日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめた個人のデータベースです。 他のページへ トップページ エチレン ナフサ価格 PE PP PS SM ABS PVC VCM PC エンプラ EO PO フェノール MMA 合成ゴム その他石化業界 その他化学及び周辺業界 事業統合に対する公取委判断 中国市場 |
(日本経済新聞 2001/12/5) Back
信越化学,米で塩ビ工場買収
年産能力13%増に 80億円投資 M&A戦略を加速
4月に経営破たんした米化学会社ボーデンケミカル&プラスチックス・オペレイティング・パートナーシップから、ルイジアナ州アディスにある工場を買収する。
米国の塩化ビニール会社ランキング
順位 会社名 年産能力(万トン)
1 シンテック 204
→ 231
2 オキシ・ビニル 176
3 ジヨージア・ガルフ 128
4 フォルモサ・プラスチック 118
5 ボーデンケミカル 71 →
44
--------------------------------------------------------------------------------
*1 ボーデン・アディス工場(Baton
Rouge,LA)
BCP社のアディス工場は1979年に信越化学の塩ビ製造技術を導入し建設された工場で、シンテック社のルイジアナ新工場から約2KM離れた場所に位置する。
BCP社は今年の4月3日に米連邦破産法第11条(会社更正法)の申請を行い、裁判所管理のもと、再生の道を探りながら操業を続けてきた。 (信越発表文より)
*2 信越化学の全世界能力
・米国既存工場 1,450千トン
・新工場 590(300+290)
・ボーデン 270
(米国合計) (2,310)
・欧州 400 (Rovin社=オランダ 300,
Neste(フィンランド)委託= 100)、
・Cires社 200
(欧州合計) (600)
・日本 550
世界合計 3,460 (3,190+270)
信越化学の米国子会社、ルイジアナ州の新塩ビ工場操業開始
http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20001221.shtml
シンテック社の第二工場生産能力59万tの半分である、第一段階の30万tの建設が完成
注 操業開始に至るまでの経緯 別紙
(日本経済新聞 1999/10/2) → 増設
信越化学 英蘭合弁の塩ビ会社買収 生産能力、世界最大に
シェル・ケミカルス(英国)とアクゾ・ノーベル(オランダ)の塩化ビニール合弁事業でオランダに本社を置くロビン社。
年産40万トンの塩ビ、同50万トンの塩ビの原料工場
欧州ではポルトガルに同15万トン(*のち5万トン増設)の設備があるだけで手薄だった。
(日刊ケミカルニュース 2001/4/12-13)
『この人にきく』
国際化と経営戦略 信越化学工業社長 金川千尋氏
: | 鹿島に55万t、シンテックが175万t、ポルトガルのシレス20万t、オランダのシンエツ・PVC40万t シレスの設備を5万t増設して20万tにした。 シンテックの第2工場 昨年末に半分の30万tを完成、稼働中 さらに第2工場の残り29万tも今年末に完成の予定だ。 これができれば、319万t体制になる。 |
2003年6月9日 信越化学
オランダ信越PVC社VCM工場増設
http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20030609.shtml
信越PVC社 VCMの生産能力を年産50万トンから60万トンへ増強
Shin‐Etsu PVC B.V.:VCM工場:Botlek(オランダ・ロッテルダム郊外)
PVC工場:Pernis(オランダ・ロッテルダム郊外)
→両工場は7kmほど離れた位置関係にある。
シンテック設立と外資合弁事業の推進
塩ビの新重合技術を先進諸国に輸出
ロビンテックと合弁会社を設立
米国最大の塩ビ管メーカーに急成長したロビンテック
塩化ビニル製造の合弁会社シンテック設立に関する契約が調印されたのは昭和48年7月、当社とロビンテックの折半出資
ダウ・ケミカルのコンビナートに隣接して建設
原料はダウ・ケミカルから購入
51年初め、ロビンテックは保有するシンテックの株式を譲渡したいと申し入れ
シンテックの株式譲渡交渉は難航して調印は昭和51年7月
海外事業が業績向上に寄与
ポルトガルにシレスを設立
同国に塩化ビニル企業化計画があり、政府からその認可を受けたグループがある
ブーメラン効果を恐れるよりは先駆けて海外へ進出すべきであるとの基本認識
ウニオン・エレクトリカ・ポルトゲーザ12.5%、市中銀行2行で35%、機械商社2.5%
三井物産と当社がそれぞれ25%出資昭和35年(1960)11月23日に設立
日本経済新聞夕刊 2002/1/19
塩ビ樹脂 東ソー、中国で量産 2004年メド50億円投資 年10万トン
日刊ケミカルニュース2001/7/19
近くFS作業を開始
2002/8/12 化学工業日報
東ソー、フィリピンの電解設備をIM法に全面転換
東ソー、比で電解塩ビ事業拡大 IM法新設備に着工 第2系列計画再開も
日本経済新聞 2002/6/8
比で塩ビ8割増産 東ソー、建材向けなど拡大
三菱商事との合弁会社、フイリピン・レジンズ・インダストリーズ(PRII、バターン州)の工場。新たに年産7万トンの1系列を建設 年9万トンから8割増の同16万トンへ
将来、手直しでさらに同9万トンまで増強可能。
石油化学新報 2003/12/10
東ソー、フィリピンのPVC設備を手直し増強〜来年7月に1万t
東ソーは、フィリピンのPVC(塩ビ樹脂)事業合弁会社で来年7月の定期修理時に設備のボトルネック解消を行い、生産能力を年産1万トン増の10万トンに引き上げる。かねから7万トン設備増設を検討しているが、フィリピンでのPVC内需が当初予定より伸び悩んでいるため、小規模な設備増強で当面の需要増加に対応することにした。
東ソーはフィリピンで合弁会社、フィリピン・レジンズ・インダストリーズ(PRII、東ソー/三菱商事各50%出資)を通じて、98年末にバターン半島のリマイ地区に7万トンのPVC設備の操業を開始、2001年2月の設備増強で生産能力を現有の9万トンに引き上げた。
2004/2/24 東ソー
フィリピン・PRII社の出資比率を80%に引き上げ
http://www.tosoh.co.jp/news/newsachv/2004/040224.htm東ソーは、フィリピンの塩ビ樹脂(PVC)の製造・販売会社であるフィリピン・レジンズ・インダストリーズ〔PRII〕(現行出資比率;東ソー50%、三菱商事50%)について、三菱商事が保有するPRIIの株式30%の買取を決定しました。株式購入時期は04年3月を予定しており、これにより東ソーのPRIIへの出資比率は50%から80%に高まり、今後は東ソ−主導で経営を行うこととなります。
■PRII社の概要
正式名称 ; Philippine Resins Industries, Inc.(PRII)
(フィリピン・レジンズ・インダストリーズ)
株主構成 ; 東ソー80%,三菱商事20% <2004年3月より>
事業内容 ; 塩ビ樹脂の製造および販売
生産能力 ; 年産 10万トン <2004年5月より>
フィリピンで塩ビ樹脂の生産能力を9万トン増強
http://www.tosoh.co.jp/ne_inx.htm
PRIIの概要 (Philippine Resins Industries, Inc.)
(フィリピン・レジンズ・インダストリィーズ)
資本金 | 10億ペソ(約27億円) | ||||||||||||||
株主構成 | 東ソー | 20% | |||||||||||||
三菱商事 | 20% | ||||||||||||||
Bank of The Philippine Islands(BPI) | 11% | ||||||||||||||
Mabuhay Vinyl Corporation(MVC) | 49% | ||||||||||||||
事業内容 | 塩ビ樹脂の製造および販売 | ||||||||||||||
プラント |
|
(ご参考)
アジア地域における東ソーの塩ビ樹脂の製造・販売会社の概要
○スタンダード・トーヨー・ポリマー(スタトマー)
立 地; インドネシア 西ジャワ
メラク地区
設 立; 1975年5月
能 力; 年産8万6千トン
株主構成; 東ソー60%、三井物産40%
(当初:東ソー 30%、三井物産
20%、サリムグループ 50%)
○サトモ・インドビル・ポリマー
立 地; インドネシア 西ジャワ
ボジョネガラ地区
設 立; 1996年1月
能 力; 年産7万トン
株主構成;
東ソー25%、住友商事25%、サリムグループ50%
スタトマーの株式を日系2社で全株取得
http://www.tosoh.co.jp/ne_inx.htm
現地パートナーであるサリムグループとの塩ビ樹脂の製造販売会社スタンダード・トーヨー・ポリマー(スタトマー、出資比率;東ソー 30%、三井物産 20%、サリムグループ 50%)
東ソー 60%、三井物産 40%となります。
注 サトモ関連もサリム・グループとのJVで、サリム持株は香港の会社に売却された。
別紙参照
フィリピンにおける塩ビコンパウンド会社
設立について
http://www.tosoh.co.jp/ne_inx.htm
【新会社の概要】
社名 | Tosoh Polyvin Corporation(TPC) (トーソー・ポリビン) | |
社長 | 宇田川
憲一(東ソー
塩ビ海外プロジェクト統括チームリーダー
兼 東ソー塩ビ加工開発且ミ長) |
|
設立日 | 98年7月3日 | |
資本金 | 590万USドル | |
資本構成 | 東ソーグループ(東ソー、プラス・テク)
70% その他(マブハイ・ビニル、バタンガス・アセットなど) 30% |
|
事業内容 | 自動車電線用塩ビコンパウンドおよび他のコンパウンドの製造・販売 | |
プラント | 〈製造技術〉プラス・テク技術を採用
〈生産能力〉年産1万2千トン 〈工期〉 98年7月着工、99年3月完工 |
化学工業日報 2002/8/13
旭硝子 インドネシアPVC拠点、電解増強、37万トンに
第2ジェティも建設
(化学工業日報 2000/9/22)
旭硝子 インドネシアで電解増設 30%増、年37万トンに
2002年春 塩ビ原料、全量自社生産
現状の生産能力は電解が年28万5千トン、塩ビモノマー(VCM)同40万トン、塩ビ樹脂(PVC)同28万5千トン。
☆旭硝子、パキスタンPVCプラント、15日にメカコン
パキスタンで同国初の本格的塩ビ樹脂製造販売合弁会社を設立
《参考》
1.新会社の概要
(1)社名 ENGRO ASAHI POLYMER & CHEMICALS LTD. (2)本社所在地 パキスタン カラチ市 M.T.カーン通り (3)資本金 3,700万ドル (4)従業員数 約140名 2.エングロ・ケミカル社の概要
(1)社名 ENGRO CHEMICAL PAKISTAN LTD. (2)本社所在地 パキスタン カラチ市 M.T.カーン通り (3)社長 ザッファール・A・カーン(Zaffar A. Khan) (4)資本金 876百万ルピー(約26億円) (5)営業品目 尿素肥料 (6)売上高 7,168百万ルピー(約210億円、96年) (7)従業員数 約650名
Pakistan's Engro Asahi mulls plan to expand PVC output by 50%
Pakistan's sole polyvinyl chloride producer, Engro Asahi Polymer and Chemicals, is looking at expanding its 100,000 mt/year PVC plant in Karachi to 150,000 mt/year, either at the end of this year or in the beginning of next year, a company source said Wednesday.
Engro Asahi estimated that PVC demand in Pakistan this year stands at close to 100,000mt, with supply and demand nearly balanced. However, sources close to the company pegged the total Pakistani PVC demand at closer to 120,000mt this year.
(化学工業日報 2001/2/2)
鐘化 塩ビペースト マレーシアで生産開始
年3万トン アジア展開加速 初年度フル操業めざす
(鐘化発表 1998年12月2日
マレーシアで特殊塩ビ樹脂の製造販売会社を設立
〜2000年央稼動、グローバル展開を加速〜
http://www.kaneka.co.jp/news/n981202.html
<新会社の概要>
●社名 カネカペーストポリマー有限責任(株) ●本社 マレーシアクアラルンプール ●工場 マレーシアパハン州クアンタン地区 ゲベン工業団地 ●資本金 20百万RM ●設立 1999年初め ●社長 佐野 久雄(鐘淵化学工業 常務取締役) ●社員数 約50名 ●製品 塩ビペースト樹脂 (2000年央稼動/年産30,000トン)
鐘淵化学/三井物産 米に塩ビペースト新会社
現地社の事業買収 能力も年産3.5万トンへ
子会社の解散に関するお知らせ
http://www.kaneka.co.jp/news/n030324.pdf
子会社の概要
@ | Kaneka Plastics Corporation | ||
所在地 | 米国 | ||
代表者 | 乾佐太郎 President | ||
事業内容 | Kaneka Delaware Corporation の持株会社 | ||
資本金 | 6,000 千US$ | ||
株主構成 | 鐘淵化学工業株式会社 100% | ||
A | Kaneka Delaware Corporation | ||
所在地 | 米国 | ||
代表者 | 山崎隆行 President 兼CEO | ||
事業内容 | 塩ビペースト樹脂の製造、販売 | ||
資本金 | 7,000 千US$ | ||
株主構成 | Kaneka Plastics Corporation 80% | ||
(石油化学新報 2000/6/28)
東ソー/三井物産、VCMを相互融通〜南陽とマレーシアで合理化
マレーシアの大型設備が1O月に稼動〜インドネシアヘ供給
東ソーは日本の南陽事業所からインドネシアの塩ビ樹脂(PVC)事業合弁会社に輸送しているVCMを三井物産の国営企業とのマレーシアJVからの供給に切り替える。
一方、三井物産は南陽からVCMを引き取って近隣の中国などに外販することで、両社とも物流合理化を図る。
会社名 ・ | 場所 | 製品 | 生産能力 | 備考 |
タイ/プラスチック& |
タイ・マップタット |
VCM |
440,000 |
タスコ・ケミカル(旭硝子45%出資)25%、 |
PVC |
480,000 |
|||
滄井化工有限公司Cangjing Chemical Industry (2000/6 下記2社合併) | ||||
旧 華井化工有限公司
|
中国河北省滄州 |
VCM |
240,000 |
三井物産25%出資 EDC法VCM 99/4稼動 |
旧 滄井化工有限公司 |
PVC |
230,000 |
||
スタンダード・トーヨー |
インドネシア |
PVC |
86,000 |
東ソー60%、三井物産40% (2000/9 日本側全額出資に) |
バルカン・クロルアルカリ |
米国ルイジアナ州 |
苛性ソーダ |
215,000 |
バルカンケミカルズ51%、三井物産49% →撤退 |
EDC |
270,000 |
|||
ビニルクロライド |
マレーシア・ケルテ |
VCM |
400,000 |
ペトロナス60%、三井VCM30%、物産10% |
PVC |
150,000 |
日本経済新聞 2005/6/27
三井物産 米化学合弁から撤退 相手企業の事業売却で
撤退したのは米建材・化学品大手のバルカンマテリアルズ(Vulcan Materials アラバマ州)との合弁事業。合弁会社の出資比率はバルカン51%、三井物産49%で、総額2億ドル(約210億円)を投じて二塩化エチレンを年間27万トン、カセイソーダと塩素を21万トン生産してきた。
しかし、バルカンマテリアルズが事業再構築で化学部門を米石油大手オキシデンタル・ペトロリアムに売却することを決め、三井物産との合弁事業も譲渡の対象となった。三井物産は合弁相手の変更による混乱を望まずバルカンが三井物産の保有株式を買い取ったうえでオキシデンタルに譲渡することで合意した。
トリケム (石油化学新聞日刊通信 1996/10/17)
☆ブラジルのCPCとサルジェマが一体化
CPC(コンパニア・ペトロキミカ・カマサリ)は、9月1日に社名をトリケムに変更したのに続き、今年末には、同国唯一のEDCメーカーであり姉妹会社でもあるサルジェマと合併する。新会社の社名は同じくトリケムとなる。
→ Odebrecht and MarianiがCopene(エチレンメーカー)を買収
自社グループのTrikem(PVC)や Politeno(PE)等を統合し,Braskem社を設立へ
Trikem
S.A.
http://www.braskem.com.br/
2000年 12月 米国Vulcan Chlor-Alkali 社の Ethylene Dichloride製造設備の稼働開始
(98/6/22 三井物産発表)
米国バルカン社とEDC(二塩化エチレン)生産の合弁会社設立
出資比率は、バルカン ケミカルズ社51%、三井物産が49%
会社名はバルカン クロールアルカリ社(Vulcan Chloralkali LLC)
生産能力は苛性ソーダ年215,000MT、EDC年300,000MT
◎ Vulcan Materials to Sell Chemicals Business to a subsidiary of Occidental Chem
Oxyvinyls homepage http://www.oxyvinyls.com/plants/infosheets/oxymarvcm.html
The OxyMar plant began operations in December 1990 as a joint venture between OxyChem and The Marubeni Corporation of Japan. An expansion was completed in June 1997, which increased the VCM production capacity to 2.1 billion pounds per year. The plant currently is a joint venture between Oxy Vinyls, LP and The Marubeni Corporation.
(日本経済新聞 1999/8/25)
丸紅、アメリカでの塩ビモノマー事業から撤退 (注 実際には依然として丸紅とのJV)
丸紅は、アメリカ・テキサス州の塩ビモノマー生産会社オキシマールに子会社を通じて50%の出資を行っているが、合弁会社のオキシデンタル・ケミカル社に持ち株を全株売却する方針。累積赤字があり、不採算事業としての見直し。(Japan-US Business Report No. 360, September 1999)
As part of its plan for restoring profitability to consolidated operations, MARUBENI CORP. is weighing the sale in FY 2000 of its half interest in OXYMAR. The world's largest supplier of vinyl chloride monomer with an annual capacity of 1.1 million tons, the Ingleside, Texas manufacturer is a 1990 joint venture with OCCIDENTAL CHEMICAL CORP. But Houston-based MAXROY CORP., the Marubeni subsidiary that is the actual investor in the company, continues to lose money because of a global glut of VCM. Current thinking at headquarters is to sell Maxroy's share of Oxymar to Occidental Chemical and to liquidate the subsidiary.
→ その後、Oxy 78.6%、丸紅 21.4%
→ 50/50 venture between OxyVinyls and OxyChem.
OxyMar was formed in 1990 as a 50/50 joint venture between Occidental Chemical Corporation (OxyChem) and Japan's Marubeni Corporation. In 2004, Marubeni's remaining interest was purchased by OxyChem and, OxyMar is now a 50/50 venture between OxyVinyls and OxyChem.
The OxyMar plant, adjacent to Occidental Chemical Corporation's (OxyChem) chlor-alkali plant, has access to the deep water port of Corpus Christi, Texas and produces chlorine and VCM.
化学工業日報 1999/9/22
三井物産 マレーシアVCM合弁 出資比率引き上げ
年40万トン能力の塩ビモノマー(VCM)設備を建設中のビニル・クロライド・マレーシア
ペトロナス60%、ランド・アンド・ジェネラル20%、三井物産と三井化学が出資する三井VCM20%
現地資本のL&Gが撤退
三井VCMが30%に出資比率を上げ、三井物産が単独で10%を持つ
『この人にきく』 信越化学工業社長
金川千尋氏 塩ビ事業での世界戦略加速へ
今後日本の塩ビ業界が健全化していくためには内需中心に転換していくことが不可欠だ。そうなれば現有能力の250万tに対して約100万tは過剰ということになる。 |
シンテックの生産能力は204万tに27万tを加えて231万tとなった。鹿島工場55万t、ポルトガルのシレス20万t、オランダのシンエツ.PVC40万tを加えたシンテック・グループの塩ビ樹脂能力は346万tになる。 |
化学工業日報 2003/3/10
トップインタビュー 信越化学 金川社長 常に新たな気持で桃戦
今期で8期連続して過去最高益を達成できる見通しとなっている信越化学工業。金川千尋社長は、「厳しい経済環境は今年も続く」と予想しながらも、「それだけに逆にやりがいもある」と連続増益の更新にさらに意欲をみせる。
『世界最大の塩ビメーカーに成長』信越化学工業社長 金川千尋氏