表取締役社長 小澤宏
5.出資比率 三井化学100%
6.事業内容 水処理薬品及び水溶性合成樹脂の製造、販売及び研究開発
7.年間売上高 約40億円
8,従業員数 約50名
9.生産能カ 11千トン/年

 


2004/2/16 住友化学

高分子凝集剤事業の譲渡について
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/1newsrelease/pdf/20040216.pdf

 住友化学は、三井化学株式会社の100%出資子会社である三井化学アクアポリマー株式会社に、アニオン系及びノニオン系高分子凝集剤事業を譲渡することで同社と合意いたしました。2004年3月31日を目処に本事業に関する営業権を譲渡いたします。


【ご参考】
住化アルケム株式会社概要
1.所在地: 大阪市中央区
2.資本金: 50百万円
3.社長: 吉原眞郎
4.出資比率: 住友化学100%
5.事業内容: アルミニウム、アルミナ、合成樹脂等の製品の販売
6.従業員数: 約30名

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高分子凝集剤 スミフロック(FA/FNシリーズ)
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/4products/finechem/functional/sumifloc.html

排水処理とは、排水中にある懸濁あるいは溶解している物質を除去して、定められた基準水質もしくはそれ以上の清澄むな水を得るとともに、清澄水を分離した後の汚濁もしくは濃縮液を無害な形に処理・処分することであるといわれております。
排水処理には、いろいろな方法がありますが、各種排水を迅速、高精度に処理する方法の一つとして薬剤による凝集法が最も効果があり広範囲に使用されております。特に水中の懸濁物質を急速に凝集させ、沈降・浮上などの固液分離を促進するため、今日高分子凝集剤は欠くことのできないものとなっております。
住友化学は永年にわたる排水処理の経験を生かし、その後一層の改良研究の結果、このほど一段と性能改良されたスミフロックFA/FNシリーズの販売を開始致しましたスミフロックFA/FNシリーズは、種々のすぐれた特長を有しておりますので、ご使用上充分ご満足いただけるものと確信致しております。


2004年02月16日 日本触媒

エタノールアミン製造設備増強の件

当社は現在、川崎製造所千鳥工場にエタノールアミン製造設備(生産能力4万d/年)を有しているが、エタノールアミンの需要拡大に対応するため、設備のデボトルネックにより1万d増強し年産能力を5万dへ引き上げる。
 
当社は2003年4月、
自社開発の新規触媒を用いた新生産プロセスへの改造をおこない、エタノールアミン(モノエタノールアミン(MEA), ジエタノールアミン(DEA),トリエタノールアミン(TEA))の需要拡大に対応してきたが、引き続きMEA、DEAが欧、米、中国を中心に成長が続くと見込まれることから能力増強を決定した。


東亞合成 アクリル系特殊モノマー・オリゴマー   台湾  中国


2000/6/27 東亞合成

台湾における合弁会社の設立について(アクリル系特殊モノマー・オリゴマーの製造)
http://www.toagosei.co.jp/whatsnew/news/n000627.htm

東亞合成は、台湾の大手UV樹脂メーカーである接昌工業股イ分有限公司(本社:台北市中正区、董事長:劉榮亮)と台湾でUV樹脂等の原料であるアクリル系特殊モノマー・オリゴマーの生産のための合弁会社を設立することで合意しました。東亞合成は、UVインキ・UV塗料・電子情報関連機材等の原料であるアクリル系特殊モノマー・オリゴマーを「アロニックス」のブランド名で製造販売していますが、この分野における日本の原料メーカーとしては初めてアジアに生産拠点を設けることとなりました。

1.社 名 :東昌化学股イ分有限公司(TOA-JET CHEMICAL CO., LTD.)
2.場 所 :台湾桃園県観音工業団地(接昌工業内)
3.董事長 :未定(東亞合成から派遣予定)
4.設立時期 :2000年12月(生産開始:2001年春)
5.資本金 :15百万NT$(約52百万円)
6.出資比率 :東亞合成 51%  接昌工業 49%
7.事業内容 :アクリル系特殊モノマー・オリゴマーの生産
8.生産能力 :約6,000トン/年
9.売 上 :初年度20億円(3年後30億円)


2003/12/19 東亞合成

「アロニックス」中国に新会社
http://www.toagosei.co.jp/whatsnew/news/n031219.htm

東亞合成と大日本インキ化学工業は、大日本インキ化学工業が中国・江蘇省張家港市に建設する「張家港迪愛生化工有限公司」の用地内において、紫外線硬化型モノマー・オリゴマーの製造販売会社「張家港東亞迪愛生化学有限公司」を共同で設立します。

新会社の資本金は420万USドル(約5億円)で、出資比率は東亞合成60%、中国の大日本インキ化学工業グループを統括する傘型企業である迪愛生投資有限公司40%です。投資額は約10億円で、2004年2月に着工し、2005年1月の生産開始を予定しています。生産能力は年産1万トンで、初年度10億円、5年後には50億円の売り上げを見込んでいます。


2004/03/24 三菱ガス化学

水処理剤事業の再編強化実施
http://www.mgc.co.jp/news/2004/040324.pdf

 三菱ガス化学(株)は4月1日を目途に水処理剤事業を強化すべく、子会社を含めた販売・技術サービス体制の一本化を実施いたします。具体的には、当社100%子会社で主に技術サービスを担当しているダイヤ水処理サービス(株)に当社及び販売子会社菱江化学の水処理剤営業チームを移管して集約化を進め、社名を「ダイヤアクアソリューションズ(株)」に変更致します。

【三菱ガス化学水処理剤事業】

売上目標  平成18年度 目標20億円
主な市場  空調用冷却水系
成長製品  空調用冷却水系水処理剤,下水汚泥脱臭剤,その他周辺薬品
新規製品  空調用冷却水系(ノンヒドラジン毒性低減:コントライム・M−1000 シリーズ)
        冷温水系(効果長寿命化:コントライム・K−6100 シリーズ)
        高COD廃水処理(難分解性対応:ダイヤフレッシュ・オルソン)


2004/4/13 ポリプラスチックス                 Cyclic Olefins

環状オレフィン・コポリマー「TOPAS®」の販売開始について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=69559

 ポリプラスチックス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:神村安正)は、このたびチコナ社(本社:ドイツ ケルスターバッハ、社長:リンドン・コール)との間に販売契約を締結し、同社が製造した環状オレフィン・コポリマー(COC: Cycloolefine Copolymer)『TOPAS®』(商標:トパス®)の日本およびアジア・太平洋地域における輸入・販売事業に参入することといたします。

<商品の特長>
 『TOPAS®』は、チコナ社が開発した環状オレフィン・コポリマー(COC)の商品名で通常のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)樹脂に代表される結晶性ポリオレフィン樹脂とは異なり環状オレフィン構造を有する非晶性の透明なコポリマーです。
 『TOPAS®』は、PMMA(ポリメチルメタクリレート、アクリル樹脂)に匹敵する光学特性やPC(ポリカーボネート樹脂)以上の耐熱性、PMMAやPCより優れた寸法安定性等を有する樹脂として、高い市場評価を得ています。さらに『TOPAS®』は、水蒸気バリヤ性向上、剛性アップ、耐熱性、易カット性能付与など、従来使用材料の改質用途に適した材料として、包装材料分野でも開発活動を推進していきます(詳細は別添資料をご参照ください)。

<主要用途>
・ レンズ及び、液晶ディスプレイ用導光板、光学フィルムなどの光学用途
・ ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の改質用途向け包装材料分野
・ 医療・検査機器分野
・ 電子デバイス分野
・ その他幅広い産業分野向け


[参考]
チコナ (Ticona)  URL: 
http://www.ticona.com

 チコナは、ドイツ ヘキスト社の事業再編成の結果、化学工業部門を分離して誕生したセラニーズAGの高機能樹脂事業部門を担う。TICONAグループの本社は、ドイツのケルスターバッハにおかれ、欧州、南北アメリカを中心に各種エンジニアリングプラスチックの生産販売拠点を有している。グループ全体で従業員数は約2,400名、売上高は約757百万ユーロ(2002年実績)。


Cyclic Olefin Copolymers (COC)
http://www.ticona.com/index/products/coc.htm

High strength and stiffness, excellent transparency and very high moisture barrier make cyclic olefin polymers and copolymers distinctive among olefin plastics. Unlike polyethylene and polypropylene, these polymers are completely amorphous, resulting in parts with low shrinkage and warpage.

Cyclic olefin copolymers (COC) are copolymers of ethylene and a ring-structured olefin, typically derived from dicyclopentadiene. The incorporated ring structure gives COCs their stiffness, while its size prevents the molecules from becoming ordered enough to crystallize. The total absence of crystallinity ensures very high transparency. Because the copolymers are olefinic, they have low densities, close to 1.0, resulting in a very high stiffness-to-weight ratio. By adjusting the ratio of the comonomers, COCs can be produced with a wide range of heat deflection temperatures.

The combination of clarity, stiffness and moisture barrier has led to the use of COCs in packaging films, while the combination of clarity, moisture barrier and olefinic bio-inertness makes them excellent candidates for medical packaging of such degradable drugs as heparin and insulin.

Dimensional stability is another valuable attribute of these resins. A small change in dimensions can adversely affect performance on precision optical parts. The negligible post-molding shrinkage of COCs combined with their very low moisture absorption enable production of highly stable plastic optics capable of temperature exposures that would deform other precision optic plastics.

All of these interesting properties are available from Ticonas range of Topas® COC resins.


March, 2003 Plastic Technology

Close-Up: Materials New Cyclic Olefins
http://www.plasticstechnology.com/articles/200003cu1.html

New Cyclic Olefins Are Clearly Worth a Look

Cyclic olefins are commercially available from a handful of pilot-scale plants around the world. Current world production of these resins is only about 20 million lb/yr from four suppliers. Three are in Japan (
Nippon Zeon, Mitsui Chemical, and JSR Corp., formerly Japan Synthetic Rubber) and one is in Germany (Ticona). As applications multiply, several producers are increasing capacity. At mid-year, Ticona will start up the worlds first large-scale cyclic-olefin plant in Germany66 million lb/yr.

Meanwhile,
Bayer AG in Germany has applied for an international patent (No. WO98/33830, Jan. 1998) together with Teijin Ltd. of Japan for a new cyclo-olefin copolymer and the process to make it.

Another producer of norbornene-based cyclic olefins is
BFGoodrich Performance Materials in Charlotte, N.C. However, its resins are high-priced specialties (up to $3000/lb) that are non-melting and must be processed from solution.


2004年4月14日 日本ゼオン

日本ゼオン、シクロオレフィンポリマー製のLCD用拡散板工場を竣工
http://www.zeon.co.jp/press/040414.html

 日本ゼオン(社長 古河直純、東京都千代田区)は、シクロオレフィンポリマー(COP)製の液晶ディスプレー(LCD)用拡散板工場の竣工式を、4月14日に当社高岡工場(富山県高岡市)で行った。今回の建屋とクリーンルームの完成に引き続き、成型機の設置を行い、5月中旬から拡散板の生産を開始する予定である。

 投資金額は約10億円で、生産能力は年間100万枚からスタートし、順次拡大していく計画である。今年度の売上高予想は10億円。
 ゼオンの100%子会社である
(株)オプテス(社長 正宏、栃木県佐野市)は、昨年度よりCOPのゼオノア製拡散板の製造、販売を開始しており、今回の本格的拡散板工場での生産もオプテスが実施する。

2008年09月24日
日本ゼオン、子会社オプテスを吸収合併
 
 日本ゼオンは24日、光学機器部品メーカーで100%子会社の株式会社オプテス(栃木県佐野市、若松憲明社長)を09年1月1日付で吸収合併すると発表した。
 
 オプテスは1990年の設立。資本金4億円。光学フィルムや拡散板などの液晶ディスプレイ用部材を中心に事業展開してきたが、市場環境の変化から収益が悪化していた。 

COPの補足説明
  当社は、ナフサからエチレン、プロピレンを製造する際に副生されるC5留分の総合利用を推進しており、COPはC5留分を抽出分離して製造するジシクロペンタジエン(DCPD)が原料。当社が1990年に世界に先駆けて独自に開発、上市したCOPの高級グレードである
「ゼオネックス」は、透明性樹脂の中でも吸水性が極めて低いことによりシート化しても反りが少なく、加熱溶融時に流れやすいため精密成型性が良く、また競合の透明樹脂であるPCやPMMAに比べて比重が小さいなどの特性を持つ。さらに本樹脂は高透明性や低複屈折性などの優れた光学特性を有しており、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラ・コンパクトカメラのレンズ・プリズム、OA機器のピックアップレンズなど光学用途、CD、MDやDVDなどの光ディスク用途などで使用されている。
 また当社は98年に、高透明性を維持し、耐衝撃性と耐熱性を改良したCOPの汎用グレードである
「ゼオノア」を上市した。LCD用導光板・拡散板、光学フィルム、自動車ヘッドランプのエクステンション、食品用容器、医薬品分野の容器や包装材などに幅広く採用されている。


2007年7月19日 日本ゼオン

日本ゼオン、岡山県水島工場に高機能樹脂COP製造設備を増設

 日本ゼオン株式会社(社長:古河 直純 以下日本ゼオン)は、7月19日、水島工場(岡山県倉敷市)で高機能熱可塑透明樹脂シクロオレフィンポリマー(COP:製品名ZEONEX(ゼオネックス)、ZEONOR(ゼオノア))プラントの起工式を行った。
 本設備は主にゼオノアフィルムと呼ばれる光学フィルムに使用される高機能樹脂ZEONOR(ゼオノア)の生産を目的としている。
 現有の生産設備は、2005年6月に年間10,000トンの生産能力に増強したのち、2007年5月より年間13,000トンへ更に増強し稼動中。今回は、新規に同規模プラントを建設し、COP(シクロオレフィンポリマー)の生産能力は、高機能樹脂ZEONEX(ゼオネックス)と合計で、年間
31,000トンとなる。完成時期は2008年7月末を予定している。


2004/4/22 出光石油化学

結晶性で低融点の新規ポリアルファ−オレフィン系機能材料を開発
〜蓄熱材や粘接着剤の改質剤など、従来のワックス用途の高性能化に寄与〜

 この度、独自のメタロセン触媒技術を用い自社開発の高純度アルファ−オレフィンモノマー*1を原料に、従来のオレフィン重合体と異なる、側鎖に結晶性を持たせた低融点のアルファ−オレフィン重合体(CPAO)を開発しました。今後、従来品には見られない融解特性を利用した蓄熱材や、結晶性、優れた相溶性あるいは取り扱いの容易さを活かし樹脂、粘接着剤、有機無機複合材料、潤滑油、アスファルトの改質剤など、従来のワックス用途などの高性能化への用途展開を進めてまいります。


2004/5/7 協和発酵

協和発酵ケミカル(株)
イソノナン酸(合成脂肪酸)製造設備を2倍超の増強へ
― 世界規模の12,000トンの製造体制へ ―
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=70980

 協和発酵ケミカル(社長:張 將司)は、合成脂肪酸の1種であるイソノナン酸の需要増に対応するため、キョーワノイック‐Nの増産の検討を開始しました。
 イソノナン酸(商品名:キョーワノイック‐N)は、千葉工場の専用製造設備で生産していますが、現行の年産5,000トンの生産能力を、年内に7,000トンに、2005年内に12,000トンへと増産することを目標にしております。

 イソノナン酸は、代替フロンに対応した空調機や冷凍機器の冷凍機油原料として、国内外での販売が拡大しています。

<協和発酵ケミカル(株)の会社概要>  
  本 社  : 東京都中央区日本橋室町3−2−15 日本橋室町センタービル
          TEL  : 03−3510−3550
  資本金 : 53億円 (協和発酵工業(株)が発行済株式を100%所有)
  代表者 : 代表取締役社長 張 將司
  売上高 : 651億円 (平成15年3月期:協和発酵 化学品セグメント売上高)

※平成16年4月に協和発酵工業(株)の化学品事業部門を会社分割し、化学品製造子会社である協和油化(株)が継承して、社名変更いたしました。