日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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 炭素繊維         耐炎繊維                     

概況

炭素繊維協会

炭素繊維の世界シェア (2007年)

 約35千トン

   東レ 34%
   東邦テナックス 19%
   三菱レイヨン 17%
   米ヘキセル 5%
   米サイテック 5%
   台湾プラスチック 3%
   その他 17%

   2008/12/26 日本経済新聞

 

記事    炭素繊維 増産先送り  東レ、東邦テナックス、三菱レイヨン

      Hexcel building Carbon Fiber plant in Europe

   China Worldbest Group plans country's first PAN, carbon fiber plants

   東邦テナックスと東レ、炭素繊維談合の米集団訴訟和解

Toray Industries to Pay U.S. for Price Fixing on Carbon Fiber Materials

      東邦テナックス  

    2007/10  東邦テナックス、ドイツで炭素繊維「テナックス®」の生産増強

2007/5  帝人による東邦テナックスの完全子会社化

             2006/10 帝人、日清紡から東邦テナックス株を買取り

             2006/4 東邦テナックス、PAN系炭素繊維「テナックス」生産設備の増強を決定

東邦テナックス 「耐炎繊維」の生産能力3倍に

東邦テナックス、独子会社に炭素繊維製造ラインを増設

東邦テナックス、アコーディスから米での炭素繊維事業買収

           帝人の技術で炭素繊維の生産性を2割向上

           03―05年度中計発表−炭素繊維で世界No.1へ

           アクリル系耐炎繊維の生産設備を2倍に増設

           東邦テナックスと三菱レイヨンが炭素繊維の海外生産拡大

       三菱レイヨン

    三菱樹脂と三菱レイヨン、炭素繊維事業を統合

    米国における炭素繊維生産設備の増強

    韓国SK Chemicals社との事業提携

 米国Aldila社の買収

 ドイツTK Industries社の買収

 株式会社チャレンヂの買収

        炭素繊維新工場の建設再開

    三菱レイヨン、炭素繊維プレカーサー製造販売の合弁会社設立

  三菱レイヨン、Cytec Engineered Materials 航空機用複合材料の開発・供給の戦略的事業協力

  炭素繊維3割増産し年間1万850トンに   大竹に120億円投資

     →延期 →炭素繊維新工場の建設再開

   炭素繊維の生産能力増強 

東レ、三菱レイヨン 炭素繊維を増産へ 

          三菱レイヨン、炭素繊維事業強化

          エネルギー分野でPAN系炭素繊維本格展開       

          新日鐵化学よりプリプレグ事業の譲り受け   米国での事業 

 

東レ  東レ、米国における炭素繊維“トレカ®”プリプレグの生産設備増強

        東レ、米国のラージトウ炭素繊維メーカーを買収

     炭素繊維のグローバル生産能力増強

        東レ、韓国で炭素繊維の本格事業化を決定

    東レ、欧州で自動車向けに炭素繊維複合材料部品を開発・生産

    愛媛で特殊細物炭素繊維を増産    最新能力

    東レ、炭素繊維で車部品、名古屋に「オートモーティブセンター」を設置

    東レ、炭素繊維 日米仏3拠点で4,000トン増設

    東レ 炭素繊維3割増産 

    東レ、炭素繊維複合材料の革新的量産技術を開発

    東レ、米国ボーイング社B787向けに炭素繊維複合材料の長期供給に関する包括的正式契約を締結

    PAN系炭素繊維“トレカ”複合材料の欧州における生産増強

    炭素繊維複合材料の高速成形技術確立

    東レ、三菱レイヨン 炭素繊維を増産へ      発表

    炭素繊維複合材料でボーイング社と長期供給基本契約に調印

    炭素繊維 米で一貫生産 

    自動車材料用の炭素繊維強化プラスチック部材事業を本格展開

    米国でPAN系炭素繊維を倍増へ

           炭素繊維 仏で増産 エアバスヘ売り込み

三菱化学産資

 ピッチ系炭素繊維を5割増強へ

新日鉄

   新日鉄マテ・新日石 炭素繊維生産2.6倍に

   日本グラファイトファイバー株式会社の出資比率変更 新日鉄66.6%

   新日鉄グループ、日本グラファイトファイバーへの出資65%に−新日石と合意   

   三菱レイヨン、新日鐵化学よりプリプレグ事業の譲り受け

クレハ

   クレハ、いわき事業所の炭素繊維増強設備の稼働開始

   炭素繊維事業の拡大

   2006/12/19説明会

   クレハ、ピッチ系炭素繊維の生産を拡大

   米国の炭素繊維断熱材製造会社の買収

    上海で炭素繊維成型断熱材の製造販売

 

昭和電工

   カーボン・ナノファイバー「VGCF(R)」の生産能力を増強

 


概況 

http://www.1ban.co.jp/tachibana/geppo_bn/200206/geppo200206_tansoseni.html

「立花月報」2002年6月号より

東レ
 PAN系炭素繊維では世界トップシェア。航空機向け炭素繊維では特にボーイング社向けに強い。2010年を最終年度とした長期経営改革計画では繊維・素材事業の立て直しと情報通信、生命科学など成長分野を拡大し利益向上を図る。

東邦テナックス
  PAN系炭素繊維では世界第二位。エアバス社のA380向け炭素繊維ではジャムコの生産する垂直尾翼構造材、床構造材向け炭素繊維を全量供給することから、東レの供給量を上回り約70%の高シェア。

三菱レイヨン
  PAN系炭素繊維では世界第三位。ゴルフシャフトなどスポーツ分野を得意としているが、中期的には需要拡大期待の産業用分野の強化と、これまでは手掛けていなかった航空機用炭素繊維にも参入する方針。高収益高成長型企業を目指す。

合成繊維のアクリル長繊維からつくるPAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維
石炭タール、石油ピッチからつくる
ピッチ系炭素繊維

東レ、東邦テナックス、三菱レイヨンの三社で世界市場の約80%

 


http://www.sjac.or.jp/documents/data/3-6-4.htm

炭素繊維(PAN系)の設備能力
(単位:トン/年)
  1996年 2000年

東レ グループ

東レ

2,900

4,700   

SOFICAR(仏)

800

800

CFA(米)

-

1,800

小 計

3,700

7,300

東邦テナックス
グループ

東邦テナックス

2,800

3,300

TENAX(独)

760

1,800

小 計

3,560

5,100

三菱グループ

三菱レーヨン

1,000

2,700

GRAFIL(米)

700

700

小 計

1,700

3,400

HEXCEL(米)
  
Hexcel building Carbon Fiber plant in Europe

1,715

1,715

AMOCO(米)

1,210

1,120

他メーカー

300

810

合 計

12,185

19,535


炭素繊維協会   http://www.carbonfiber.gr.jp/  

正会員

東レ株式会社 PAN系炭素繊維「トレカ」
三菱レイヨン株式会社 PAN系炭素繊維「パイロフィルCFトウ」
呉羽化学工業株式会社 ピッチ系炭素繊維「クレカ
東邦テナックス株式会社 PAN系炭素繊維「ベスファイト」
株式会社ドナック ピッチ系炭素繊維「ドナカーボ」
三菱化学産資株式会社 ピッチ系炭素繊維「ダイアリード」
日本グラファイトファイバー株式会社 ピッチ系炭素繊維「グラノック」
株式会社ペトカマテリアルズ ピッチ系炭素繊維「メルブロン」

日本カーボン、炭素繊維製品群の生産能力を大幅増強


東邦テナックス   http://www.tohotenax.com/tenax/jp/index_f.shtml

・ 創 業   : 1934年6月15日   (東邦人造繊維株式会社)
・ 設 立   : 1950年7月1日   東邦レーヨン株式会社
         
      1999年 9月   帝人株式会社がTOBによる資本参加を決定
      2000年 2月   帝人株式会社が株式を50%超取得し、親会社となる。
      2001年 7月   東邦テナックスに商号を変更
         
・ 資本金   : 130億6,500万円    
・ 大株主   : 帝人株式会社          51.3 % →59.32%→68.49%68.41%→100%
 日清紡績株式会社       10.0 % →
 9.17%→0
 (株)みずほコーポレート銀行  5.0 %

<帝人グループの炭素繊維生産能力>                  (単位:トン/年)

  現 在 2008年
三島事業所増設後
2009年
ドイツ増設後
日 本 3,700 6,400 6,400
ドイツ 3,400 3,400 5,100
米 国 2,000 2,000 2,000
合 計 9,100 11,800 13,500

2010/10/20

ドイツのトーホウ・テナックス・ヨーロッパのオーバーブルフ工場に2009年8 月に完成した年産1,700 dの炭素繊維製造設備Line4(4 番目の製造ライン)について、10 月より本格稼働に入りました。


呉羽化学工業株式会社    

クレハが世界で初めて商業生産を開始した炭素繊維  「クレカ」
     
http://www.kureha.co.jp/recruit/02/01.htm

 1970年にクレハが世界で初めて商業生産を開始した炭素繊維。石油系ピッチから紡糸して製造しており、軽量で高強度、耐摩擦摩耗性、耐熱性、耐食性、導電性などに優れた特性を持っています。用途に応じてさまざまな商品形状があり、加工用原糸をひも状に加工したものはグランドパッキンなどに、また短く切断したものはCFRP(炭素繊維補強プラスチック)をはじめアスベストの代替としてブレーキパットなどに使用されています。さらにフェルト状にしたものを基材に平板状・円筒状に成型したものが、熱処理炉などの工業炉で断熱材として使用されています。

クレハ、ピッチ系炭素繊維の生産を拡大


株式会社ドナック

  大阪ガスケミカル子会社 ピッチ系汎用炭素繊維製造


日本グラファイトファイバー株式会社    http://plaza6.mbn.or.jp/~NGF/

設立   1995年4月
資本金   2.5億円 →1億円
株主   新日本製鐵株式会社   50%→日鉄コンポジット 65%
新日本石油株式会社   50%→35%

日本グラファイトファイバー株式会社の炭素繊維グラノックはピッチ系炭素繊維としては世界最高レベルの品質を誇っています。グラノックの優れた特性は宇宙航空用途、スポーツ・レジャー用途、土木・建築用途、産業用途など幅広い分野に活かされています。また、超高熱伝導率グレードを含むチョップドファイバーもございます。


化学工業日報 2005/6/8

新日鉄グループ、炭素繊維会社への出資65%に−新日石と合意

 新日本製鉄と新日本石油は、ピッチ系炭素繊維の折半出資メーカーである日本グラファイトファイバー(NGF、東京都港区)について、出資比率を7月1日付で新日鉄グループが65%に高めることで合意した。新日鉄の全額出資子会社である日鉄コンポジット(NCK、東京都中央区)がNGFの株式を取得し、連結子会社にする。

 NGFの資本金は現在2億5000万円だが、1億円に減資して新日鉄の出資比率を65%にした上で、NCKが新日鉄が保有する全株式を取得する。


2005/07/05 新日本製鐵/新日本石油

日本グラファイトファイバー株式会社の出資比率変更について
http://www0.nsc.co.jp/CGI/top/top.cgi?mode=jpn&key=newspick&seq=578

 新日本製鐵株式會社と新日本石油株式会社は、両社がそれぞれ50%ずつ出資するピッチ系炭素繊維・加工製品の製造販売会社である日本グラファイトファイバー株式会社の出資比率変更と本社移転を本年7月1日に行いました。
 両社は、日本グラファイトファイバー株式会社を両社のジョイントベンチャーとして継続しつつ、効率化による競争力の向上と意思決定のスピードアップにより、同社事業の永続的な成長を図るため、日本グラファイトファイバー株式会社への出資比率を新日本製鐵株式會社3分の2、新日本石油株式会社3分の1とすることで合意いたしました。
 今後、新日本製鐵株式會社は、上流工程(ピッチ系炭素繊維・加工製品)を担う日本グラファイトファイバー株式会社から下流工程(炭素繊維を中心とする先端複合材)を担う日鉄コンポジット株式会社までの一貫製造販売体制の構築を目指します。
 また、新日本石油株式会社におきましては、これまで通り、同社CF事業の先端複合材の製造販売に必要な日本グラファイトファイバー製ピッチ系炭素繊維・加工製品の安定調達が日本グラファイトファイバー株式会社より確保されます。

1.日本グラファイトファイバー株式会社の出資比率 
   新日本製鐵(株):66.6%
   新日本石油(株):33.4%
   なお、新日本製鐵(株)は持分株式を
日鉄コンポジット(株)へ譲渡する予定。  
         
2.日本グラファイトファイバー株式会社の概要   
   本社所在地 東京都中央区日本橋小舟町3番8号
           小原ビル6階
   工場所在地 兵庫県姫路市広畑区富士町1新日本製鐵(株)
           広畑製鉄所内
   代表者   代表取締役社長 平澤 渉
   設立     平成7年4月1日
   資本金    1億円(平成17年7月1日現在)
   株主    新日本製鐵(株):66.6%
          新日本石油(株):33.4%
            (平成17年7月1日現在)
   売上高   8億円(平成17年3月期)
   従業員数  31名(平成17年3月末)

【参考:会社概要】
日鉄コンポジット株式会社の概要
   本社所在地 東京都中央区日本橋小舟町3番8号 
          小原ビル5階
   工場所在地 兵庫県姫路市広畑区富士町1新日本製鐵(株)
          広畑製鉄所内
   代表者   代表取締役社長 平澤 渉
   設立    平成11年1月
   資本金   2億円(平成17年3月31日現在)
   株主    新日本製鐵(株):100%
   売上高   32億円(平成17年3月期)
   従業員数  60名 (平成17年3月末)


株式会社ペトカマテリアルズ    http://www.petoca.co.jp/

このたび、ジャパンエナジーグループのリチウム電池材料事業および炭素系製品事業を統合し、新会社を発足いたしました。
この7月1日より、リチウムイオン二次電池負極材および炭素繊維製品に加えまして、リチウムイオン電池正極材の販売業務も開始いたします。

設立  :  平成13年5月1日
資本金:  4000万円 今年8月に4億5千万円に増資予定

<会社名の由来>親会社の本業である「石油」から出発して、新たな「炭素」の世界に羽ばたくという意味の "from PEtroleum TO CArbon" からとりました。 従って、「PETOKA」でなくて「PETOCA」です。発音は、[ペトカ]、[p'etoka]です。また、ロゴマークは、アルファベットの「P」からとったものです。

液晶ピッチを溶融紡糸して得られる、「不織布状の短繊維」を基材としています


2002/7/5 日本工業新聞

東邦テナックスと三菱レイヨンが炭素繊維の海外生産拡大

 
東邦テは三島工場(静岡県長泉町)に年間3700トン、ドイツの全額出資子会社、テナックス・ファイバーズに同1900トン、合計5600トンの生産能力を保有する。
 北米に年間2000トン規模の供給能力を確保する方針

 三菱レは豊橋事業所(愛知県豊橋市)、米国の全額出資子会社、グラフィルの年産能力を今春までにそれぞれ500トン増の3200トン、800トン増の1500トンに引き上げたばかり。
 未立地の欧州で企業化調査(FS)に入った。


化学工業日報 2002/8/13

三菱レイヨン、エネルギー分野でPAN系炭素繊維本格展開

 三菱レイヨンは、PAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維を用いた燃料電池自動車用部材の開発に着手した。


2001年7月11日   三菱レイヨン

新日鐵化学株式会社よりプリプレグ事業の譲り受けについて
   〜炭素繊維・複合材料事業のさらなる拡大に向けて〜
     
http://www.mrc.co.jp/press/p01/010711.html



1.譲り受けの背景および今後の展開
 

  三菱レイヨン
  日米拠点合計で1,300t(豊橋事業所500t、
グラフィル社(米国)800t)増強
  原油輸送用パイプの有力メーカーである
ファイバースパー社(米国)へ出資

2.新日鐵化学株式会社の概要<数値:平成13年3月末現在>

・社 名 : 新日鐵化学株式会社(Nippon Steel Chemical Co.,Ltd.)
・設 立 : 昭和31年10月
・社 長 : 西 恒美 (にし つねよし)
・所在地 : 東京都品川区西五反田7−21−11
・事業内容 : 炭素材・ガス事業、化学品事業、機能商品事業、その他
・資本金 : 409億6641万円
・大株主 : 新日本製鉄(株)(67.1%)
・売上高 : 2037億円
・従業員数 : 1305名

【参考資料】-会社概要-

【グラフィル社】
  社名   Grafil,inc.
  社長   池上 隆司
  所在地   アメリカ カリフォルニア州サクラメント
  事業内容   炭素繊維の製造・販売
  出資比率   三菱レイヨン  100%
  設立   1991年6月
  資本金   1,207千ドル
       
【ファイバースパー社】
  社名   Fiberspar Corporation
  社長   Peter Quigley (ペーター・クゥイグリー)
  所在地   アメリカ マサチューセッツ州
  事業内容   炭素繊維強化油田用スプーラブルコンポジットパイプの開発および生産販売
  出資比率   Halliburton社
Peter A.Quigley & Family
三菱レイヨン(株)/三菱商事(株)
その他
約34%                    
約16%
約14%
約36%
  設立   1986年
      *1997年に油田用スプーラブルコンポジットパイプ事業をスタート
  資本金   2000年実績:580万米ドル
2001年見込み:1300万米ドル

 


化学工業日報  2003/4/21

東レ、米国でPAN系炭素繊維を倍増へ

年産1800トンの焼成設備1系列を増設

欧州での生産設備増設も決めている。


日本経済新聞 2003/1/9

炭素繊維 仏で増産 東レ、エアバスヘ売り込み

合弁生産拠点のソフィカールの設備を増強し、約800トン能力を3倍強の2600トンに引き上げる。
国内での炭素繊維の原料生産能力も約3割増の年1万9千トンにする。
 愛媛工場(愛媛県松前町)で年4700トン、米国工場では年1800トンの生産能力


能力  (トン)                 東レ、米で一貫生産 

               炭素繊維 日米仏3拠点で4,000トン増設  愛媛で特殊細物炭素繊維を増産

<炭素繊維生産能力>(トン/年)

  現有能力 2007年8月 2008年1月 2008年12月
愛媛工場 6,900トン 6,900トン 7,300トン 8,300トン(2009/7)
米国CFA 3,600トン 3,600トン 3,600トン 5,400トン(2008/12)
仏ソフィカール 2,600トン 3,400トン 3,400トン 5,200トン(2008/12)
グループ計 13,100トン 13,900トン 14,300トン 18,900トン

*1 Toray Carbon Fibers America(CFA)  Decatur, Alabama  
     
プリプレグはアメリカ Toray Composites America(TCA)
*2
Societe des Fibres de Carbone S.A.(SOFICAR)

<プリプレグ生産能力> (m2/年)

  現有能力 2008年7月 2009年1月
愛媛工場 1,080万m2 1,080万m2 1,080万m2
米国TCA 1,140万m2 1,720万m2 1,720万m2
石川工場 - - 580万m2
グループ計 2,220万m2 2,800万m2 3,380万m2

(表中の太字は、今回の決定に伴う増設実施後の生産能力と稼働開始時期


 フランスのSOFICAR(ソフィカール)は、フランス政府の肝いりで、82年に設立された合弁会社で、85年から商業生産を開始しています。現在の出資構成は、東レが70%、フランスの化学会社が30%となっています。

 SOFICAR社は二つの役割を持っていて、東レから提供された“トレカ”の製造技術を用いて現地生産を行う工場としての役割と、もうひとつは、フランス製“トレカ”はもとより、日本や米国で生産された“トレカ”を欧州域内で輸入販売することです。“トレカ”の生産は、日本、米国、フランスの3極体制をとっており、フランスは重要な欧州拠点です。工場はスペイン国境のPau(ポー)という町の近くに、販売事務所はパリにあります。
( 
http://www.digitbrain.com/city/toray/flash/k/k2_b.html )

 


2003/07/07 東レ 

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の自動車材料用途における本格事業展開について
      
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr030707.html



 東レ株式会社は、炭素繊維の用途拡大、特に将来の大型需要として期待される自動車用途への本格進出を図るべく、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部材の開発に取り組んでまいりましたが、このたび自動車メーカー各社の量産車種に採用された実績をもとに、
自動車用CFRP部材事業の本格展開を行います。

 量産車種に採用されたのは、エンジンから動力を駆動輪に伝える「
プロペラシャフト」と、ボンネットやトランクフードといった「外板部材」、および自動車の空力特性を向上するスポイラーなどの「2次構造部材」です。


2003-7-28 Asia Chemical weekly         http://www.chemweekly.com/



China Conglomerate Plans Country
s First PAN, Carbon Fiber Plants

China Worldbest Group (
上海華源股分有限公司 Changzhou, China), a conglomerate of resin producers and a major producer of pharmaceuticals and textiles, says it plans to build a 500-m.t./year polyacrylonitrile (PAN) and carbon fiber plant at Bengbu, China.

China Worldbest says it is Chinas leading producer of pharmaceuticals and textiles.
http://www.worldbest.sh.cn/index.asp


日本工業新聞 2003/8/19

東邦テナックス、耐炎繊維の生産設備を2倍に増設

 
東邦テナックスは、アクリル系耐炎繊維の生産設備を2004年度をめどに2倍に増設する。
 増産する
アクリル系耐炎繊維「パイロメックス」は、特殊なアクリル繊維を焼成し炭素化

 東邦テナックスは、耐炎繊維の新規用途の開発の一環として、
日本ガイシと共同で、NAS電池向けの電極材を開発


Pyromex       http://www.tohotenax.com/

Oxidized PAN Fiber:耐炎繊維
炎に強く、ソフトな繊維

「パイロメックス」は、抜群の耐炎性をもつ有機繊維です。

耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性にも優れ、無機繊維にはない紡織加工性やドレープ性およびソフトな感触をもっています。

溶接・溶断火花受けシート、炉前服、各種防炎シート、断熱材、グランドパッキングなど、また、最近 NAS 電池 用グラファイトフェルト等の電極材用途、C/Cコンポジット材の原料として使用されています。

炭素繊維を応用した電極材としての特長

通電性に優れる。
金属系電極材に比べ化学安定性に優れる。(腐食しない)
繊維状の為、織物や不織布の形状加工が容易。
微細(繊維直径5〜15μm)ゆえに、エネルギ−の授受効率が高い。

NAS(ナトリウム・硫黄)電池用電極材  

 電力の平準化を目的およびバックアップ電源として、近年大型の二次電池の商品化が進められている。その中でもNAS(ナトリウム・硫黄)電池は高エネルギ−密度、高効率、長期耐久性に優れており、その正極に当研究所開発の炭素繊維構造材が応用されている。


2002年6月25日 http://www.nikkei.co.jp/kansai/kakushin/6926.html

 「1994年から日本ガイシ、東邦テナックスと共同で開発に取り組んできた。東邦テナックスの耐炎化繊維を当社独自の不織布加工技術で高密度フェルトにして、日本ガイシが最終製品に仕上げる。東京電力がNAS電池システムの国内販売を始めるなど今後の需要拡大が期待できる」 
<フジコー(フェルト、不織布大手)青木勝治社長>

NaS電池       http://eco.goo.ne.jp/ecoword/files/word/75.html

 液体ナトリウムと液体硫黄、特殊セラミックスを利用した蓄電池。自動車のバッテリーに使われる鉛蓄電池の約3倍の蓄電能力があります。この性質を使って、電力使用量の少ない夜間に充電して、昼間にその電力を使うという利用法が進めば、余分な発電所をつくる必要性がなくなるなど、電気の効率良い利用が可能となります。各電力会社とも2000年以降の実用化を見込んで開発中です。また、98年9月末からは、沖縄宮古島で太陽電池と組み合わせて電力を貯めて使うという実験も始まっており、天候に左右されやすい太陽光発電の弱点を補う役割も期待されています。


日本工業新聞 2003/8/29

東邦テナックス、帝人の技術で炭素繊維の生産性を2割向上

 
東邦テナックスは、帝人と連携し、自動車や航空機部品などに使用する炭素繊維の生産性を、従来比で約2割向上させることに成功した。短繊維による炭素繊維の製造プロセスに、帝人が持つ長繊維の製造技術を新たに活用することで、繊維の収率や歩留まりを向上させた。


化学工業日報 2004年2月10日

三菱化学産資、ピッチ系炭素繊維を5割増強へ

 三菱化学産資(本社・東京都中央区、藤井正教社長)は、石炭ピッチ系炭素繊維の生産能力を5割増強する。生産拠点の坂出工場(香川県坂出市)内に新ラインを導入。早ければ2006年にも稼働させる計画で、現在の年産600トンから900トンまで段階的に能力を引き上げる。


日本経済新聞 2004/4/26         発表

炭素繊維 米で一貫生産 東レ、新型旅客機向け ボーイングに供給

 
東レは軽量で高強度の先端素材である炭素繊維を米国で一貫生産する。約160億円を投じて原糸の生産設備を設けるほか、加工設備を増強して米ボーイングの新型旅客機「7E7」向けなどに供給する。東レは仏でもエアバスの新型旅客機向けに炭素繊維の生産能力を拡大中。日米仏で世界最大の1万トン体制を構築する。

 今回の一貫生産ではアラバマ州に原糸の生産設備を新設し、焼成設備の能力を2006年に2倍の年間3600トンに引き上げる。ワシントン州の複合材料設備も生産能力を2倍に増やし年間1120万平方メートルにする。

 炭素繊維の世界市場規模は約2万トンで、年7−8%の成長が見込まれている。東レは現在、7300トンの年間生産能力を持つ世界最大メーカー。


2004年4月26日 東レ

PAN系炭素繊維“トレカ”複合材料の米国における生産増強について
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr040426.html

 東レ(株)はこのたび、炭素繊維複合材料の中長期的な需要拡大に対応するべく、米国におけるPAN系炭素繊維の生産設備増強を決定しました。

 今回の決定は、当社の米国における炭素繊維とプリプレグ
1の生産拠点2カ所で設備の新設と増強を行うもので、トーレ・カーボンファイバーズ・アメリカ社(CFA)(所在地:アラバマ州ディケーター市)では年産1,800トンの“トレカ”焼成設備を1系列増設するとともに、炭素繊維用原糸(プリカーサ)の重合・製糸設備を1系列新設して現地での一貫供給体制を構築します。

 一方、プリプレグの生産拠点であるトーレ・コンポジット・アメリカ社(TCA)(所在地:ワシントン州タコマ市)では、既存設備の増能力と新規設備1系列の増設を行い、年産600万m2の能力増強を図ります。総投資額は約160億円で、それぞれ2006年初めの稼働開始を目指します。

  今回の設備増強により、CFA社の炭素繊維生産能力は3,600トン/年に(現:1,800トン/年)、当社グループ合計で10,900トン/年に拡大します(現:7,300トン/年、本年10月に仏ソフィカール社で増設1,800トン/年が稼働開始予定)。一方、TCA社のプリプレグ生産能力は1,120万m2/年(現:520万m2/年)になります。


1 プリプレグ(Prepreg):炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したシート。

<ご参考>

トーレ・カーボンファイバーズ・アメリカ社(CFA)概要
英文名 Toray Carbon Fibers America, Inc.(CFA)
事業概要 PAN系炭素繊維の製造・販売
設立 1997年5月
資本金 75百万USドル(9,015百万円)
出資 東レ100%
所在地 米国アラバマ州ディケーター市
生産能力 1,800トン/年(増設後:3,600トン/年)
     
トーレ・コンポジット・アメリカ社(TCA)概要
英文名 Toray Composites (America), Inc.(TCA)
事業概要 航空機、スポーツ用途向けプリプレグの製造・販売
設立 1992年5月
資本金 44百万USドル(5,289百万円)
出資 東レ100%
所在地 米国ワシントン州タコマ市
生産能力 520万m2/年(増設後 : 1,120万m 2/年)


東レグループ・PAN系炭素繊維生産能力(年産)

  現 在 2004年10月 2006年初

日本(愛媛工場)

  4,700 トン

  4,700 トン

  4,700 トン

フランス(SOFICAR)

800 トン

2,600 トン

2,600 トン

アメリカ(CFA)

1,800 トン

1,800 トン

3,600 トン

グループ計

7,300 トン

9,100 トン

10,900 トン

 


2004年5月26日 東レ

炭素繊維複合材料でボーイング社と長期供給基本契約に調印
−B7E7向けで約3,300億円を受注−
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr040526.html

 東レ(株)はこの度、米ボーイング社(Boeing Inc.本社;米国イリノイ州シカゴ)が計画している次世代中型旅客機B7E7(2008年就航予定)一次構造材料向けの炭素繊維複合材料について、同社との間で、本年(2004年)から2021年までの18年間に亘る長期供給に関する基本契約に調印しました。

  契約内容は、この期間にボーイング社が当該機種1,500機を生産する前提で炭素繊維プリプレグ を供給するもので、
受注額は約3,300億円となります。今回の受注に加えて、現在材料認定作業中の複合材料を加えれば、受注額はさらに大幅に拡大する見込みです。

 しです。これにより、従来の機種に対して飛躍的に炭素繊維複合材料の採用が拡大します。

  東レは今回の材料認定取得と長期供給基本契約の締結に伴い、B7E7向けには、米国のプリプレグ製造販売拠点であるトーレ・コンポジット・アメリカ社から“トレカ”プリプレグを供給することを決定しています。これに対応して先般、2006年初めの稼働開始を目指して、米国で炭素繊維とプリプレグの各生産設備について
能力増強を決定しました。

<参考>
東レグループ・PAN系炭素繊維生産能力(年産)


2004/08/31 東邦テナックス

米国における炭素繊維事業買収について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=80037

 当社は、オランダの大手繊維メーカーであるアコーディス社と米国におけるPAN系炭素繊維事業の買収に関して合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.買収の目的
 当社グループの
炭素繊維事業は日本および欧州(ドイツ)に生産拠点を保有し、全世界に炭素繊維の供給を行って参りました。しかしながら、炭素繊維最大の需要地である北米に生産拠点がなく、北米における当社シェアは低位に止まっております。そこで、2003年を初年度とする中期経営計画Tenacious Plan2005(略称:TP05)において日米欧供給体制の確立を重点戦略の一つとして掲げ、さらに炭素繊維市況における需給バランスに配慮しつつ北米における当社シェアの拡大を目指すには、事業買収が適当であると判断し、本買収を決定いたしました。

 また、炭素繊維の需要は今後年率10%程度ずつ拡大を続けると見込まれております。この旺盛な需要に対応するため、本買収による生産拠点を北米における現地供給基地のみならずグローバルな炭素繊維供給基地として活用して参ります。


2.買収の方法
 当社100%子会社トーホウ・カーボン・ファイバーズ社(以下、「TCF社」)により、アコーディス社100%子会社のフォータフィルファイバーズ社(以下、「FF社」)が行う炭素繊維事業を資産買収します。買収後は、TCF社にFF社の設備、資産および人員を統合します。

3.買収の内容
(1)TCF社の概要
 社名:Toho Carbon Fibers,Inc.(東邦テナックス(株)100%子会社)
 所在地:カリフォルニア州メンロパーク
 代表者:会長青山年宏(東邦テナックス(株)常務取締役)
 事業内容:炭素繊維の販売

(2)FF社の概要
 社名:Fortafil Fibers,Inc. (アコーディス社100%子会社)
 所在地:テネシー州ロックウッド
 代表者:President&General Manager Roger Prescott
 事業内容:ラージトウ炭素繊維の製造・販売
 生産能力:年3,500トン

4.買収後の生産体制
 買収後1年以内にラージトウ(LT)設備3,500トンを一部改造し、レギュラートウ(RT)700トン、耐炎繊維1,400トンおよびラージトウ1,300トンとします。

東邦グループの生産能力 単位:トン/年

種類 炭素繊維 耐炎繊維
時期 買収後 改造後 買収後 改造後

日本

RT  3,700

RT  3,700

600

600

ドイツ

RT  1,900

RT  1,900

0

0

米国

LT  3,500

RT   700
LT  1,300

0

1,400

合計

9,100
内訳    
RT  5,600
LT  3,500

7,600
内訳    
RT  6,300
LT  1,300

600

2,000

5.日程
 平成16年8月31日  買収契約締結およびClosing
 平成16年9月      新体制による営業開始

6.業績への影響
 今期の決算への影響は軽微と考えている。

<参考1> レギュラートウ(RT)とラージトウ(LT)の違い
         RTとLTはその特長により、使用分野における棲み分けが進んでいます。

  RT LT
フィラメント数 〜24K(24,000本) 40K(40,000本)〜
主な使用分野 航空宇宙、スポーツレジャー、産業資材 産業資材(チョップ)
特長 機械的性能が高い
取扱い性が良い
低価格

<参考2>
耐炎繊維とは・・・
 炭素繊維の原料であるプリカーサを耐炎化(空気中において200〜300℃で一定時間加熱)した時点で製品化したものです。耐炎性、耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性に優れ、紡織加工しやすい特長を持ちます。

主力用途・・・
 燃料電池向け等電極材、溶接・溶断火花受けシート、断熱材および航空機用ブレーキなど


2004/10/08 東邦テナックス/ 帝人

ドイツにおける炭素繊維製造ライン増設について
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=83443


1.テナックス社の概要
(1)商 号         Tenax Fibers GmbH
(2)所在地        ドイツ国ブッパタール
(3)代表者氏名     会長 青山年宏(東邦テナックス(株)常務取締役)
(4)現在の生産能力  年産1,900トン(標準銘柄換算)

3.設備の概要
(1)名 称       Tenax Line III
(2)設置場所     オーバーブルフ工場
(3)設備内容     炭素繊維製造設備および附帯設備
(4)生産能力     年産1,500トン(標準銘柄換算)
(5)投資額       38百万ユーロ(約50億円)

4.スケジュール
 2004年10月 工事着工
 2006年10月 営業運転開始

5.今後の見通し
 今期の決算に与える影響はありません

6. 増設後の生産体制

東邦グループの炭素繊維生産能力
  RT=レギュラートウ、LT=ラージトウ(単位:d/年)

  現在 2005年
米国改造後
2006年
ドイツ増設後
日本 RT 3,700 RT 3,700 RT 3,700
ドイツ RT 1,900 RT 1,900 RT 3,400
米国
LT 3,500 
RT  700
LT 1,300
RT   700
LT 1,300
合計 9,100
内訳
RT 5,600
LT 3,500
7,600
内訳
RT 6,300
LT 1,300
9,100
内訳
RT 7,800
LT 1,300

(ご参考) RT(レギュラートウ)とLT(ラージトウ)の違い
RTとLTはその特長により、使用分野における棲み分けが進んでいます。

  RT LT
フィラメント数 〜24K(24,000本) 40K(40,000本)〜
主な使用分野 航空宇宙
スポーツレジャー
産業資材
産業資材(チョップ)
特長 機械的性能が高い
取扱い性が良い
低価格

日本経済新聞 2004/10/09           東邦発表

東邦テナックスと東レ、炭素繊維談合の米集団訴訟和解

 東邦テナックスと東レは8日、米国での炭素繊維の価格談合に関する連邦集団訴訟で和解したと発表した。両社は1999年に米司法省から談合の疑いで立ち入り調査を受け、これを機に加工会社から民事で損害賠償訴訟を起こされた。両社は談合認定を否定し
米司法省も立件見送りを決めているが、今後の民事訴訟の費用負担と陪審制度での敗訴リスクを考慮し、和解に応じた。

 和解金は東レが1100万ドル、東邦テナックスは775万ドル。同じく訴訟を起こされた三菱レイヨンはまだ対応を決めていないという。


平成16年10月8日 東邦テナックス株式会社

米国における連邦集団訴訟の和解および業績予想修正に関するお知らせ
http://www.tohotenax.com/tenax/pdf/us_jp_041008.pdf


訴訟の経緯
 1993年から1999年までの米国における炭素繊維販売に関する価格談合容疑でTCF社は1999年1月、米国司法省による立ち入り調査を受けました。これを機に当社およびTCF社を含む日米の炭素繊維等販売会社に対し、
損害賠償訴訟(民事訴訟)が提起され、1999年10月5日、連邦地裁はこれらを集団訴訟と認定する決定をいたしました。

 なお、
米国司法省は2004年1月に価格談合容疑に対する捜査終結および立件見送りを宣言しております。

和解の内容
 当社およびTCF社は連帯して原告に775万jを支払うことで合意いたしました

TCF社の概要
商号 Toho Carbon Fibers,Inc.
本店所在地 カリフォルニア州メンロパーク
代表者氏名 会長青山年宏(東邦テナックス鰹務取締役)
株主 東邦テナックス鰍P00%子会社


Lieff, Cabraser, Heimann & Bernstein, LLP

Carbon Fiber Price-Fixing Antitrust Litigation
http://www.lieffcabraser.com/carbon_fiber.htm


The suit, entitled Highland Injection Molding, Inc. v. Amoco Polymers, Inc., et al., is pending in the United States District Court for the Central District of California. The suit alleges that the major United States manufacturers and distributors of carbon fiber, Amoco Polymers, Inc., Cytec Fiberite, Inc., Cytec Industries, Inc., Grafil, Inc., Hexcel Corp., Mitsubishi Rayon Company Ltd., Newport Adhesives and Composites, Inc.,
Toho Carbon Fibers, Inc., Toho Rayon Company, Ltd., Toray Composites (America), Inc., and Toray Industries, Inc. conspired to raise, fix, and maintain artificially high prices of carbon fiber in violation of the federal Sherman Antitrust Act.


読売オンライン 2002322

東邦テナックス司法妨害事件、元取締役ら2人関与か

 繊維メーカー大手「東邦テナックス」(本社・東京)が反トラスト法違反の捜査に絡む司法妨害(捜査妨害)の罪で米連邦大陪審に起訴された事件で、米捜査機関が、証拠隠しに竹田仁之介・非常勤顧問(70)(起訴済み)のほか、2人の同社取締役(当時)らが関与したとみていることが21日、明らかになった。


2004/11/29 日本カーボン

日本カーボン、炭素繊維製品群の生産能力増強で10億円を設備投資
炭素繊維製品群の生産能力を大幅増強
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=87531&lindID=4

 当社は製鋼用人造黒鉛電極と並び、新たに事業の中核にするため炭素繊維製品群(炭素繊維系断熱材・機能材、C/Cコンポジット)の生産能力を大幅に増強する設備投資を決定いたしました。これは、既存の熱処理分野、半導体分野などの根強い需要に対応するだけでなく、高度な高温処理技術を必要とする新規分野での幅広い需要にも応えて行くため、当該製品群の製造拠点工場である滋賀工場(滋賀県近江八幡市)に成形、焼成、黒鉛化等各工程生産能力を増強するものであります。
 当社は2003年1月、特殊炭素製品事業の一部を分社化し生産の効率化、利益の改善を計ると共に、一方では炭素繊維製品事業の拡大を志向し国内、海外マーケットで新規分野の開拓を行ってきました。既存の分野だけでなく太陽電池や各種燃料電池などのエネルギー関連部材、光ファイバー関連部材などをターゲットに、販売金額は2007年には現在の倍増にあたる50億円を見込んでおります。今回決定しました設備投資は1期工事を本年末に完成、2期工事を2005年中頃の完成を目標に進めており、投資金額は約10億円であります。
 拠点である滋賀工場には技術開発スタッフを集約し、
競合他社と異なり多種類の合成原料(レーヨン、アクリル、ピッチ、フェノール)から炭素繊維を製造し、ユーザーの用途や使用環境に合わせた最適設計を行う体制を整備いたします。その上で、今後の市場への展開状況により更に設備投資を追加することで事業の拡大を図って行く所存であります。


2005/1/31 三菱レイヨン

炭素繊維事業についてのお知らせ
http://www.mrc.co.jp/press/p05/050131.html

■米国Grafil社の生産能力増強
 生産拠点 
Grafil Inc. (米国、カリフォルニア州)
 生産能力 
500t/年増強(現行生産能力1,500t/年を2,000t/年に増強)
 稼働予定 
2005Q4

SGLカーボングループへの生産委託
 委託工場 
SGL Technic Ltd. (英国スコットランド)
 委託量 
500t〜750t/年
 委託生産開始 
2006Q1
 品種 レギュラートウ

 
Grafil Inc..の概要
 代表者 臼井 湘一(社長)
 本社所在地 
5900 88th Street Sacrament, CA 95828, U.S.A.
 資本金 
1,207千ドル(20041231日現在)
 出資比率 
MITSUBISHI RAYON AMERICA INC. 100%
 事業内容 炭素繊維の製造販売

SGL カーボングループの概要
 代表者 
Robert J. Koehler CEO
 本社所在地 
Rhingaustrasse 182/65203 Wiesbaden, Germany
 事業内容 黒鉛材料、炭素繊維複合材料の製造販売
 資本金 
117百万ユーロ(20031231日現在)
 売上高 
1,046百万ユーロ(2003年度)

三菱レイヨングループの炭素繊維生産能力について (単位:t/年)

  2005
   
1
2006
   
Q1
米国 

1,500

2,000

日本 

3,200

3,200

欧州*)  

0

500
750

合計 

 4,700

5,700
5,950

   *)欧州は生産委託量


日本経済新聞 2005/4/13               東レ発表

炭素繊維を増産へ 東レ 250億円投資、三菱レイヨン 生産量1.7倍  航空機向け需要増

▼炭素繊維

 比重は鉄の5分の1、強度は10倍と軽くて強い。アクリル繊維を二度焼成して作るため腐食にも強い。1970年代からゴルフクラブのシャフト用などに使われ始め、最近ではロケットや人工衛星など航空・宇宙分野、自動車部品など用途が拡大している。東レ三菱レイヨン、帝人グループの東邦テナックスの3社で世界市場の7割を占める。

 東レは炭素繊維の原糸を一貫生産する2ラインと、炭素繊維にエポキシ樹脂を浸しシート状に加工する「プリプレグ」と呼ぶ素材の生産設備を増設し、2007年1月から稼働する。この結果、愛媛工場の炭素繊維の年間生産能力は4700トンから47%増の6900トンに、プリプレグの生産能力は500万平方メートルから1080平方メートルに倍増する。

 一方、
三菱レイヨンはアクリル繊維などを生産する大竹事業所に新ラインを建設。08−09年に稼働し年間2千トンのぺースで炭素繊維を量産する。
 05年末からは先行して米国工場(カリフォルニア州)の生産能力を年1500トンから2千トンに増強。英国でも06年初めから年間500トンのぺ−スで新たに炭素繊維を量産。既に稼働し仏エアバスに炭素繊維を供給している豊橋工場(愛知県豊橋市)と合わせて炭素繊維の生産能力を年7700トンに引き上げる。


2005年4月12日 東レ

炭素繊維“トレカ”の戦略的事業拡大について
250億円を投じ愛媛で生産増強 2010年に売上高1,100億円超へ
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr050412.html

 東レ(株)はこのたび、PAN系炭素繊維“トレカ”の日本における生産設備増強を決定しました。当社愛媛工場(愛媛県伊予郡松前町)に、炭素繊維原糸(プリカーサ)の重合・製糸、および焼成までの一貫生産ライン2系列(計2,200トン/年)と、樹脂を含むプリプレグ(1) 生産設備1系列(580万m2/年)を増設します。総投資額は250億円で、2007年1月からの稼働開始予定です。

 東レは炭素繊維 “トレカ” 複合材料を当社グループの先端材料の中核商品として位置づけ、戦略的な事業拡大を推進しています。今回の生産設備増強は、フランス、米国に次ぐ第3期増設にあたります。これにより、2007年時点におけるグループ
炭素繊維生産能力は13,100トン/年に(2) 、プリプレグは同2,220万m2/年(3) にそれぞれ拡大します。当社は炭素繊維の世界ナンバーOneメーカーとして、引き続き日米欧の世界3極、将来的には中国における現地生産化も視野に入れたグローバル供給体制の強化を推進してまいります。炭素繊維・中間基材・コンポジットにわたる総合技術開発力の強化と垂直統合型事業の拡充により、炭素繊維“トレカ”複合材料事業を2010年には世界販売シェア約40%(4)、売上高1,100億円超に拡大してまいります。

(1) プリプレグ(Prepreg):炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したシート。  
(2) 2006年初に稼働開始予定の米国CFA社増設分1,800トン/年を含む。(現在:9,100トン/年)
(3) 2006年初に稼働開始予定の米国TCA社増設分620万m2/年を含む。(現在:1,020万m2/年)
(4) 2004年現在の当社世界販売シェアは約34%。(当社推定)


2005年4月22日 東レ

炭素繊維 自動車車体への本格実用化加速
−新工法で成形時間を10分以下に−
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr050422.html

 東レ(株)は、このたび、世界ナンバーOne事業である炭素繊維を用いた複合材料(CFRP1 )について、自動車車体などを大量生産可能な高速成形技術の確立に世界で初めて成功しました。


日本経済新聞 2005/5/14

「耐炎繊維」の生産能力3倍 
東邦テナックス

 東邦テナックスは7月から航空機のブレーキ板や電池用の電極などに使う難燃性の新素材「
耐炎繊維」を増産する。米テネシー州の工場に設備を新設、世界全体の生産能力を3倍強に引き上げる。

 揖斐川工場(岐阜県神戸町)で年間600トンを生産しているが新たに14億円を投じて米テネシー工場に生産設備を設置。世界全体の生産能力を従来比3.3倍の同200トンに増やす。


2005年11月10日 三菱レイヨン

炭素繊維の生産能力増強のお知らせ

http://www.mrc.co.jp/press/p05/051110.html

 三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:皇 芳之)は、炭素繊維の需要増に応えるため、豊橋事業所内で2,200トン/年の焼成ラインを建設することを決定しました。2007年第2四半期の稼働を目指し、投資額は約70億円の予定です。

生産拠点 : 豊橋事業所 (愛知県豊橋市) 
生産能力 : 2,200トン/年
稼動予定 : 2007年第2四半期
投資額 : 約70億円


【三菱レイヨングループの炭素繊維生産能力】 (単位:t/年)

  2005年10月現在 2007年第2四半期

日本

3,200

5,400

米国

1,500

2,000

欧州*)

0

500〜750

合計

4,700

7,900〜8,150

*)欧州は生産委託量


2005/11/15 Hexcel      Hexcel to build prepreg facility in China

Hexcel building Carbon Fiber plant in Europe
http://www.hexcel.com/News/Press+Releases/Hexcel+building+Carbon+Fiber+plant+in+Europe.htm

Hexcel Corporation today provided details of its previously announced capacity expansion for Magnamite(R) carbon fiber. As part of that program, Hexcel is building a carbon fiber plant near Madrid, Spain. In the United States, the Company is adding an additional carbon fiber line to its Salt Lake City, UT facility and additional capacity at its Decatur, AL facility. The new U.S. line will be aerospace qualified by the end of 2007 and the Spanish line in 2008.
These additional carbon fiber manufacturing lines constitute the previously announced $100 million project that will increase Hexcels global carbon fiber capacity by about 50%. Approximately half of this capacity expansion will be provided by the new Spanish plant, where one carbon fiber line will be installed initially, with space to add further lines as required to meet demand from new programs. Hexcel is the leader in advanced composite materials for aerospace and also is a leading producer of high strength and intermediate modulus carbon fibers used in military and commercial aircraft, launch vehicles and satellites.
Mr. David E. Berges, Hexcels Chairman, President and CEO said, The large increase in carbon fiber composites usage in commercial and military aircraft is driving Hexcel to expand its manufacturing capacity to support growing customer demand. Hexcel is already the worlds largest producer of intermediate modulus carbon fiber, a type of fiber that is being increasingly specified in new aerospace programs, and we are pleased to establish European manufacturing of carbon fiber to complement our existing and expanded capacity in the United States. With this expansion, we should be very well positioned to support the growth in our European customersproduct requirements such as the full range of Airbus commercial airliners, business jets from Dassault, engine nacelles from Aircelle, helicopters from Eurocopter and other military aircraft from EADS.

Hexcel Corporation is a leading advanced structural materials company. It develops, manufactures and markets lightweight, high-performance reinforcement products, composite materials and composite structures for use in commercial aerospace, space and defense, electronics, and industrial applications.


Hexcel Corporation   http://www.hexcel.com/about/

Hexcel is the largest US producer of carbon fiber; the worlds largest weaver of structural fabrics; the leading global producer of fiberglass electronic materials; the number one producer of composite materials such as honeycomb, prepregs, film adhesives and sandwich panels; and a leading manufacturer of composite parts and structures.

The company that came to be known as Hexcel was born and raised in the San Francisco Bay area of Northern California, nurtured by a band of fraternity brothers from the University of California at Berkeley.

Hexcel today offers a breadth and depth of products and services that is unmatched in the industry. At our worldwide facilities we manufacturer the full spectrum of advanced material solutions this includes everything from structural fiber and reinforcement fabrics to pre-impregnated materials (or prepregs) and honeycomb core to finished aircraft structures and materials.


2005年12月12日 東レ

PAN系炭素繊維“トレカ”複合材料の欧州における生産増強について
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr051212.html

 東レ(株)はこのたび、炭素繊維複合材料の中長期的な需要拡大に対応するべく、PAN系炭素繊維 “トレカ”の欧州における生産設備増強を決定しました。フランスの炭素繊維生産販売子会社であるソフィカール社(、本社:フランス・アビドス)に、年産800トンの炭素繊維焼成設備を1系列増設し、2007年8月からの稼働開始を目指します。材料事業における拡大策は、これら“攻め”の経営方針に基づくものです。

<補足>
ソフィカール社概要
1.英文名  Societe des Fibres de Carbone S.A. (SOFICAR)
2.事業概要  PAN系炭素繊維の製造・販売
3.設立  1984年12月
4.資本金  24.8百万ユーロ(3,472百万円)
5.出資  東レ 70%、ARKEMA社 30% 
         *
Atofina's Chemical Intermediates Plastics divison will now be called Arkema  
6.所在地  フランス共和国ピレネー県アビドス市
7.社長  Michel Brisson (東レ(株)常任理事)
8.生産能力  2,600トン/年(本増設後:3,400トン/年)

東レグループ・PAN系炭素繊維生産能力(年産トン)

  現 在 2006年1月 2007年1月 2008年1月
日本(愛媛工場) 4,700 トン 4,700 トン 6,900 トン 6,900 トン
フランス(SOFICAR) 2,600 トン 2,600 トン 2,600 トン 3,400 トン
アメリカ(CFA) 1,800 トン 3,600トン 3,600トン 3,600トン
グループ計 9,100 トン 10,900トン 13,100 トン 13,900 トン

 


2006年1月24日 クレハ

米国の炭素繊維断熱材製造会社の買収について
http://www.kureha.co.jp/topics/pdf/060124.pdf

 株式会社クレハ(社長:田中宏)の米国法人クレハ・アメリカ(Kureha America Inc. 本社:ニューヨーク)は、本年1月末、炭素繊維断熱材製造会社のTTSM, Inc.社(本社:米国ピッツバーグ郊外)の株式を100%取得し、クレハ・アメリカの完全子会社にすることに致しましたので、お知らせします。

 当社はいわき工場(福島県いわき市)で生産増強を図ってきましたが、一昨年には、中国において、上海呉羽化学有限公司を設立し、同様に炭素繊維成型断熱材の製造販売を行っており、それぞれフル生産の状況にあります。


[TTSM社の概要]
設立 1997年
本社
10 Acee Drive Highlands Industrial Park, Natrona HeightsPA州 米国
社長 近藤正治(現在)
従業員数 11名
売上規模 約2億円
株主 近藤正治(現在100%) 買収後Kureha America Inc. 100%

[参考情報]
上海呉羽化学有限公司の概要
設立 2003年4月30日
本社 中国 上海市嘉定区高台路979
董事長 萩野 弘二
従業員数 66名
売上規模 約6億円
株主構成 潟Nレハ85% 三菱商事鰍P5%


2006/04/12 東邦テナックス

炭素繊維“テナックス”生産能力増強について

3. 増設の概要
(1)設置場所      東邦テナックス三島事業所(静岡県駿東郡長泉町)
(2)設備内容      炭素繊維およびプリカーサー製造設備ならびに附帯設備
(3)炭素繊維生産能力  年産2,700トン(標準銘柄換算) ※プリカーサー生産能力については公表しておりません。
(4)総投資額      107億円

4.スケジュール
 2006年4月 工事着工
 2008年4月 営業運転開始

5. 業績に与える影響
 平成18年3月期決算に与える影響はありません。平成19年3月期業績見通しは4月28日開示予定の平成18年3月期決算発表にて公表いたします。


6. 増設後の生産体制
東邦グループの炭素繊維生産能力
RT=レギュラートウ、LT=ラージトウ (単位:d/年)

  2005年末 2006年末 2008年末

日本

RT   3,700

RT   3,700

RT   6,400

ドイツ

RT   1,900

RT   3,400

RT   3,400

米国

LT   2,600

RT    700
LT
   1,300

RT    700
LT
  1,300

合計

8,200
内訳    
RT  5,600
LT   ,600

9,100
内訳    
RT   ,800
LT   1,300

11,800
内訳    
RT  10,500
LT   1,300

(注)RT(レギュラートウ)とLT(ラージトウ)の違い
 RTとLTはその特長により、使用分野における棲み分けが進んでいます。

  RT LT
フィラメント数 〜24K(24,000本) 40K(40,000本)〜
主な使用分野 航空宇宙
スポーツレジャー
産業資材
産業資材
(主にコンパウンド)
特長 RTはLTに比べ機械的性能が高く、取扱い性が良い


【参考資料】
PAN 系炭素繊維需要予測(単位:トン/年)

  2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年

航空機

4,620

5,630

6,550

7,050

7,850

8,530

一般産業

11,300

13,310

14,970

17,910

21,050

23,470

スポーツ

4,900

5,110

5,260

5,430

5,610

5,720

合 計

20,820

24,050

26,780

30,390

34,510

37,720


2006年4月25日 東レ

米国ボーイング社B787向けに炭素繊維複合材料の長期供給に関する包括的正式契約を締結
http://www.toray.co.jp/news/carbon/nr060425.html

 東レ(株)はこのたび、米国ボーイング社(Boeing Co.本社;米国イリノイ州シカゴ)の次世代中型旅客機B787(2008年就航予定)向け炭素繊維複合材料について、同社との間で、2021年までの16年間(5年間のオプションを含む)に亘る長期供給に関する包括的正式契約を締結しました。

 当社は2004年5月に、B787の主翼と尾翼を対象として、炭素繊維UD(一方向)プリプレグ1)の長期供給基本契約を同社と締結しました。今回はそれに加え、胴体向けに炭素繊維クロス(織物)プリプレグの追加受注を獲得するとともに、供給条件の詳細を含めた包括的な正式契約を両社間で締結しました。当社の炭素繊維“トレカ”2) と“トレカ”プリプレグの品質優位性をはじめ、長期にわたる安定した素材供給実績、およびボーイング社と培ってきた信頼関係が評価されたものです。

<参考>
PAN系炭素繊維 “トレカ”生産能力 (年産 トン)

  2006年1月 2007年1月 2007年8月

日本(愛媛工場)

4,700 トン

6,900 トン

6,900 トン

フランス(ソフィカール社)

2,600 トン

2,600 トン

3,400 トン

アメリカ(CFA社)

3,600 トン

3,600 トン

3,600 トン

グループ計

10,900 トン

13,100 トン

13,900 トン

“トレカ”プリプレグ生産能力 (年産 千m2)

  2006年1月 2007年1月

日本(愛媛工場)

5,000 千m2

10,800 千m2

アメリカ(TCA社)

11,400 千m2

11,400 千m2

グループ計

16,400 千m2

22,200 千m2

 


2006年6月16日 東レ

炭素繊維複合材料の革新的量産技術を開発
プラスチック、金属に匹敵する量産性を実現 複雑形状にも対応可能に


材料加工(成形・組立)技術の革新
(1) 成形技術の革新として、一方向プリプレグ2)を積層した後、短時間で所定の形状にプレスできる超高速プレス成形技術を開発しました。金属プレスなど、板材の大量生産で実績のあるプレス成形法をCFRP向けに応用し、
従来比10倍以上の速さで固まる新開発の超高速硬化エポキシ樹脂を組み合わせて技術確立したものです。本開発技術により、材料の配置から脱型までの成形時間を3分以内に大幅短縮することに成功しました。また、超高速硬化エポキシ樹脂を組み合わせた専用プリプレグは厚み1mm以下で、最適な積層構成を設計追求することで製品の薄型軽量化と高剛性の両立が可能になります。
(2) 組立技術の革新として、CFRPとプラスチックなど異素材を熱溶着で接合する“CFRPハイブリッド技術”の開発に成功し、製品組立の時間短縮と効率化を実現しました。
射出成形機にCFRPを配置し、熱可塑性樹脂をインサート成形する新規接合技術により、ノートパソコン筐体を1分以内で組み立てることに成功しました。


2006/6/26 化学工業日報

クレハ、ピッチ系炭素繊維の生産を拡大

 クレハはピッチ系炭素繊維の生産体制を大幅に拡充する。今年12月の稼働をめどに、いわき工場(福島県)に原糸生産新ラインを導入し、生産能力を5割増の年1100トン体制に引き上げるほか、国内、米国、中国の各加工工場もそれぞれ2008年まで増強に着手する。総投資額は25億円。同社は2005年にいわき工場で原糸の生産能力を年600トンから750トンに引き上げたばかり。


2006/8/10 昭和電工

カーボン・ナノファイバー「VGCF(R)」の生産能力を増強
http://www.sdk.co.jp/aa/news/2006/aanw_06_0605.html

昭和電工株式会社(社長:高橋 恭平)は、リチウムイオン電池の添加材等に使用されるカーボン・ナノファイバー「VGCF(R)(気相法炭素繊維)」の生産能力の増強を行うことを決定しましたのでお知らせいたします。

当社独自の製品である「VGCF」は、高成長が続くリチウムイオン電池向けに需要が急拡大しており、年産能力40トンでのフル生産を継続しています。しかし、お客様からの増量要請に十分お応えできない状況が続いていることから、今般、能力を増強することを決定いたしました。本年下期に着工し、2007年より年産100トン体制に移行する予定です。


 本年からスタートした連結中期経営計画「プロジェクト・パッション」では、カーボン・ナノファイバー事業を、成長事業として位置づけております。量産化技術の向上やコストの引き下げにより競争力の強化を図り、2010年には売上高を100億円まで引き上げる予定です。


平成18年10月30日 帝人

子会社株式の取得に関するお知らせ

 本日、当社は、日清紡績株式会社から当社の子会社である東邦テナックス株式会社株式を下記のとおり取得することを決定しました。
なお、当該取得は証券取引法施行令第31条に該当いたしますので、お知らせ致します。

1.株式取得の内容
(1)取得先 :日清紡績株式会社
(2)対象株式 :東邦テナックス株式会社 普通株式
(3)取得株式数 :14,179,000株
(4)取得議決権数 :14,179個
(5)議決権所有比率:9.17% (9月30日現在)
(6)受渡し日 : 平成18年11月 6日

2.取得の理由
 当社は平成11年10月に東邦レーヨン梶i現東邦テナックス梶jの普通株式を55.25%取得し、炭素繊維事業を当社グループのコアビジネスとして積極的な資源投入を実施し、利益ある成長を目指すことを基本方針としてきました。
 この方針に基づき、平成18年8月28日には当社を引受け先とした
東邦テナックス鰍フ第三者割当増資を決定し、当社の株式保有比率は59.32%となりました。
また、旧東邦レーヨン鰍フ事業を日清紡績鰍ゥら引き継ぐにあたり、経営移転後の安定した事業運営を図るため、10.09%(
第三者割当増資後9.17%)の株式を日清紡績鰍ノ引き続き保有していただいておりました。
 平成18年8月の増資引き受けも含め、当社の高機能繊維事業グループの主要会社としての地位を固めることができたことから、この度、日清紡績鰍フ保有する東邦テナックス鰍フ普通株式9.17%を取得することとしました。今後、当社グループは、炭素繊維事業のコアビジネスとしての位置付けを更に強固なものとし、引き続き成長が予想される市場での需要増大に的確に対応していきます。
また、同社は既に当社の連結子会社であるため、今回の取得が当社の業績に与える影響は軽微です。



日本経済新聞 2007/2/9

炭素繊維3割増産 東レ、石川県に新工場 日米仏で550億円投資

 東レは代表的な先端素材である炭素繊維の生産能力を2008年末までに約3割増やす。愛媛県と米国、フランスにある既存工場で一斉に設備を増強、石川県に新工場を建設する。総投資額は550億円。軽量で強度が高い炭素繊維は鋼材の代替として航空機の機体や自動車部品などに需要が拡大している。大型投資に踏み切り、世界シェア首位の座を確実にする。
 炭素繊維の生産能力を現在の年1万3100トンから1万7900トンに引き上げる。08年12月までに、米国アラバマ州とフランスの工場の生産能力を現行(建設中も含む)に比べ1.5倍に拡大。国内では08年1月に愛媛工場(愛媛県松前町)に付加価値の高い製品だけを製造する400トン規模の設備を新設する。
 炭素繊維は樹脂と混ぜた複合材料としても出荷する。日米で年580万平方メートルの生産設備を建設。国内では衣料用繊維などを生産する石川工場(石川県能美市)の敷地内に複合材料を生産する工場棟を新設する。

日本勢の寡占続く

 
 高収益の背景には強固な寡占状態の業界構造がある。大手3社がシェア争いせず得意分野に注力。品質のカギを握る原糸の製造技術は各社各様で、容易に導入できず参入障壁が高いことも業界の安定に寄与している。


2007年2月9日 東レ

炭素繊維 日米仏3拠点で4,000トン増設
国内では石川県にプリプレグ生産の新拠点

<炭素繊維生産能力> (トン/年)
  現有能力 2007年8月 2008年1月 2008年12月 今回の増分
愛媛工場 6,900トン 6,900トン 7,300トン 7,300トン + 400トン
米国CFA 3,600トン 3,600トン 3,600トン 5,400トン + 1,800トン
仏ソフィカール 2,600トン 3,400トン 3,400トン 5,200トン + 1,800トン
グループ計 13,100トン 13,900トン 14,300トン 17,900トン + 4,000トン
 
 
<プリプレグ生産能力> (u/年)
  現有能力 2008年7月 2009年1月 今回の増分
愛媛工場 1,080万u 1,080万u 1,080万u -
米国TCA 1,140万u 1,720万u 1,720万u + 580万u
石川工場 580万u + 580万u
グループ計 2,220万u 2,800万u 3,380万u + 1,160万u
 
(表中の青字は、今回の決定に伴う増設実施後の生産能力と稼働開始時期を示します)
 

<工場、関係会社の概要>
愛媛工場
設 立:1938(昭和13)年4月
所 在 地:愛媛県伊予郡松前町大字筒井1515
生産品目:ポリエステル短繊維、アクリル短繊維、PPS繊維、PBT樹脂、LCP樹脂、
       PAN系炭素繊維およびプリプレグ、成形品、逆浸透膜エレメント、動物用インターフェロン

石川工場
設 立:1975(昭和50)年6月
所 在 地:石川県能美市北市町リ1
生産品目:ナイロン長繊維、ポリエステル長繊維

トーレ・カーボンファイバーズ・アメリカ社(Toray Carbon Fibers America, Inc. (CFA))
設 立:1997(平成9)年5月
所 在 地:米国アラバマ州ディケーター市
資 本 金:115百万米ドル(東レ 100%)
事業概要:PAN系炭素繊維の製造・販売

トーレ・コンポジット・アメリカ社(Toray Composites (America), Inc. (TCA))
設 立:1992(平成4)年5月
所 在 地:米国ワシントン州タコマ市
資 本 金:44百万米ドル(東レ 100%)
事業概要:PAN系炭素繊維プリプレグの製造・販売

ソフィカール社(Societe des Fibres de Carbone S.A.(SOFICAR))
設 立:1982(昭和57)年12月
所 在 地:フランス共和国ピレネー県アビドス市
資 本 金:34.8百万ユーロ(東レ 70%、ARKEMA社 30%)
事業概要:PAN系炭素繊維の製造・販売


平成19年5月28日 帝人/東邦テナックス

帝人株式会社による東邦テナックス株式会社の完全子会社化に関するお知らせ

 帝人株式会社(以下、「帝人」)と東邦テナックス株式会社(以下、「東邦テナックス」)は、平成19年5月28日開催のそれぞれの取締役会において、平成19年9月1日を期して、下記のとおり、帝人を完全親会社、東邦テナックスを完全子会社とする株式交換(以下、「本株式交換」)を行う事を決議しましたので、お知らせいたします。
 本株式交換の結果、効力発生日である平成19年9月1日をもって帝人は東邦テナックスの完全親会社となり、完全子会社となる東邦テナックスの株式は平成19年8月28日に上場廃止(最終売買日は平成19年8月27日)となる予定です。

1.株式交換による完全子会社化の目的
(1)本株式交換の目的
 平成12年2月に帝人が東邦レーヨン株式会社(現東邦テナックス)の普通株式の過半数を取得して以降、帝人グループは炭素繊維事業をコアビジネスとして位置付け積極的に経営資源を投入し、利益ある成長を目指すことを基本方針としてきました。その後第三者割当増資の引き受け等により帝人の持株比率は現在68.41%となっています。
 帝人による東邦テナックスの完全子会社化は、帝人グループにおける炭素繊維事業のコアビジネスとしての位置付けを更に強固なものとし、引き続き高い成長率が予想される炭素繊維への需要増大に的確に対応する他、帝人グループの技術、知見を活用し帝人グループ事業との共同展開を一層促進し、東邦テナックスの事業拡大を通じて帝人グループ全体の企業価値を向上させることを目的としています。


(2)株式交換比率

会社名 帝人(完全親会社) 東邦テナックス(完全子会社)
株式交換比率   1   1.15

日本経済新聞 2007/8/3

三菱レイヨン 炭素繊維3割増産 120億円投資 風力発電など向け

 三菱レイヨンは2日、代表的な高機能繊維である炭素繊維の生産能力を2009年に増強すると発表した。大竹事業所(広島県大竹市)に約120億円を投じ、原料となる特殊なアクリル繊維を焼成して炭素繊維にする生産ラインを新設する。同社の生産能力は現行と比べて33%増え、年間1万850トンになる。
 新しい生産ラインの能力は年産2700トンで、09年10月にも稼働させる。


日本経済新聞 2007/10/9         東レ発表   

東レ、炭素繊維で車部品 10年に新工場 投資額300億円 世界初の量産
 鉄鋼と素材間競争

 東レは高強度・軽量材料の炭素繊維を使った自動車部品事業に世界で初めて本格参入する。2010年にも約300億円を投じて開発機能を備えた専用工場を名古屋市に建設、トヨタ自動車などに売り込む。炭素繊維は現在の自動車の主力素材である鉄に比べ重さは4分の1で強度は10倍。日米欧で強まる自動車の燃費規制に対応するために車体の軽量化は欠かせない手段になっている。地球環境問題が自動車の素材転換を促す動きが加速しそうだ。


▼炭素繊維
 アクリル繊維を高温で熱処理してつくる産業用素材。軽く強度に優れる点から「夢の素材」とされてきたが、コスト高が課題だ。2006年の世界市場は約2万8千トン、出荷額は2千億円前後とみられる。東レ、帝人子会社の東邦テナックス、三菱レイヨンの国内3社が世界シェアの7割を握る。従来は釣りざお、ゴルフクラブのシャフトなどのスポーツ分野が代表的な用途だった。今後は航空機や自動車など産業分野の需要拡大が期待されている。


2007/10/10 日本経済新聞

東レ 「高付加価値」シフト 炭素繊維で車部品 発表

 東レは9日、炭素繊維を使った自動車部品を供給する中核工場を名古屋事業場(名古屋市)に整備すると発表、高付加価値事業へのシフトを一段と加速する姿勢を鮮明にした。合繊原料など化学品を生産していた跡地に新工場を建設し、炭素繊維強化プラスチックの成型品などの供給拠点にする。新工場の自動車向けの売上高は2015年度に1千億円になる見通し。

2007年10月9日 東レ    

名古屋に「オートモーティブセンター」を設置
− 自動車向け技術開発を強化・拡充 名古屋事業場の機能転換に向けた第一弾 −

 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:榊原 定征、以下「東レ」)はこのたび、先端材料の拡大による高収益企業への転換を加速するべく、名古屋事業場(愛知県名古屋市)を「自動車・航空機」分野向けの中核工場として機能転換を図る基本構想を策定し、その第一段階として、自動車向けの技術開発拠点「オートモーティブセンター(AMC)」の設置を正式に決定しました。投資額は約25億円で、2008年6月の開所を予定しています。

 東レは「オートモーティブセンター」を活用して、短期的には既存技術の横展開、日系自動車メーカーのグローバル生産に対応しながら事業拡大を図り、中長期的には自動車産業の変革に沿った先端材料・技術開発を進め、新規需要の取り込み・創出を推進します。これらの取り組みにより、自動車向け事業売上高を、2006年度実績:1,240億円から2015年度:3,500億円に拡大していきます。

 なお当社は今後、名古屋事業場を「自動車・航空機」分野向けの中核工場とする機能転換を推進していきます。自動車・航空機産業の成長著しい中京地区に両分野向けの開発機能と生産機能を集約することで、重要顧客と近接する名古屋事業場の立地の利点を最大限活かし、自動車・航空機向け先端材料の開発を強化・拡充します。「オートモーティブセンター」に続き、愛媛工場(愛媛県松前町)と滋賀事業場(滋賀県大津市)のコンポジット(炭素繊維複合材料成形品)技術開発機能を移転して「アドバンストコンポジットセンター(仮称)」を新設し、既存の「樹脂応用開発センター」と合わせて自動車・航空機向けの総合技術開発拠点「A&Aセンター」(Automotive & Aircraft Center)」を整備します。同時に生産機能についても見直しを図り、自動車・航空機向けの樹脂、コンポジット、高機能ケミカル製品の各生産体制を順次構築していきます。なお、名古屋事業場の構造改革は2010年までに完了する計画で、総投資額は約200億円を見込んでいます。

「オートモーティブセンター」(AMC)概要

2. 重点テーマ:
 環境・エネルギー問題に大きく貢献する下記テーマを中心に技術開発を推進します。特に世界ナンバーワン素材である炭素繊維複合材料の自動車分野での拡大を推進し、車体軽量化に貢献するために、当社の自動車向け主力素材のひとつである樹脂との技術融合を図り、リサイクル性に優れる熱可塑コンポジットによる外板、外装、準構造体等を中心に技術開発を推進する予定です。

(1) 車体軽量化技術
(2) 次世代自動車用部材開発(ハイブリッド自動車、燃料電池車等)
(3) 非石油系素材適用化技術
(4) カーエレクトロニクス対応

 


2007年10月11日 東邦テナックス

炭素繊維「テナックス®」の生産増強について

帝人グループで炭素繊維事業を展開している東邦テナックス株式会社(本社:東京都文京区、社長:宇都宮 吉邦)は、100%子会社であるToho Tenax Europe GmbH(ドイツ国ブッパタール、以下「TTE社」)において、2009年8月稼働を目標に炭素繊維製造ラインを増設することを決定しました。

3.増設後の生産体制
 <帝人グループの炭素繊維生産能力>                  (単位:トン/年)

  現 在 2008年
三島事業所増設後
2009年
ドイツ増設後
日 本 3,700 6,400 6,400
ドイツ 3,400 3,400 5,100
米 国 2,000 2,000 2,000
合 計 9,100 11,800 13,500

 


日本経済新聞 2007/11/14

新日鉄マテ・新日石 炭素繊維生産2.6倍に 半導体装置用など強化

新日本製鉄子会社の新日鉄マテリアルズと新日本石油は13日、共同で炭素繊維を増産すると発表した。両社が出資する
日本グラファイトファイバーが、2009年6月に年間の生産量を現行の2.6倍の180トンに引き上げる。投資額は約30億円。半導体や液晶パネル製造装置向けを強化し、自動車用途の開拓で先行する東レなどと異なった戦略を鮮明にする。


2008年1月28日 クレハ

炭素繊維事業の拡大について


〔生産設備の増強計画について〕
【いわき事業所】
 炭素繊維原糸は段階的に1,100 トン→1,800 トン(年産)へ増設、加工品の能力は倍増へ

炭素繊維原糸の生産能力(年産、以下同じ)を現行の1,100 トンから1,450 トンへ増設(2009年春稼働開始)します。引き続き第2次増設として、1,800 トンへの増設を計画しています(2012年春稼動予定)。
加工品の生産能力は、断熱材「クレカFR」、原糸を短繊維化した「クレカチョップ」について、いずれも倍増とします(2012 年春迄に段階的に増設)。
※ 2006年12月に炭素繊維原糸を750 トンから1,100 トンに増設しましたが、2007年で既にフル稼働となっており、2008年もフル稼働が継続する見込みです。

【上海呉羽化学有限公司】
 成型断熱材の生産能力は3 倍へ

上海市嘉定工業区南区の工業団地において2004 年に稼働開始しましたが、2006年秋の上海市および嘉定区政府からの移転要請に対し、嘉定工業区北区の工業団地へ移転することで合意しました。
移転にあわせ、「クレカFR」の生産能力を倍増します(2009年春稼働開始)。引き続き第2次増設として、「クレカFR」を現行比 3倍への増設を計画しています(2012年春稼動予定)。
  なお、現所在地の嘉定工業区南区の生産設備は、段階的に嘉定工業区北区の新工場へ移設します(2009年秋迄に移設予定)。

 


2008年2月19日 東レ

PAN系炭素繊維“トレカ”の生産体制増強について
愛媛で特殊細物炭素繊維を増産 総投資額160億円

 東レ(株)(本社:東京都中央区、社長:榊原 定征、以下当社または「東レ」)はこのたび、PAN系炭素繊維“トレカ”の生産設備増強を決定しました。当社の愛媛工場(愛媛県松前町)に、年産能力1,000トンの産業用特殊細物炭素繊維焼成設備を増設し、2009年7月からの稼働開始を目指します。なお今回の決定に伴う、プリカーサー(炭素繊維原糸)製造設備と炭素繊維焼成設備の増設、ならびに工場敷地の整備費用を合わせた総投資額は約160億円を計画しています。今回の増設により、愛媛工場の炭素繊維生産能力は8,300トン/年に(現:7,300トン/年)、当社グループ生産能力は18,900トン/年(現:14,300トン/年)に拡大します。


2009年1月21日 クレハ

いわき事業所 炭素繊維増強設備の稼働開始について


 当社は、昨年1月28日に“炭素繊維事業の拡大について”として、2012年までの設備増強計画を公表しました。その後の太陽電池市場の急速な拡大に伴って断熱材の供給体制を早急に構築していく必要があることから、まず“炭素繊維原糸”の増強設備を2ヶ月前倒しで稼働開始させることとしました。これにより、原糸生産能力は
年産1,100トンから年産1,450トンへと従来比3割増強されます(将来年産1,800トンまで増強予定)。

 また、いわき事業所の“炭素繊維加工品”(成形断熱材「クレカFR」および短繊維「クレカチョップ」)の生産設備についても増強工事を進めており、本年2月には従来比2倍の生産能力となります。

 当社は、今年度から2012年度までの新中期経営計画「中計GG(Grow Globally」において炭素繊維事業を成長ドライバーのひとつと位置づけ、生産販売体制のグローバルなネットワーク構築に注力しております。現在、いわき事業所、
中国(上海)および米国(ペンシルバニア州)の各生産拠点における増強前倒しや追加対応を含め事業シナリオを再構築しているところです。


2009年9月16日 三菱レイヨン

サイテック エンジニアード マテリアルズ社との航空機用複合材料の開発・供給についての合意に関するお知らせ

三菱レイヨン株式会社(本社:東京都港区、社長:鎌原 正直)は、サイテック エンジニアード マテリアルズ社(Cytec Engineered Materials Inc.、本社:米国アリゾナ州テンペ、社長:Steven Speak)と航空機に用いられる炭素繊維複合材料の開発および、開発材料の供給に関する戦略的事業協力を進めることに合意いたしまし た。この合意により、両社は航空機構造材料市場で求められる高性能炭素繊維複合材料を開発し、その製造技術を共有するとともに、航空機産業界への先端複合 材料の安定供給を目指します。

ボーイング社等の航空機メーカーは、燃費効率向上のため、機体の軽量化を目指してお り、次世代航空機の複合材料使用率は増加傾向にあります。CEM社は、世界で最も広範な航空機用複合材料のポートフォリオを有しており、当社は世界的な高性能炭素繊維のサプライヤーです。両社はかねてより航空機用複合材料の共同開発に取り組んできましたが、今回の合意により、両社はともに、航空機業界の顧客の厳格な要求にこたえるために必要な技術力をさらに高めていきます。CEM社は、当社の高性能炭素繊維の製造技術とその供給力を活用することにより、航空機メーカーの高度な要求、拡大する需要を満たすことが可能となります。一方、当社は、CEM社の航空機用先進樹脂・中間材料についての技術と長年の航空 機用材料の設計・納入に関する経験を、当社の技術力向上に活かすことが可能になると考えております。

サイテックエンジニアードマテリアルズ社(CEM社)の概要

1) CEM社名称:サイテックエンジニアードマテリアルズ社(Cytec Engineered Materials Inc.)
  ※サイテック インダストリーズ社(Cytec Industries Inc.、本社:米国ニュージャージー州ウッドランドパーク)の一ビジネスユニット
2) CEM社所在地:米国アリゾナ州テンペ
3) CEM社代表者:President:Steven Speak
4) CEM社事業内容:複合材料、接着剤等の製造、販売
5) サイテックインダストリーズ社売上高:3,639.9百万ドル (2008年)
6) サイテックインダストリーズ社従業員数:約6,700人(2008年12月末現在)

2012/11/14 三菱レイヨン 

ドイツTK Industries社の買収について

 三菱レイヨンは、このたび欧州市場における炭素繊維複合材料事業の発展拡大を図るため、ドイツの炭素繊維ファブリック開発製造会社であるTK Industries GmbHの全株式を取得し、10月31日付けで当社の100%子会社と致しました。今後、当社は高性能ラージトウをTK 社の多軸ファブリックに適用し、自動車用途をはじめ一般産業用途の成形加工に最適な中間基材の開発を加速します。

 TK社は2008年の創業で、特にラージトウを用いた炭素繊維多軸ファブリックの設計、開発に優れた技術、ノウハウを有しており、自動車用途、一般産業用途の顧客より高い評価を受けています。両社は、昨年7月に稼動を開始した当社大竹事業所炭素繊維工場(2,700トン/年)から供給される高性能ラージトウを採用した多軸ファブリックの開発を共同で進めて参りました。

 ドイツを中心とする欧州自動車市場では、炭素繊維強化樹脂(CFRP)を車体構造材に使用した電気自動車BMW i3が来秋に販売開始されるなど、CFRP部品を本格的に採用する動きが加速しており、中規模量産に適したRTM工法は、自動車用CFRP成形技術として主流になることが見込まれます。さらに、風車の高発電効率翼への交換需要の増大、北海での大型オフショア風車建設など、再生可能エネルギー分野での炭素繊維複合材料需要が益々増加する中、大物造形に適したRTM工法は一般産業用途でも重要性を増しています。

 これまで当社は、高性能ラージトウやハイサイクルプレス成形(PCM工法)用プリプレグ材料の開発・製品化をすすめてきましたが、今回RTM工法の基材となる多軸ファブリックの開発に強みを持つTK社がグループに加わったことにより、大手自動車メーカーをはじめとするユーザーへの提案力を強化し、欧州における炭素繊維複合材料事業の拡大を目指します。


【多軸ファブリック(Multi-axial Non Crimp fabric)について】
カーボンなどの強化繊維を多方向(通常2軸であれば±45°)に多層積層(2から4層)し、ステッチ糸で目止めしたもの

【TK Industriesについて】
1.正式社名  TK Industries GmbH
2.所在地    ドイツ バイエルン州 ナイラ(Naila)市
3.設立     2008年
4.会社概要  炭素繊維製多軸ファブリックメーカー